田島弓子の名言 一覧

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田島弓子のプロフィール

田島弓子、たじま・ゆみこ。日本のキャリア・コンサルタント。成蹊大学文学部卒業後、IT業界専門の展示会主催会社などにてマーケティング・マネジャーを経て、マイクロソフト日本法人に入社。Windows2000からVistaまでの営業およびマーケティングに携わる。同社で営業部長などを経験したのち独立し、キャリア・コミュニケーション支援会社ブラマンテを設立。主に若年層や女性管理職にキャリアのコンサルティングや支援活動を行っている。著書に『ワークライフ“アンバランス”の仕事力』『プレイングマネジャーの教科書―結果を出すためのビジネス・コミュニケーション58の具体策』など。

苦労のない成功より、学びのある失敗の方が、たくましいビジネスパーソンとしての成長につながります。


失敗体験は同時に、克服体験にもなっています。大事なのは、失敗を失敗で終わらせないこと。トラブルを招いても、「ならば、どうする?」と知恵を絞ること。それが収束につながれば失敗は成功のプロセスにつながります。


ピンチを多く経験することが大事です。人はピンチを越えるごとに成長します。その都度視野は広くなり、人の立場を理解する力も育ち、解決策のアイデアも豊富になります。ピンチに強く、人と協働できる人は、どんな次代も組織の中で頭角をあらわす人材となるでしょう。


上司として心がけていたのは、どんなに忙しくても「話しかけないでオーラ」を出さないことです。チーム内の空気を活性化させるためにも、話しかけやすい上司でいることは必須です。大事な報告や相談を受けるきっかけを失うと、上司である自分も困ることになるからです。


部下個々人の能力や適性を見極め、本人の得意な仕事を任せるようにしました。そのとき「こういう仕事なら君に頼むのが一番でしょ?」など、部下の意欲を刺激する一言を添えていました。


部下に仕事を任せることで、部下は信頼されていると感じます。すると、こちらにも信頼を返してくれます。


不況下で人員削減が進み、どこの組織も人手不足です。管理職も自分の業務をこなしつつ部下も育成するプレイングマネージャーにならざるを得ません。とすると一人の統率力で成果を出すより、チームの力を最大限に引き出すことが不可欠です。周囲を見回す視野の広さ、フォローと言ったシマウマ型の能力が必要だと思います。


「強いメンバーたちが主張し合っているのなら、あなたはそのチームをまとめる役になればいい」とマネージャー研修の講師に言われました。それまで私は、よい上司とは強いカリスマ性で部下を率いていくものだと思っていましたが、自分の役割はむしろ部下を後方から支えることだ、と気づかされました。
【覚書き|日本マイクロソフト営業部長時代を振り返っての発言】


仕事をしている限り、利害の衝突する相手と対峙せざるを得ない場面が必ずありますが、そうした出会いもひとつの縁です。緊張したやりとりのなかにあってもベストな落としどころを真剣に考える。そんな経験が学びと成長をもたらします。


スケジューリングや整理とは、仕事の効率を上げるためだけでなく、オンオフをコントロールすることで心のストレスを軽減しながら、休息の質を高めるためにも大事だと思います。


人は仕事の量に関係なく、トンネルの出口が見えないときに一番ストレスを感じます。したがって、大事なのは自分で自分のスケジュールを「把握している感」を持つことだと思うのです。


1週間のタスクは前週の金曜日の退社前に、1日のスケジュールは前日の退社前に書いていました。前の晩のうちに「明日はこれをする」と翌日のことを把握しておけば、仕事のことを一時安心して忘れることができます。また翌朝の立ち上がりも早いですし、決められたタスクを塗りつぶしていくことに集中できるので、気分的にものすごく楽でした。


タスクをやり終えたらピンクのマーカーで塗りつぶしていきます。1日のタスクを全部塗り終えると小さな達成感があります。「全部塗りつぶしたから、今日はもう帰れる!」と心のスイッチをオフに切り替えるためにも使っていました。


