清宮克幸の名言 一覧

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清宮克幸のプロフィール

清宮克幸、きよみや・かつゆき。日本のラグビー選手・監督。早稲田大学蹴球部、サントリー、ヤマハ発動機ジュビロなどの監督。早稲田大学在学中、主将として活躍し全国大学選手権優勝。卒業後、サントリーに入社し、主将を務め活躍し全国社会人大会、日本選手権などで優勝を果たす。日本代表などにも選ばれた。引退後は、早稲田大学ラグビー部、サントリーサンゴリアス、ヤマハ発動機ジュビロなどの監督を務め、各種大会でチームを優勝に導いた。主な著書に『荒ぶる復活』『最強の早稲田ラグビー』など。

組織であれ個人であれ、凹凸があるからこそ伸びる。


「言葉」を持っている組織は強い。ほとんどのスポーツチームがスローガンを作る。その言葉がチームを一つにするからだ。


勝ち続けるためには、新たな取り組みを導入し続けることと、選手層を厚くすることが必要。


スタイルへのこだわりが勝利への道。


ライバルの存在がチームや個人をより強くする。


ライバルとの戦いが最強のチーム作りに絶対に必要。


指揮官は、信頼されるかどうかが勝負。


僕は、何でも要領よくやりたいタイプで「勝利への最短ルート」をあれこれ考えるのも好きなんです。


何も考えず黙々と努力するより、こうすれば上手くいくというストーリーを自分の中につくりあげることの方が、よっぽど意味があると思います。


サントリーでは試合の前に、各選手に3つの課題を与え、試合後はそこだけをレビューするようにしています。そして、その課題が克服できたら、次の3つの課題を与える。これを繰り返してきたことで、選手のラグビー偏差値はかなり上がったし、これからももっと上がっていくでしょう。そうすれば、さらに高いレベルのラグビーができるようになるというわけです。


経験の浅いコーチは選手の悪いところをすべて直そうとしますが、これでは効率も悪く、なかなか結果も出ません。それよりも、フォーカスを絞ってそこだけをチェックしていった方が、上達は早いのです。


重要なのは、あらゆることができるようになろうと全方位的に努力することではありません。目標を達成するためにクリアしなければならない課題は何かを、きちんと見極めることです。


どんなに勉強してもどうしても英語が上達しない人は、もう英語は勉強しないと決め、代わりに電子辞書を誰よりもスピーディに使いこなせるようにする。というような努力の矛先を変えることが大切です。自分は何ができるか見極めると同時に、何ができないのかを見極めることも大事だと思います。


どんなに努力しても、必要最低限のレベルに達しないこともあります。その場合は、たとえそれが土台や基礎にあたることであったとしても、思い切ってその能力に見切りをつけることも必要です。その代わり、今度はその能力を使うシチュエーションはつらくならないような努力をするのです。


ラグビーならパスやタックルという基礎ができていないと、ゲームで常に一定のパフォーマンスが発揮できません。この基礎を固めるには、ルーティンワークは不可欠です。また、ルーディンワークには、これだけやったのだから必ずできる、という自己効力感を選手に抱かせるという効能もあります。


先人のやり方をすべて間違いだと頭から否定するのは逆に危険です。多くの人が長年そうしてきているということは、何か理由があるからかもしれません。ですから、「なぜそれを続けるのか」をまずよく考える必要があります。その結果、本来の目的が忘れられた、ただなんとなく続けられていることであったり、いまの時代に会っていないやり方だった場合は、目的を達成するもっと効果的なやり方を新しく発想し、具体化していけばいいのです。


サントリー時代、担当している店では、自社のビールの売上をその店のNo.1にするのが、僕が「営業マン清宮」に課した目標でした。でも、僕にはラグビーの練習があるので、ほかの営業マンほど仕事に時間は割けません。だから、必然的に要領よくやるよりほかなかったのです。


仮にゴール到達まで1時間かかる道があって、みんながその道を利用しているとしましょう。そういうとき、僕は「10分でゴールに到達できる道はないか」と探すタイプです。それで、「途中に大きな障害があるが10分でいける」という道が見つかれば、今度はその障害を取り除くことを考えるのです。


