白川保友の名言 一覧

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白川保友のプロフィール

白川保友、しらかわ・やすとも。日本の経営者。「セントラル警備保障」社長。香川県出身。東京大学理学部卒業後、日本国有鉄道(国鉄)に入社。東日本旅客鉄道(JR東日本)取締役鉄道事業本部運輸車両部長、常務取締役鉄道事業本部副本部長などを務めたのちセントラル警備保障に入社。顧問、専務などを経て社長に就任。

組織に自分の考えを浸透させようと思うなら、複雑な旗印は逆効果になる恐れもあります。私が根付かせたかったものは極めてシンプルです。それは、顧客志向の会社に生まれ変わることでした。


カリスマ経営者タイプではない自分に何ができるのかを考えた時に、たどり着いたのが組織と人を固めていくことです。一人の社長が10年も20年も続けることはありません。時代の変化とともに新しい人が引っ張っていく体制をつくろうと考えました。


オーナー企業ならではの良さもあります。トップダウンで物事が決まる風土が残っていますから、今でもみんなが素早く動くという体質はあります。しかし、これはきちんとした指示がないと動かないことと裏腹です。企業が大きくなれば当然、トップダウンだけでは限界があります。自律的に動く組織作りを目指すことにしました。


顧客志向という考えが人を動かす力を持つと実感したのは、JR東日本の担当常務として、ICカード乗車券Suica(スイカ)とPASMO(パスモ)の相互利用に向けた交渉を進めていた時です。私鉄やバスなどのパスモとスイカを共通化する構想に対して、私鉄側の警戒感は容易に解けませんでした。JR東日本は緑がコーポレートカラーですので「緑色に染まるのは嫌だ」とか、「主導権を奪われてしまう」などの声が聞こえてきました。私は「JRのためでなく、顧客のためにやりましょう」と私鉄各社を何度も説得しました。最後は群馬県の水上温泉に各社の担当者に集まってもらい、合宿形式の議論に臨みました。こちらの手の内やノウハウはすべて公開すると宣言し、実質的にはその場で共通の方向が決まったのです。


社長就任後、まず取り組んだのが管理職を育てていくことです。それまでも管理職研修はありましたが、訓示や指示など上からの話ばかりで、眠気を我慢しながら聞いているのが実態でした。そこで、外部からコンサルタントを招き、事業計画を立てて、それを実行に移していく訓練を積んでもらいました。グループ営業やチーム営業を根付かせて、部長や課長は後輩を育てないと自分たちの成果も上がらない仕組みに切り替えました。ともすると個人主義に走りがちな管理職の意識改革を図ったのです。


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