滝久雄の名言 一覧

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滝久雄のプロフィール

滝久雄、たき・ひさお。日本の経営者。ぐるなびの創業者。東京出身。東京工業大学理工学部卒業後、三菱金属(のちの三菱マテリアル)に入社。父の死去にともない、父の会社である交通文化事業社(のちのNKB)を継承する。その後、「JOYタッチ」設置や「ぐるなび」開設などを行った。そのほか、東京工業大学経営協議会委員、東京工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科客員教授、蔵前工業会副理事長、京都大学大学院工学研究科非常勤講師なども務めた経営者。

自分が活かされている、役に立っているという感覚は、人間にとって一番嬉しいこと。


アントレプレナー(起業家)というのは、いろんなことを好きでやる好奇心の強い人でないと成り立たない。


小さい頃からいろんなことに興味を持つことで、人の脳は、どんどん磨かれていく。


従来どおりのビジネスのまま、何もしないで儲かる時代ではない。


私は「ピン(頂点)でなければキリ(底辺)でいい」という覚悟で、永続的に発展する新しい事業体をつくるという高い志に向かって40年以上走り続けてきました。


モラルのある価値観と能力なくして、ITを利用したビジネスをする資格はないと覚悟すべきだ。


人生は過程である、というのが私の持論です。斜めの坂を一生懸命に昇っていく過程が、人間の生き方そのものなんですよ。だからこそ、過程が大切であり、過程を楽しめない人は、人生を楽しめない。ひいては、仕事を楽しむこともできないでしょう。


目標なんて、たどり着いたときは、すでに次の目標が見えているものです。


一生懸命に坂道を登っていくと、自分が進化していきます。自分が進化すれば、持っていたノウハウも進化して、最終的に描いていた目標も変わっていくはずです。


私自身は、最悪でも45歳までに、何かを見つけようと決めていました。したがって、人生の目標探しに焦りはありませんでした。自分が本気で立ち向かえる楽しい仕事など、急いで見つけなくてもいいと思います。それよりも大切なことは、見つける過程を楽しむことではないでしょうか。


現在のぐるなび事業の発想を温めているときも、コンピュータ・ネットワークの最高水準にいらした専門家および経営者十数人に教えを請うことを計画し、実行しました。時間をかけて、最先端の情報を得るための人脈をコツコツと築いたことが、本気で楽しめる仕事の目標を教えてくれたのです。


私は、自分が深い関心を抱いたテーマがあると、その分野の第一人者に直接会って、話を聞くことを心がけてきました。どのテーマであっても、最先端の情報は第一人者のところに集まるものです。だからこそ、第一人者に会って話を聞ければ、その時代をマーケティングすることができます。そうして時代をつかむことができれば、自分の人生を決定づけることもできます。


仕事の目標設定については、あまり拙速に決める必要はありません。私はサラリーマンを辞めてから、自分の可能性と社会の関係について、個人的にいろいろ研究していました。「なぜ会社は潰れるのか」「なぜ成功する人と失敗する人がいるのか」「成長するビジネスとは何か」「失敗するビジネスとは何か」……。こうした問いに対して、自分自身で答えを導き出したいと考えていたんです。


人生を充実させる仕事に邁進するためにはポイントがあると思います。まず、自分が本気になれるライフワークとなる仕事を設定すること。しかも、きちんとした社会性を持った仕事でなければ絶対に長続きしません。単なる金儲けの手段や、一時的なブームに便乗するようなビジネスでは、仕事を本気で楽しめないでしょう。


UCLAのある教授が私にこう言いました。「滝さん、日本はすごいね。とくに東京の都市鉄道はすごい。路線の長さ、輸送量はもちろん、排ガスもなく、クリーンで安全。ロスはいま、排ガス問題が深刻だから、鉄道交通を再評価しているんですよ」と。この一言が私のライフワークを決定づけました。帰国後、すぐに鉄道ビジネスの世界を徹底的にリサーチして、駅広告の分野に大きな可能性を見出しました。都市の鉄道および駅に新しい付加価値を創造することを、自分のライフワークにしようと決めたのです。


