田中久雄の名言 一覧

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田中久雄のプロフィール

田中久雄、たなか・ひさお。日本の経営者。「東芝」社長。兵庫県出身。神戸商科大学商経学部卒業後、東芝に入社。フィリピン、英国などに駐在したのち、資材調達部長、PC生産統括センター長、常務、上席常務、専務、副社長などを経て社長に就任。

自身、別にM&Aを否定しているわけではありません。まず足元をしっかり整えなければ、M&Aに打って出ても、既存事業とのシナジーは生まれません。東芝の財務体質を考えると、今は足腰を鍛える時期。これをまず終えてからM&Aに乗り出しても手遅れにはならないはずです。


業績が悪いという理由だけで事業をやめていれば、今の東芝は存在していない。赤字が長期間続くのであれば事業撤退を検討する必要もありますが、黒字化できる可能性がある限りは、やめる必要はないと思っています。


安易に赤字事業から撤退する考えはありません。東芝の139年という長い歴史の中で、現在の主力事業である重電も業績が悪い時期がありました。当時支えたのが家電やカラーテレビです。同じように半導体も業績が悪化した時期がありますが、その時は重電が支えました。重電、半導体がダメでPCが屋台骨になった時期もある。


本質的な改革を後回しにして、巨額のM&A(合弁・買収)を実施したり、単純にROS(売上高経常利益率)を追いかけたりすることはしません。長期的な成長性や収益性、あるいは財務体質の観点から見て、必ずしも良くないと考えるからです。


僕自身から見て東芝グループは「コングロマリットディスカウント」(グループ企業の株式時価総額が、個々の事業の価値を合算した額に比べ割安になること)そのもの。同じグループ内でも事業体別にバラバラに運営されていることも多い。例えばシンガポールだけでも現地法人が7社もあります。こうした問題を改め、グループ企業が集まることで実力以上の相乗効果を発揮する「コングロマリットプレミアム」に変えたい。そのために、新たな価値創造と生産性向上を推し進めます。


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