澤口俊之の名言 一覧

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澤口俊之のプロフィール

澤口俊之、さわぐち・としゆき。日本の生物学者、社会評論家。専門は認知神経科学、霊長類学。東京出身。北海道大学理学部生物学科卒業、京都大学大学院理学研究科動物学専攻博士課程修了。京都大学で理学博士の学位を取得。エール大学医学部博士研究員、京都大学霊長類研究所助手、北海道大学文学部人文科学科助教授、北海道大学大学院医学研究科教授、株式会社人間性脳科学研究所所長、武蔵野学院大学国際コミュニケーション学部教授などを務めた。ブレインサイエンス財団塚原賞、『わがままな脳』で日刊工業新聞技術図書文化賞を受賞。

褒めるときに重要なのは、「頑張った」というプロセスを褒めることです。努力や熱意を褒めることで、やる気の回路が育つ。


叱られる経験もときには必要です。叱られない状態が続くとそれ自体が報酬になってしまい、現状が悪くても変えようとしなくなるからです。


人間はどんなときに「やる気」を出すのか。それは「報酬への期待を感じたとき」に尽きる、と言えます。


いま、すべきことは何か。成し遂げたい目標がはっきり見えれば、余分なことを遮断し、しなくてはいけないことに集中できる。


朝は頭が一番すっきりしている時間帯なのに、どうでもいいことに脳を使うのはもったいない。


部下を褒めるときは成果ではなく努力を褒めること。努力を褒めれば成果に関わらず努力を続けますが、成果を褒めると成果が落ちたときに不安になり、失敗したくないので言われたことしかやらなくなってしまいます。


成功する人は、自分に意味のある情報だけしかチョイスしない癖がついています。


現代人の多くは体が疲れているというよりも脳に疲労がたまっているほうが多い。


満員電車が本当に苦痛ならばラッシュを避け、超早朝出勤にしたほうが、よほどストレスがなくて脳にいい。詰め込まれた車内では、横のOLの香水の匂いがきついとか、足を踏まれたとか、ネガティブな感情が起きやすく、これも脳のムダ遣いです。


寝る前に明日やることをメモする習慣をつけておけば、無意識に情報が整理され、斬新な企画や問題の解決方法がひらめくことが大いに期待できます。


面倒くさいこと、嫌なこと、でも明らかにやったほうがいいことは、ルーティン化してしまうことです。朝、顔を洗うように、考えなくてもやる習慣をつけてしまうのが一番手っ取り早い方法です。


階段を使わない人は実にもったいない。脳に豊富に血流を送るいいチャンスを逃しているんですから。ジムでスクワットをするのもいいのですが、階段を上るだけでも脳にいいトレーニングになります。


部下への指示は役割分担を明確にし、ひとつの仕事は一人にまかせること。誰かと組むとどうしても相手に頼り、力を発揮しなくなるという脳の特性があります。


後悔をバネにできるのは、脳がまだ発達途上の24歳までです。25歳を過ぎた大人は、ものごとの過程や原因を分析しない限り、成長できません。


歳とともに記憶力が衰えてきたと嘆く人は多いですが、もしそれが「人の名前が覚えられなくなった」という程度のことであれば、気にしないほうがいいです。単純な事柄に関する記憶力は、20歳を過ぎると次第に衰えていきます。覚えたいことは、繰り返しによって定着させるしかありません。一方で、複雑なものごとを「理解して覚える」という記憶力は、加齢で衰えません。むしろ鍛えれば伸びます。


学習が長続きするかどうかのカギは、自己モニタリング力の強化に尽きます。これは自分の特性を分析し、適切な方法などを見極める力です。ダイエットも同じで、自己モニタリング力が高い人は成功します。以前語学やダイエットで挫折した人は、単に過去を後悔するのではなく、失敗の原因を分析しましょう。


脳は環境によって変化します。習得したい言語をたくさん聞けば、誰でもある程度は上達します。


イノベーション力は若い人の方が優れていることは明らかなので、組織のためにも、彼らのアイデアは積極的に採りいれましょう。ただし経験が少ないため、彼らの言うことには妄想が含まれています。それをあなたの地頭力でカバーするのです。


人に何かを言われると落ち込みやすく、いつまでも引きずるという人は、「自分は創造力が高い」と思いましょう。芸術家として成功した人の多くがうつ病を患っていたことからもわかるように、落ち込みやすい人は高い創造力を持つ傾向があります。別の言い方をすると、落ち込んだときこそ、クリエイティブな仕事をした方がいい。


人前で発表したり、仕事で大きなリスクをとって勝負しなければならないとき、どうも緊張してしまうという人は、服装に赤を取り入れるといいでしょう。攻める姿勢が強くなります。攻撃性は女性でもテストステロン(男性ホルモンの一種)が関連しており、これを高めるには赤が効きます。