早稲田の監督になったとき、それまで夜の10時過ぎまで毎日練習していたのを2時間に短縮しました。当時の早稲田は、勝つための練習ではなく、「早稲田のラグビー」という曖昧模糊としたものを身につけるための練習、すなわち目的が不明瞭な練習を必死にやっていました。だから、長時間の練習にもかかわらず、結果が出ていなかったのです。


早稲田大学の学生だったころ、4年生でキャプテンに選ばれるとすぐ、それまで40分だったフィットネスのトレーニングを20分に短縮しました。40分もやるのがずっと嫌でたまらなかったからです。短縮したといっても、それまで40分でやっていた内容を、あれこれ研究して20分でこなせるメニューに変えました。パフォーマンスを犠牲にしたわけではありません。


小売店でビールの販売促進をするというと、販売員さんに店頭で売ってもらうというのが当時の一般的なやり方でした。ただ、販売員さんを派遣するには、費用が2日で約5万円かかります。たいていの営業マンは、「そんなものか」とそれを受け入れるのですが、僕は「もっと費用対効果のいい方法がきっとあるはずだ」と思っていました。あるとき、販売員さんをやめて、その費用で売り場の商品を買い、それを販促物にすることを思いつき、自分が担当しているスーパーで実際にやってみました。その結果、販売員さんにお願いする何倍ものビールを売ることができ、お店の方にも喜んでいただけました。


努力は大嫌いです。いつも、「どうすればもっとラクができるか」ばかり考えています。ラグビーの練習も同じです。僕の頭には、「できるだけ少ない努力=練習量で強くなるためにはどうすればいいか」ということが常にあります。


夕方から練習があるし、僕には時間がない。無駄なことはしません。だいたい僕、努力が嫌いなんです(笑)。練習にしても、最低限の練習で結果を出したいから工夫するんです。
【覚書き|現役選手として活動しながら、サントリーの営業としてトップセールスを記録していた理由を問われての言葉。氏は担当する店舗すべてを回らず、成績の良い上位数店舗に集中し売上を伸ばす活動でトップセールスを達成していた】


ルーキーも試合に出しています。外から見てどこか足りないと思っても僕は気にしません。逆にひとつでも持ち味があれば、チャンスはある。僕は自分の持ち味を出してチャレンジする空気を大切にしたいんです。だから、第10節ぐらいまではメンバーを固定させず、いろんな可能性を試すつもりです。去年も45人いるメンバーの36人が一軍のAチームを経験しています。これはどのチームより多いと思います。


僕はずっと、どこで相手に勝つんだと選手に言ってきました。そのひとつがスクラムでした。勝ちにこだわるならキックでもよかったけど、自分たちらしさを出すという部分で意味がった選択でした。


言葉はすぐには浸透しない。それでも繰り返し言い続けると、練習時に選手が言葉を発するようになる。そうなればもう説明は要らない。言葉に魂が入り、それが組織やチームの拠り所になっていく。


ライバルがいたからこそ、劇的な物語を描くことができた。早稲田を短期間で強化できたのも、カントー(関東学院大学)がいたから。「カントーと何が違うか」。私は学生に言い続けた。逆に言えば、ターゲットを明確にしたからこそ、早稲田は強くなれた。


学生たちには、「早稲田のラグビー部に入ってよかった」という思いをさせてあげたい。それには、ドラマチックな経験が必要だ。最高に盛り上がる戦いを演出するのが自分の役目だと考えた。


自らの強みを見極め、スタイルを持つこと。個々の能力に応じてオリジナルの戦い方を発見すること。そのスタイルをベースに、常に新しい刺激を与え続け、バージョンアップすること。ラグビーに限らず、どんな組織でも通用するセオリーではないだろうか。


私はこれまで、ラグビーチームの指揮官として、掲げた目標を意識的に発言し、自分にプレッシャーをかけてきた。失敗すれば嘘つきになるが、勝負を挑んできた。発言した目標を実際にクリアすることで、選手からの信頼など「目に見えない力」を得られるからだ。


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