きちんと整理整頓すればいいのはわかっていますが、現実問題としてビジネスマンは忙しいですよね。整理をするのはあくまで仕事の成果を出すためですから、最低限どこまでやればいいのか、そのラインを自分で決めておくことは有効かもしれません。


営業時代、名刺もかなりの量でしたので、全部の名刺を整理するという発想は捨てて、普段よく連絡するお客さんや協力会社さんの名刺だけを整理するようにしました。頻繁に連絡を取る人の名刺だけ小さな名刺ファイルに入れて管理し、この人にはあまり合わないだろうなと思う人の名刺はとりあえず大きな箱に全部入れておいて、年末の大掃除のときに処分していました。


「文句を言うのなら、まずはやってみてから」モチベーションを高く保つには、この精神も不可欠だと思います。普段からそういう姿勢を見せていれば、周りもあなたの改善提案に耳を貸してくれるようになるはずです。


「どうしてこんなことやらなきゃいけないの?」と思わず腐りそうになったとき、私が必ずやっていたことがあります。それは、どんな仕事であれ、それが存在する限り、そこには何らかの「やる意味と理由」があるはず。そう自分に言い聞かせて、その業務をやる目的と目標を自分で設定しました。そうして自分なりに工夫して取り組んでいけば、大抵の仕事は面白くなってくるものです。


会社員時代は、ときどき会議室に一人でこもったりしていました。そして、ホワイトボードに自分の頭の中にあることをバンバン書いたりしていると頭と心も整理されてくるんです。


心がモヤモヤしているときによくやるのは、デスクまわりの整理整頓です。机の上が片付くと、不思議と気持ちもサッパリするんです。


数か月に及ぶプロジェクトを任されたときなどは、まずアクション項目と時間軸をまとめたTODOリストを作成するようにしていました。具体的には、最初の1か月は何をするか、次は……と考えていき、最終的には1週間単位でTODOを割り出します。こうすると仕事に追われる感がだいぶ減ります。


目標を細分化&短期化し、紙に書き出すというやり方は、時間に追われるプレッシャーを減らすうえでも有効です。


大きな目標を細分化し、次にその小さな目標を達成するために、いまの自分に足りないものは何か。そして、それをどうやって補うのかを考えます。ここで大事なのは、紙に書き出すことです。文字にして視覚化すると、問題点が明確になるからです。頭の中であれこれ考えているだけでは、いつまでも漠然とした不安のままで、精神的にもよくありません。


マイクロソフト時代、会社からとんでもなく高い営業目標を与えられたときや、失敗をしてヘコむことは多々ありました。ただ忙しすぎて、いつまでもヘコんでいられない状況にありました。それで、ヘコんでも、すぐに気持ちを立て直す方法を自分で編み出さざるを得なかったのです。


小さな達成感を味わうことで、これができたのだからこの次もできるだろうという自信にもつながります。


持続できない理由のひとつに目標に向かう途上の「漠然とした不安」があるうように思いますが、目標やタスクをリスト化することで不安要素が顕在化されます。それらを潰していくことで、不安も自信に変わるのではないでしょうか。


私自身、目標やタスクをリストアップする際に、紙に書きだすことが多いのですが、これは二種類の効果があります。ひとつは過去の記録として振り返ることで、自分にとって自信になること。そして、書き出した目標を未来への道しるべにすることで、自分が負われるものではなく、自分が追いかけているのだという自覚を持てることです。それらの地震や自覚が持続する力の源になるのです。


家でリラックスすれば、翌朝の立ち上がりがよくなりますが、そのために役立つのが前もって手帳に予定を書き込んでおくことです。私は一日の終わりには翌日の予定を、毎週金曜の夜には翌週一週間分の予定をプロジェクト別とタスク別にして手帳に書き出しています。


