渋沢健の名言 一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加

渋沢健のプロフィール

渋澤健、渋沢健、しぶさわ・けん。日本の経営者。小学2年生のときに家族とともに米国に移り、テキサス大学を卒業。卒業後、日本国際交流センター就職を経て、UCLA大学経営大学院でMBA取得し、ニューヨークのファースト・ボストン証券に入社。その後、JPモルガン銀行東京支店、ヘッジファンド大手ムーア・キャピタル・マネジメントのニューヨーク本社、同ヘッジファンド東京駐在事務所代表を経て独立。シブサワ・アンド・カンパニーを創業。日本経済界の父渋沢栄一の子孫。主な著書に『巨人・渋沢栄一の富を築く100の教え』『日本再生への提言』『これがオルタナティブ投資だ』など。

私たちは、「社会貢献」をマーケティング用のマーケティングとして使っていません。前面に出して、うさんくさくなる印象を与えるのが嫌なんです。パフォーマンス・人格を見てもらって、その人格の一部として「社会起業家への投資を行っているんだ」と、思ってほしいんです。


社会というのは誰かに与えてもらうのではなくて、自分たちでつくるものです。社会に対する当事者意識が無いといけません。日本人は、お任せ主義っぽいところがあります。自分たちで日本社会をつくるという思いが無くて、世界に貢献しようという思いも少ない。その少ない中で、新しいことにチャレンジする社会起業家が出てきている。だから、私は彼らを応援したいんです。


アメリカというのは自分たちで社会をつくったという想いが非常に強いんですが、日本では社会というの昔から既にあって、自分でつくるものではないと思っているのではないでしょうか。そこが違いなんです。欧州も同じかもしれません。だから、宗教が違うから寄付文化がない、ということは必ずしも正しくない。一人ひとりがオーナーシップをもつアメリカモデルが、寄付文化がある。日本がアメリカ的になれというのではないですけど、一人ひとりが社会のオーナーシップをもたなければならない。そうでないと、今の世界情勢を考えると、歴史は繰り返してしまう可能性が捨てきれないと思います。


渋沢栄一のことを調べていると、とても興味深い指摘があります。「最近の社会は守りに入っている。リスクをとらなければダメだ。全部政府にお任せではいけない。このままでは悔やむ将来が訪れる」と言っているんです。大正時代は黄金の時代だと思っていたら、実は、「このままでは危ない」と言っていたんです。それはなぜかというと、一人ひとりが社会について考えオーナーシップをもっておらず、お任せ主義になっていたからなんです。大正の黄金時代の後に到来したのは、昭和初期の暗黒時代でした。栄一には、先見力があったようです。


社会的リターンというのは今の資本主義の中でとても大切な意味があって、すべてが数値化できて説明できるというわけではないと思います。数値化できないとか見えないところの価値を含んでいることと思います。また、同じ時間軸で比べていません。経済的リターンは年間何%まわりましたか、ということで1年です。社会的リターンは、場合によっては数か月。10年、20年、30年かかるかもしれない。同じ土台では比べていないという難しさがあります。


成功している人には「人生を楽しんでいる」というオーラを感じます。成功したから楽しそうに見えるのではなく、人生を楽しむために行動しているから、それが実績になる。頭でっかちにならずにとりあえず行動してみること。宝くじも買わなければ当たりませんから。


「このままでいいのか?」と悩んでいる人は、会社の人間関係を離れた場所から自信を眺め、自分の仕事を再評価してみてください。仕事によって富を生み、そのお金を社会に循環させることは、素晴らしい社会的意義があるのです。


社会にとって必要な仕事だと信じて臨めば、心から楽しめます。「自分は社会の役に立っている」と信じることが重要なのです。


論語に「これを知る者は、これを好む者にしかず、これを好む者は、これを楽しむ者にしかず」とあります。ものごとを知ることは大事ですが、知るよりも好きであること、好きであることよりも楽しむことがもっと重要だと説いています。「知る」や「好む」は孤独な作業ですが、「楽しむ」ことの延長には社会との接点があります。楽しそうにしていると「何やってるの?」と人が集まってくるんです。


仕事の社会的意義というと堅苦しく感じますが、そう窮屈にとらえる必要はないのではないでしょうか。どんな仕事にも社会的な意義はあるし、人を雇用し、富を創出しているだけで、企業は社会に貢献しています。もう少し気楽に考えて、まず自分の仕事を楽しむことをお勧めします。


人名ランダムピックアップ


経営・ビジネス・投資・仕事・お金・経済的な分野で成功を収めた人たちの名言を収録しています。

ページの先頭へ