熊切直美の名言 一覧

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熊切直美のプロフィール

熊切直美、くまきり・なおみ。日本の男性経営者。「大東建託」社長。岐阜県出身。岐阜大学農学部卒業後、大東興産(のちの大東建託)に入社。経営企画室長、執行役員住宅販売部長、執行役員業務本部長、執行役員テナント営業統括本部長、取締役東海営業部長、常務取締役業務本部長、法務部長、常務取締役西日本営業本部長、常務取締役業務本部長、常務取締役中京営業部長、常務取締役東関東営業部長、専務取締役執行役員東日本営業本部長、首都圏営業本部長などを経て社長に就任。そのほか大東ファイナンス社長を務めた。

何か特別な方法や秘策があるわけではありません。当たり前のことを、まさに現場で実践できるかどうかが差になって現れるのです。


よく「ABCD」を常に意識するようにと言っています。「当たり前のことを、バカになって、ちゃんとやる、できるまでやる」の頭文字ですが、結局のところ、この積み重ねがすべての仕事の基盤をつくっていくものと考えています。


私はマネジメント職についた時から、「分かりやすさ」と「シンプルに」をモットーにしてきました。


トップダウンを重視するのもひとつの経営スタイルだと思いますが、私は「卜ップの指令だけでは、社員は本当にいい仕事はできない」と考えています。だから皆で意見を出し合い考える風土、上位者ほど謙虚に聞く耳をもち、部下が気軽に相談できる体制を構築することが、何より重要だと思うのです。


社長室のドアは、いつも開けっ放しです。社員の「アポなし来訪」が常態化しています。もちろん来客中は閉めますが、それ以外はいつも開かれた状態です。とにかく「風通しのいい組織」にしたい。


自分たちの都合で、物事を進めるのではなく、「お客様目線で考え、行動する」。社長、役員を含めた全社員が、日々の業務の中でこのポリシーを貫き通す。これが今後ともお客様から信頼を獲得し続ける唯一の道、と確信しています。


空き室の増加、入居率の低下は、事業収支の悪化を招き、オーナー様からの信頼を低下させてしまいます。ですから当社では、入居率の維持・向上については、「言葉では言い尽くせない」ぐらいの努力をしています。「なんでそんなに入居率が高いのですか?」と、よく他社から聞かれます。私は「それは努力をしているからです」と答えています。


当社は「取締役の60歳定年制」を設けています。人は権力を持つとどうしても手放したくなくなるもの。その意味では組織硬直化を防ぎ、新陳代謝を起こす仕掛けとして、メリットは大きいでしょう。


私たちは「お客様目線」で考え、行動します。その意味でも、伝える言葉とコミュニケーション力は、業務遂行の上でポイントだと思っています。


説明書や申請書などで、よく難解な表現にぶつかることがありますね。最後まで読んでも、何を言っているのか分からない。社内はもとより、お客様へお届けするメッセージも、分かりやすさを心がけることが肝要です。


入居者斡旋については、自社内に専門部署をもち、相当な経営資源を注ぎ込んでいます。これは他社では見られないスタイル。単にアパートを建てる、入居者を斡旋するだけなら、どこの建設業者でも不動産会社でもできます。しかしそれを一貫サービスとして、継続して、しかも全国規模で確実に遂行できる仕組みをもつ企業は、なかなかありません。


アパートやマンションの建設から入居者の斡旗、管理・運営まで、一貫したサービスが当社の強み。30年一括借上や長期修繕負担など、潜在的なニーズをくみ取った高度なサービスも、評価をいただいています。事実、新規受注する案件の半数以上が、過去にお取引いただいたオーナー様。リピートオーダー率52.3%という数字が、厚い信頼関係の一端を表していると思っています。長いお付き合いの中で2棟目、3棟目とご依頼をいただく。これは日頃からオーナー様のご相談に対して、資金や税務などを含め、専門スタッフが全力でお応えしている結果にほかなりません。


当社では創業時より、経営基本方針として「顧客第一主義」を一番目に掲げています。私自身もこの精神を中心に据え、基本を徹底していく考えです。「お客様にとって何が大事なのか」「どうすればお客様のお役に立てるのか」。今期の業務改善のテーマとしてもあえてこの原点を取り上げ、現場レベルで自由に意見を出し合ってもらっています。


顧客第一主義を基本方針とする企業として、ステークホルダーの皆様へ常に新たな価値を提供し続けることが、私の役割であり覚悟です。


顧客第一主義を中心に据え、お客様が期待している以上のサービスを生み出していくこと。そして、それを真摯に実践できる社員を育てていく。これが継続して実現できれば、未来へ向けてビジネスの可能性はますます広がっていくと確信しています。


大東建託グループには、オーナー様と入居者様の仲をとりもつ触媒的な役割があると考えています。いずれか一方のお客様目線を忘れた瞬間に、あっという間にマーケットから置き去りにされてしまう。


実は当社では「行動力基本動作10ヶ条」というものを、社員手帳に記載しています。例えば「ぐずぐずと始めるな。時間厳守、行動5分前には――」など、ビジネスパーソンに必要な基本動作を列挙しています。


ありがたいことに当社の受注の半数以上はリピートオーダーです。つまり過去にお取引のあるオーナー様から仕事をいただいている。賃貸事業を受託し、満足できる実績を上げる。その仕事の足跡が評価され、リピートオーダーになる。百点満点に近い点をとらないと「次も」という声はかかりません。


私どもが営業現場で大事にしているのは「売り込まない」ということです。土地オーナー様にいきなり「アパート経営をやりませんか」「相続税対策は大丈夫ですか」といっても、なかなか聞いてもらえません。ですから当社の営業はまず「信頼関係をつくる」ことから始めます。


入居者様の利便性を考えた「敷金ゼロ」「退去時の定額クリーニング費」「入居初期費用のクレジット決済」などの新サービスも大変好評です。「総合生活サービス企業」として、常に新たな提案をし続ける。それがオーナー様にとっても、私たちにとっても利益の源泉になると思っています。


営業現場などからのお客様の要望を経営に反映させることで、当社の「賃貸経営受託システム」は形成されてきました。今でこそ社会的に認知されていますが、当初は賃貸経営をトータルで支援するサービスは世の中にほとんどありませんでした。それを創業者が、土地オーナー様の遊休地活用策として賃貸物件の建築を事業化。次いで入居者募集、あっせんのサービス事業を追加し、さらに家賃保証の仕組みをつくることで、ワンストップサービスを形作っていったのです。


お客様と接してサービスを提供する現場で、「顧客第一主義」が「本当にできているのか」「どこかに緩みはないか」と、常に確認、検証する。当社では、そうした意識が創業以来、脈々と受け継がれていると考えています。


顧客満足を経営の基軸に据える企業は多くありますが、重要なのは「どれだけ実践できているのか」という点でしょう。


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