湖中謙介の名言 一覧

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湖中謙介のプロフィール

湖中謙介、こなか・けんすけ。日本の経営者。紳士服のコナカ社長。大阪出身。日本テーラーに入社し神戸大学法学部に一時在籍したのち、日本テーラーとコナカとの合併に伴いコナカ取締役商品部長に就任。その後、常務取締役、専務取締役、フタタ取締役、コナカエンタープライズ取締役などを経て、コナカとコナカエンタープライズ社長に就任した。

変革を成功させるためのポイントは、「変えてはいけないもの」を最初にきちんと見極めることが大切です。それから、一気にすべてを変えるのはリスクが大きいですから、「変革をどういう順番でやっていくか」という計画を練ることも重要です。


思い付きで考えていくと、どうしても失敗する確率が上がってしまいます。そういう意味では、「変革の幹となる部分に関しては、走り出す前にしっかりと決めておく」ということがとても大事だと思います。


変革の幹ではない細かな部分に関しては、日々どんどん変えていくことが大切です。そもそも、私どものように店舗があるビジネスだと、ある日突然、ガラッとすべてを変えるのは難しい。自分たちの中で小さなバージョンアップを日々続けて、あるときふと気づくと大きな変化になっていた。企業にとってはそういう変革のあり方が理想ではないでしょうか。


予想していなかったことなのですが、身長150cmや155cmといった小さなサイズのスーツがとてもよく売れています。小さいサイズというのはお直しして着ていただくことができないので、売りづらい商品なのです。当社でも、あまり多く扱ってきたわけではありませんでした。しかし、小さなサイズにおいても種類を豊富に揃え、ネクタイも通常より短めのものをつくったところ、「こういうのが欲しかったんだよ!」と、大変喜んでいただけました。こうした細かいことの積み重ねが、リピート率の高さにつながっていると確信しています。


コナカ本体は店舗の数が多く、一度変革を始めると、後戻りがなかなかできません。そこで私は、若年層向けの業態である「スーツセレクト」のブランド・リニューアルをまず行うことにしました。小回りが効きやすい事業部単位で様々な試みを先に行い、そこで得た成果をコナカ本体の変革に活かそうと考えたわけです。おかげさまでスーツセレクトのリニューアルは大成功を収めることができました。


お客様の選びやすさを考えて、身長サイズごとのフロア構成にしたところ、高層階や地下にも足を運んでくださるようになったのです。これは、私どもにとってはとても大きいことなんです。都心の好立地というのは賃貸料が高く、大きな土地を借りることが難しい。かといって、狭い土地である程度の売り場面積を確保するには店舗を高層化するしかありませんが、お客様は一階以外になかなか足を運んでくれないのです。そんなジレンマが、今回解決することができ、都心部における出店立地の選択肢が一気に広がりました。


ニーズへの細かい対応を可能にしているのが、当社の大きな特徴である製造直販システムです。新商品の企画ができてから26日間で、商品がお店に並ぶようになっています。これは海外生産の場合で、国内工場で生産した場合はもっと短縮されます。ですから、何が売れているかということを見ながら、それに合わせて商品をつくっていくことができ、「シーズン前に商品を大量に企画・生産し、それをバーゲンで売り切る」といったことをする必要がないのです。


いま、ニーズが以前と比較にならないほど多様化しました。それから、とくに男性のお客様がスーツのお買い物に時間をかけなくなりました。以前はスーツを買いに行ったら1時間ぐらいはかけるかというのが普通でしたが、いまはできるだけ短い時間で済ませたいというお客様が大半です。そこで、商品バリエーションを豊富に揃えるとともに、お客様が自分のニーズに合った商品を短時間でサッと見つけられるような店づくりを徹底的に意識しました。


この20年から30年、当社も含めて紳士服業界はほぼ同じようなスタイルで商売を続けてきました。しかし昨今、お客様のニーズは急速に変化しています。従来通りのスタイルでは、お客様に十分満足いただけない。いまこそ商売のあり方や業態を、これからの20~30年やっていけるものに変えていく時期ではないか。そんな思いから、コナカ・ザ・フラッグのプロジェクトを始めたのです。


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