田島敏弘の名言 一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加

田島敏弘のプロフィール

田島敏弘、たじま・としひろ。富士重工業社長。東京商科大学(現:一橋大学)卒業後、日本興業銀行入行。融資第三部長、取締役産業調査室長、常務取締役調査本部長、取締役副頭取。その後、富士重工業で副社長、社長に就任

決断力という資質、これは経営の長にある者に一番要求されるところの大きいものです。クライスラーのアイアコッカが書いた「わが闘魂の経営」を読んでいたら、「情報収集が50%の段階で決断したら失敗の公算が大である。しかし、95%の段階で決断しないと時期遅れになる」と書いてありました。まさにその通り。世の中の速い流れに対応して素早く決断することが大切だと思います。


英知とは破断力、洞察力といったもので、これらは先天的なものもありますが、後天的に努力して磨き上げることもできます。といっても、抽象的で分かりにくいかもしれませんが、世界的なマーケットで激しい技術・販売競争を繰り広げている自動車業界にあって、ユーザーのニーズに合致した車を開発するには、経営者の英知がとりわけ必要で、経営者にある車を開発すべきか否かの技術的評価能力がないと、経営方針もたたないということになってしまいます。


私の座右の銘「おのれを空しうして他人に尽くす」とは、自分勝手なことをやらず、社会全体のために尽くすということ。これは有史以来、日本の経済社会に連綿として流れてきた精神だと思います。今日では「おのれを空しうして他人に尽くす」という精神が空洞化しかねない動きが、日本の経済社会の一部にもみられるので、改めてこの日本古来の道徳律の尊さを強調し、守っていきたいと考えています。


一流の経営者になる条件として、日本でもアメリカでも奥さんがよくないとダメだということだと思います。経営者は多くの人間の生活を預けられている以上、モーレツ型にならざるを得ないが、その間、家庭をしっかり守っていく奥さんがいないと、経営者として十分に活躍していくことができなくなってしまいます。


製造業の経営者にはとくに経験が必要不可欠で、今日のようなわからないことが多すぎる時代にあって、霧の中をさまようような状況下で経営判断を求められている経営者には豊富な経験こそがなによりも必要と言えます。経験を欠いた頭のいい人ほどおかしな行動に走ってしまうという結果になるのではないでしょうか。


経営者の長たる者の心構えとしては、第一に「英知」、第二に「経験」、第三に「決断力」の三つが必要ではないかと思います。


人名ランダムピックアップ


経営・ビジネス・投資・仕事・お金・経済的な分野で成功を収めた人たちの名言を収録しています。

ページの先頭へ