十分な時間を与えられたのにもかかわらず、締め切りまでに作業を終わらせることができない部下がいても、「一週間でここまでやる」ではなく「一週間後の締め切りのために今日は何をやるか」というように、一日という短い単位でやるべきことを指示すれば、何とかやり抜くことができます。最後に「できたじゃない」と声をかければ、本人もだんだんコツをつかめるようになっていきます。


会社員時代に半年や一年といった中長期のプロジェクトに取り組む際、中だるみしないために私が実践していたのは目標を細分化し、それをひとつひとつつぶしていくという方法です。大きな目標も小分けにしてリスト化し、達成できたものから蛍光ピンクのマーカーで塗りつぶしていきます。リストがピンク色になっていくのを確認することで、ちゃんとできたという達成感が持てます。


何より朝の立ち上がりをよくするのは、仕事にのめり込み、仕事を楽しむ姿勢ではないでしょうか。仕事で充実感と達成感を味わい、会社に行くのが待ち遠しくなることが、朝に強くなるための特効薬ではないかと思います。


効果的にリフレッシュするには気持ちの切り替えが大切なので、仕事で気になることがあっても家には極力持ち帰りません。メールを家でチェックすることもありません。帰宅したら体と心を休ませることを第一にして、何かあれば翌朝早く行って対応すればいいのです。


私は前日の夜、どんなに遅く寝ても、朝は決めた時間にスッキリと目覚めます。それには普段から一週間を一単位としてスケジュールを組んでいることが関係しているように思います。一日24時間の単位ではなく、一週間168時間を一続きととらえると、平日の夜寝るのも「ちょっと休憩する」感覚になり、ひと休みできれば朝また元気に仕事を始める気分になれるのです。平日はあまり眠れなくても、その分を休日に取り返せばいいと気楽に考えることもでき、夜は寝入りやすく、朝も目覚めやすくなります。


ヘコんだときにはマンガを手に取ることが多いですね。というのも、マンガは感情移入がしやすく、気持ちの切り替えが簡単にできるからです。オンタイムで稼働していた脳をオフへと切り替えるのにも効果的ですし、仕事に役立つ思いがけない名言を見つけて、一石二鳥ということもよくあります。


メンタルが強いとは、メンタルの扱い方を知っているということ。


協力を求めるなら、相手の立場や都合、相手にとってのメリットなどを踏まえ、それに沿った伝え方をしなくては結果につながりません。


「自分の言いたいことを言う」のではなく、相手がどう言えば受け容れてくれるかを考えるのがコミュニケーションです。


以前、外資系金融のヘッドハンティングをしている方に「ヘッドハントしたい理想の人材」を聞いたところ、面白い答えが返ってきました。営業成績が優秀な人材はもちろんですが、それ以上に「どんな組織風土でも力を発揮できる人」を採りたいとおっしゃったのです。


外資系企業では日本市場ではマッチしない製品やサービスを、海外本社から「売れ」と言われるようなことはあると思います。しかし、ここで「上の命令はおかしい、やりたくな」と言うのはプロの仕事人ではありません。まずはやってみること。やった上であれば本社も耳を傾けてくれます。文句ではなくフィードバックとして返す。これが我々支社の仕事だと思いました。


仕事をしていれば、悩むのは当たり前。不安や落胆にとらわれることは誰にでもあります。そこを「これくらいで落ち込んではいけない」と考えて頑張りすぎるのは禁物。無理をしすぎて、ある日ポキリと折れる危険もあります。


私自身は、自分をタフだと思ったことは、あまりありません。叱られたり批判されたりすることが苦手だという一面もあります。でも、そうした自分を理解できていたことが、メンタルを保つのに役立ったのも確かです。


修羅場のときは心のケアよりも、行動のケアに集中する方が得策なのです。メンタルとは克服するものではなく「扱うもの」。それを知っていれば、臨機応変の対応もできるのです。


不安やストレスを感じる自分を「弱い」と否定するのではなく、不安やストレスを受け容れ、その対処法を編み出せることが、「強い」と言われる秘訣なのではないでしょうか。


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