同僚やプロジェクトで組む相手との協調性を高めたいのなら、その人に触れてみてください。バレーボールでは円陣を組んで手を重ねたり、監督が選手の肩を叩いたりするのをよく見かけます。あれには、オキシトシンという女性ホルモンを分泌させ、親和性を高める効果があります。オキシトシンは男性にもあり、脳内にも存在することがわかっています。ただし、あくまでも信頼できる相手にのみ有効です。嫌だと思っている人に触ったり触れられたりすると、緊張ホルモンが出てしまいます。当然のことながら、セクハラと言われないように注意してください。


「コミュニケーション能力を上げたい」「うまく人間関係を築けるようになりたい」という人は、メタ認知をもっと働かせるように努力してください。メタ認知とは、「自分の言動が他人にどう見られているかについての意識や視点」です。したがって、自分自身を客観視することを習慣づけてください。具体的にいうと、日記を書くことが効きます。ツイッターやフェイスブックなどのSNSで意見を発信するのもいいでしょう。「読んだ人はどう思うだろうか?」という意識が生まれ、メタ認知を向上させる訓練になります。ただし、習慣化することが重要です。癖にしないとなかなか変わりません。


新聞の社説を批判的に読むのも、複雑なものごとを理解して覚えるという記憶力の向上に効きます。毎日テーマが異なるので知識が増えますし、批判するためには更なる知識を使います。これを日々の習慣にすれば、判断力や決断力など別の能力も磨かれます。


引越しや転職、留学などによって環境がガラリと変化したり、我が子の誕生などで大きく感情が揺さぶられたりすると、脳は変わります。しかし、そこまで思い切ったことをしなくても、脳を変え得る情動体験は身近につくりだすことができます。たとえば、とてもいいのが山登り。花が一面に広がる天国のような風景に目が飛び込んできたりして、非日常を味わうことができるからです。ただし、絶叫マシーンなどで味わう興奮は、脳を変えるような情動体験ではありません。


適度に自分の能力を肯定しながら、未来を志向する。それが大事です。


会議を効率化するコツは、会議の目的をはっきりさせることです。問題を解決するための会議なのか、問題を見つけるための会議なのか。まずは目的をはっきりさせること。前者の理詰めの会議は脳がフレッシュな午前中が効果的。ばかにも上司の方針の表明、徹底を図るようなものは午前中にしたほうがいい。後者のクリエーティブな会議は、事務作業が一段落した午後がよいでしょう。


夢が実現して、それがどれだけ素晴らしいかを過去形で紙に書いて貼っておきましょう。そのためなら努力ができる。信じるということは考える対象を限定することなのです。


夢を持つことは、30代、40代からでも決して不可能ではありません。自分が何に関心を持ち、何に喜びを覚えるかを今一度見直してみましょう。そして「やりたい」と思うことをなんでも列挙してみましょう。それを得るために頑張ろう、と思いながら毎日を生きられれば理想的です。仕事のみならず、考え方や生き方全体が、前向きでエネルギッシュなものへと変化していくでしょう。


目標を一つの数値や程度に限定すると、到達が困難に感じられ、挫折を招きやすくなります。しかし目標値の上下に幅を持たせると、その下限にはたやすく到達でき、さらに頑張ろうという意欲も湧きます。結果、最初の設定よりももっと高い到達点に達することができるのです。


自分で「報酬」を設定することも有効です。たとえば、「1日頑張ったら帰りに一杯飲もう」「この1週間を乗り切ったら週末は旅行だ」と、楽しいことを用意するのです。これらの報酬を、1日や1週間といった短いスパンから、3カ月や半年、1年後といった長いスパンのものまで、バリエーションを持たせて設定すると、それだけやる気が続きます。


やる気を出し、維持する力には個人差がありますが、日頃の行動や習慣を通して「やる気の出る脳」を育てることは可能です。最も簡単な方法は、有酸素運動をすることです。最近の実験では、有酸素運動が「脳由来神経栄養因子(BDNF)」という、神経細胞の成長を担うタンパク質を増やすことが判明しています。感情コントロール力がつくだけでなく、記憶を司る「海馬」が大きくなるなど、記憶力や学習力の向上が図れる、というデータもあります。ただし、あくまで「適度に」行なうことが大切。それには毎日10分~20分の早歩きがお勧めです。毎日の通勤で歩く速度を早めてみるだけで、十分に効果が出るでしょう。


部下のタイプを見分ける際は、一度叱ってみて反応を見るのがベスト。「もう一度チャンスをください」と食い下がってくる場合は叱られて伸びるタイプ。落ち込んでその後のパフォーマンスが落ちるようなら、叱りすぎは禁物です。


努力を褒められて育った人は、例え失敗してもチャレンジを繰り返すことができます。どんな状況でもモチベーションを維持できる人を育てるには、能力ではなく努力に価値を置くことが重要。


目標よりもさらに強い原動力となるのが「夢」です。ハーバード大学のある実験で、
(A)夢を持ち、それを明記していた人
(B)夢はあるが、書いていなかった人
(C)夢のなかった人
の3グループの10年後を調べたところ、(A)の年収は(C)の10倍、(B)は(C)の2倍となっていたそうです。夢があるか、それを明確にイメージできているかが、どれだけ生きるエネルギーを左右するかが見てとれる結果です。


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