猪子寿之の名言 一覧

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猪子寿之のプロフィール

猪子寿之、いのこ・としゆき。チームラボ代表。徳島出身。東京大学工学部計数工学科卒業。同大学在学中に友人たちとともにチームラボを立ち上げ、ウェブ開発の仕事に携わる。以降、大手企業のウェブサイトや、様々なウェブサービスの開発、企画など行った。Webクリエーション・アウォードWeb人賞受賞。

世界市場を先に意識したらダメ。日本人の視点とやり方で作って、「世界でもいけるかも」と感じたら持っていけばいい。


将来、いまよりもずっと、共同的で創造的であることが重要になっていく。


僕も採算について考えますよ。採算が取れないことが続くと潰れちゃうから。採算の合わないことが多いから、むしろいつも頭から離れない(笑)。


個人で出来ることなんて、大きなブームにはなり得ない。個人の働きなんて、たかがしれている。


英語を社内公用語にしようなんて、ただのバカ。英語が不要とは言わないけど、日本人が日本語で話し、考えなくてどうすんの。


思い出って寂しいもの。現在の楽しい時間を継続させることを大切にしたい。


有名企業のホームページだろうとアート性がなければ、つまらないから誰も見ない。


まったくのゼロから創作した人なんて人類史上、一人もいません。生まれた瞬間、何の情報もないまま、いきなり創作をすることなんてないと思うので。文化の連続性、先人の表現の積み上げの上に、いまがある。


新しいモデルというものは、案外、理解できないんものなんです。ガリレオの地動説を世間が受け入れたのは、ガリレオより上の世代が全員死んだときです。全員が死んだときに、一瞬にして当たり前のように、地球は回っているということになった。そういうものなんです。


もはや、以前のビジネスモデルには100%意味がありません。ネット社会はユーザーが中心で、すべてのユーザーが表現者。しかも表現は単なる消費よりはるかにエンターテインメント性が高いので、当たり前のようにそっちに移っていく。


マスメディアが中心だった20世紀までは、みんながハリウッドの1人のスターを見ていた。しかも単に受け身で見ているだけ。ところが、情報化社会ではユーザーの一人一人が発信者であり、受け手になる。出来上がったものを受け身で鑑賞するのではなく、ユーザーが自ら初音ミクを発表し、発信できるようになった。


初音ミクというのは非実在ですよね。ネットは非実在と圧倒的に相性がいいんです。テレビはカメラで撮るから実在と相性がいい。非実在になった瞬間、ネットで表現できるんです。ユーザーが表現の担い手になれる。だから、感覚的にも自由ですごいものが出てくる。


僕らは、「デジタルという概念が美を拡張する」と言っています。いままで美というものは、物質があって存在していました。たとえば絵は、紙と絵具という物質に情報を付随させてはじめて存在できる。これって、不自由でしょう。でも、人類はデジタルという概念を手に入れて、物質に媒介させなくても情報を単独で存在させられるようになった。それによって、人間が表現したものはすごく自由な存在になった。


デジタル社会は情報の共有スピードが激しすぎるので、求められる専門性の深さも尋常でなくなってきます。だから、プロダクトなり、サービスなりを作る時に、1つの専門性だけでは無理なんです。1人で全部をカバーすることはできない。


「カッコいい」とか「カワイイ」とか「美しい」とか「面白い」とか、そういうものを作る時、再現する時、それは非言語にもかかわらず、文化の連続性の中で生まれてくる。


感動するけれどもその理由を言葉にできないようなものを人々は昔から「アート」と呼んでいたんですよね。だから、すべてのプロダクトやサービスは、アート的な感動がなければならなくなってくる。つまり、すべてのビジネスが、ある意味、アートでなければ生き残れなくなると思っています。


人間の能力にはそんなに差がない。そういう個人の問題じゃないかもしれないですね。個人の能力やクリエーティビティーの多くは、プロセスや環境の問題じゃないかな。人間は環境依存性が高い生き物だから、クリエーティビティーを発揮できるような環境を作ることが重要だと思います。


いろいろな専門家が集まって、共に考えて、それぞれの専門性を出し合い、共に作る。そのプロセスで様々な発見があり、1人では生み出せないような発想が生まれる。


感動するもの、その感動の理由が言葉で説明にしにくいもの、もしくは説明してもあまり意味がないようなものが競争力の源泉になる。デジタル社会では、そこのみが競争の差異になっていくんです。


言語化できるもの、論理化できるものは、デジタル社会においては共有スピードが極めて激しいので、競争の差異が生まれにくくなる。そういう中で、言語や論理では再現できない領域が今後、競争力の源泉になっていく。


