濵口道成の名言 一覧

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濵口道成のプロフィール

濵口道成、はまぐち・みちなり。日本の医学者、医学博士。三重県出身。名古屋大学医学部医学科卒業、名古屋大学医学研究科博士課程修了。名古屋大学医学部附属癌研究施設助手、名古屋大学医学部附属病態制御研究施設助教授、米ロックフェラー大分子腫瘍学講座研究員、名古屋大学医学部附属病態制御研究施設教授、名古屋大学アイソトープ総合センター分館長、名古屋大学大学院医学系研究科長・医学部長、名古屋大学総長などを務めた。

多様性こそが、個人や組織の力を引き上げていく。


才能を開花させるには、文化や環境が必要です。ノーベル賞受賞者にとっての環境とは、師匠の存在にほかなりません。環境に恵まれなければ、「隠れた才能」で終わってしまいます。


研究、医学部長、総長としての仕事のやり方も基本的に同じです。皆が納得できるであろうビジョンを共有した上で、多様なアプローチを大切にしてきました。


よく「お互いの違いを理解することが大事」などと言いますが、頭で分かっているだけでは何も進まないのです。結局、私たちの目的は何か、言葉の定義から徹底的に議論を戦わせるしかないのです。しかし、遠回りであってもそれをやったからこそ、研究テーマがクリアになる。さらに、いろんな人たちがいるので、多様なアプローチを試せます。結果的に研究が進むのです。


1939年、旧帝大の中でも最後に誕生した名古屋大学は、日本全国のほかの大学にいる多様な才能を集めながら発展してきた歴史があります。単に人を集めただけではなく、才能を引き上げてきた先輩や教授たちがいました。


今、名古屋大学では世界中に拠点を作ろうとしています。ほかの大学を間借りするのではなく、海外に新しい「名古屋大学」をゼロから開校していくのです。その上で、海外にできた新しい大学で教えている先生や学生たちを日本に招き、交流していきます。この計画が進んでいけば、6年後の2020年には学生の2割以上が外国人になるはずです。なにやら今までの国立大学のイメージと違う、大胆な挑戦のように聞こえるかもしれません。しかし、もともと多様な人材が集まって発展してきたのが名古屋大学です。私としては「変革」ではなく、「原点」に立ち戻る試みだと思っています。


師匠は「お前ならできる」と励まします。師匠は弟子の暴れ回る若いエネルギーを一点に集中させる力を持っています。イノベーションに取り組む勇気を、師匠が弟子に与えるのです。


ノーベル賞を受賞した研究は、天野(浩)先生なら25歳、ほかの先生方でも29歳から35歳の時に手掛けたものです。若い研究者だからこそ突破力がある。一方で、「人類社会にとって何が必要なのか」という俯瞰的な知識や、「どこを突破すべきなのか」という目利きはできません。ここを師匠が補うわけです。


今回(2014年)、ノーベル賞を受賞した赤崎先生や天野先生を含めて、名古屋大学から6人の受賞者が出ました。そのうち5人は名古屋大で博士号を取得しています。彼らには共通点があります。それは、素晴らしい師匠に恵まれたことです。


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