湯浅和夫の名言 一覧

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湯浅和夫のプロフィール

湯浅和夫、ゆあさ・かずお。日本の物流コンサルタント。埼玉県出身。早稲田大学第一商学部卒業、早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了。日通総合研究所に入社し、経営コンサルティング部長、取締役、常務取締役などを務めたのちコンサルタントとして独立。企業に対してロジスティクス導入支援を行っている。著書に『物流とロジスティクスの基本』『手にとるように物流がわかる本』『物流ABC 導入の手順』『新物流事務辞典』ほか。

いまは「つくったものを売る」時代ではなく、「売れているものをつくる」時代なのだという認識をトップ以下、全社で共有することが重要です。


経営者に考えて欲しいのは、貸借対照表の棚卸資産(在庫)を削減すれば、投下資本の効率化につながるというメリット。また損益計算書の観点からも、無駄な供給をなくせば販売管理費の圧縮になり、利益は増大するということです。


私がコンサルティングした会社では、具体的に欠品や不良・過剰在庫の実態を示すことで、ロジスティクス導入への意識が一気に高まった例もあります。売れないものを運ぶ費用、物流拠点の保管料など、無駄を可視化して数字化することは有効です。


製造、営業、物流など、部門間にまたがる横断的な仕組みをつくるとき、トップの理解と指示がないと難しいでしょう。たとえば、「いかに安くつくるか」という世界と、「いくらつくればいいのか」という世界は別なんです。こうしたことを踏まえ、考え方を大きく変えていかなくてはなりません。


まずはとにかく在庫に着目すること。それも平均値ではなく、アイテム別に見ます。「ある製品は5日分、別の製品は半年分、平均すると在庫金額1か月分になる」というのでは、まったく意味がありません。ロジスティクスというのは、30日分の在庫をもつなら、全アイテムを30日分用意し、それを超えて持たない管理をすることです。


無駄を本気で指摘し、効率化に向けた提案をしてくれるかどうか。このあたりが、アウトソースを選ぶときのポイントになるでしょう。


仮需(仮需要)で動いていた供給活動を、実需(実需用)で動く供給活動へ。そうすれば、隠れていた利益が見えてきます。これがロジスティクスが生む、企業の新たな利潤源になるのです。


情報があってもニーズがなければそれを生かせないのは道理です。


部門最適の結果として、全体として無駄が積みあがっていきます。


軍事面でのロジスティクスとは「武器、弾薬、食料、医療品など前線部隊が必要な物資を届ける活動」を指します。前線に届いた補充物資を開けたところ、必要な弾薬ではなく衣服などが入っていたら、この補充は意味がありません。つまり物流とロジスティクスの関係でいうと、届ける「物流」はできていた。ただ必要なものが来なかった。ここがポイントです。必要な場所に必要なものを届けるためのマネジメントがロジスティクスなのです。


問題が部門と部門の間に存在するため、誰もそれに真剣に向き合おうとしないのです。供給活動を市場動向に同期させるには、リアルタイムに出荷・在庫の動きをとらえ、生産計画に反映させることが必要です。欧米の先進企業ではいち早くロジスティクスに着目し、サプライチェーンの無駄を省いています。


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