たとえば安土桃山時代の日本画、江戸時代の浮世絵、現代のマンガすべて1本の線でつながっている。その連続性を切り離して、いきなり無から何かをつくろうとしたって無理。


グローバル化って、英語化ではなく、非言語化に近いと僕は思う。これからの時代は言語を使わなくても感動したり、楽しめたりするものが、世界的に望まれる傾向がより強くなるんじゃないかな。


振り返るのが嫌いだし、無駄な情報の記憶に頭のメモリーを割くのがもったいない。それよりも進行中の仕事に夢中になった方がいい。


成果のすべてを個人単位で測れるわけないよ。例えば、「営業成績は悪いけど、そいつがいると雰囲気が良くなるから、部署全体の成績が高い」というヤツを評価してあげてもいいじゃない。優れた面が1つあるんだから。


どんな仕事もチームをつくって臨む。だから、個人名が制作者としてクレジットされることは絶対にない。すべて「チームラボ」の作品。


様々な分野のテクノロジストが集まってチームを作り、全員で1つのものを作っていく。だから、個人には「何でもできる力」なんていらない。深い専門性が1つあれば、それで十分。だからチームラボにはいろんな人がいるよ。仕事内容に合わせて、チームを組む。


インターネットの登場で、個人が情報を世界へ発信できるようになった。その情報が基になって、時に新たな情報が加わりながらブームを作っていく。これが文化だと思う。大企業ではなくても文化を作れるってすごいことだよ。


上の世代が言うじゃない。「学生時代、友人と過ごした時間が一番楽しかった」と。じゃあ、なぜその時間を続ける努力をしないのか。過去を懐かしむだけでいるのは、とても寂しいよ。


青春時代をずっと続けたかったから。文化祭に向けて、友人とワイワイ言いながら出し物を作る、そんな経験が誰にでもあるでしょ? それを一生続けていきたかったんだ。
【覚え書き|起業した理由について】


サンフランシスコに行ってみると、人前で同性同士が堂々と手をつないで、キスをしている。厳格な保守派ではタブーとされていることが、平然と行われていた。その様子をこの目で見て安心したんだ。一般的に多数派の価値観を、捨てちゃってもいいんだって。気持ちが楽になったね。
【覚え書き|サンフランシスコ留学を振り返っての発言】


アジアだと、ミーティングにノートパソコンを持ち込むのは普通の行為です。大統領の会談みたいな公式の場でもタブレットでメモってたりする。でも日本だと、会議で話しながらパソコンを打つのは失礼だと思われる。だから紙にペンでメモを取ったりするわけです。でも、21世紀の普通の感覚の人から見ると、逆にそれが失礼。書いたことを独り占めにして、みんなと共有しないわけだからね。こそこそ個人作業するほうがずっと無礼なことなんだけど、日本人はそれがわからない。


アジアはみんな若い。20世紀ではないんです。アジアに20世紀はなかったから、21世紀を全面的に肯定している。日本は20世紀が、つまり情報社会前の社会で成功しすぎたから、それが大好きで離れられない。法律も産業も、ぜんぶです。


アメリカで新しいものが生まれるのは、大きく言うとアメリカの西海岸、つまりシリコンバレーは、未来を全面的に肯定している。それに対して、日本は未来を否定している。その違いかな。


たとえば「どこでもドア」を思いついたとしますよね。でも、その発想は、ぜんぜんクリエーティブじゃない。というのも、アイデアとしておもしろくても、実現できなきゃクリエーティブじゃないから。実現できてこそ、創造(クリエーティブ)というわけでしょ。だからクリエーティブには、テクノロジーがわかっていることが必要。ただ、新しいものは専門的なものがいろいろ合わさって生み出されるから、一人じゃ考えられないし、何も生み出せない。


いまは仕事の内容が細分化しているから、一人じゃできないですよ。一人の専門職がすべてを考えられることはない。でも、専門職じゃない人が考えるのも無理です。テクノロジーがわからないと、それを使っていま何ができるのかもわからないから。


うちには永久的な管理職はいないです。基本的に仕事の9割方は、お客様からの相談がきっかけで始まります。具体的なプロジェクトができれば、そのプロジェクトをマネジメントする人を決めますが、そのプロジェクトが終わればその人はマネジャーではなくなる。


昔と違って、いままでの概念で言う管理なんて必要ないです。20世紀まではメールもインターネットも、携帯もない時代だったから、情報をやり取りするのも大変でした。1人が情報をやり取りできる人数は限られているから、全体の人数が増えると、あいだに誰か管理者を入れざるをえなかった。そうしてピラミッド型の組織ができたわけです。でも、いまはメールで情報をみんなに一瞬で伝えたり、逆にみんなの情報を一瞬で集めることができるようになった。そうすると、管理職なんていらないかもしれないですね。


デジタルだからできる表現が新たにいっぱい出てきた。新しい領域の中で、新しい技術を使って、新しい表現をすることをおもしろがっています。


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