経営者だった父の影響もあり、幼いころから漠然と「自分もいつか事業を興したい」という意識はありました。でも明確な目標があったわけではありません。そこで、自分が本気になって取り組めるテーマが必要だと考え、ライフワーク探しに走りだしました。そして、借金で調達した300万円を抱え、工業と情報の先進国だったアメリカに旅に出たんです。


早朝会(毎週火曜早朝に開く会議)の目的は、必ずしも事業の掘り起こしばかりではありません。トップと社員が顔を合わせ、ディスカッションすることで、社員のビジネスマインドを醸成する人材育成効果も大きいと思います。


早朝8時から10時30分までの2時間半を活用して、濃厚なディスカッションを闘わせることで、自然に仲間意識も芽生え、トップと社員、社員同士の強い連帯感も培われていくのです。


電話や来訪の約束が入らない早朝を活用することで、社員とのコミュニケーションの機会をつくることができます。自分が描いているビジネス方針など、朝の時間を使って直接社員に伝達できれば、経営の力強い推進力が得られます。


私たちが早朝会をはじめたのは、30年ほど前ですが毎日忙しくてすれ違っていた社員同士も朝の時間帯はお互いに時間を共有できるんですね。朝はコミュニケーションには最適だと実感しました。
【覚書き|毎週火曜日朝8時から全社的な会議を行っていることについて語った言葉】


事業を起こす際は、本当に世のためになるかを検証しなければなりません。そのために、経営者は社会の根本を形成する法律の概念を習得する必要があるのです。


起業のため、三菱金属を辞めた日に尾高朝雄氏の『法学概論』を読み始めました。会社を辞めることに対して約束された将来を反故にすると、周囲は大反対しました。しかし面識のあった東急グループの大番頭、田中勇氏は、私がこの本を持っているのを見て「本気なんだな」と熱心に応援してくれました。往年の名実業家は、企業経営に法の概念が欠かせないことを知っていたんです。


話し声は隣にいないと聞こえないので、気密性が高く、デリケートなテーマを話すにはもってこいです。弊社の社長は人事の相談があると、向こうからウォーキングへの参加を希望してきます。
【覚書き|週3回、ウォーキングしながら会議することについて語った言葉】


健康のためにウォーキングを始めたのですが、一人だと3日坊主になる。話し相手がいた方がいいと思い、一緒に歩く人を募ったのが始まりでした。ウォーキングミーティングの効果は脳が刺激を受けて、アイデアが浮かびやすくなることです。
【覚書き|週3回、ウォーキングしながら会議することについて語った言葉】


悪意ではなく無意識で行った情報の扱い方が時に不当な結果をもたらす場合もある。そのような事態に気づいた時点で速やかに指摘し、話し合い、あるべき公平な姿を修復するよう努める。ITが関わるビジネスは予想をはるかに超えるビジネススピードで成長するので、対応の速さがとりわけ重要だ。


嘘の情報を流すなど言語道断だが、利益を得られるとなるとモラルを無視した使い方をされる可能性は否定できない。とくに経済活動に直結する情報サービスは、そのようなリスクがない仕組みを備えた事業を設計しなく打てはならない。
【覚書き|ステルスマーケティング問題に対しての発言】


ITによる情報サービスにおいては、問題が発生しても時間の経過とともに社会的な良識が働き、収まるべきところに収まる。たとえば、匿名の投稿は「本来そういう種類の情報なのだ」という一般的な了解のもとに利用されるようになる。しかし、ITによる情報の伝播力は大きく、問題の発生時に当事者が被る被害は深刻だ。しかも、損なわれたものを元に戻すことは容易ではない。事業者として常にチェック機能を働かせることは不可欠だ。


よりおいしいものをつくるセンスというのは、やはり日本人が一番だと思います。ですから、わたしは日本人がもっと外に出るべきだと思います。少子高齢化で日本はGDPが小さくなりますし、海外に出て和僑になって、インドネシアやタイに住み込むなどして、現地の料理をよりおいしくしたり、日本料理との融合を果たす役割をすべきだと思います。


ぐるなびは外国人向けに飲食店情報の提供を2004年から始めています。当時は今ほど観光業が盛り上がっていませんでしたが、地道にサービス提供を続けてきました。ここにきて、他社に10年先がけてサービスを始めた点がアドバンテージになり、競争力につながっている。


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