浜脇洋二の名言 一覧

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浜脇洋二のプロフィール

浜脇洋二、はまわき・ようじ。自動車メーカーのBMWジャパン初代社長。東京大学卒業後、川崎航空機工業(川崎重工の飛行機部門が分離独立した会社。のちに川崎重工へ吸収合併された)に入社。その後、米国の川崎モーターズ社長として米国勤務。米国での同社のシェアを大幅に引き上げた。その後、BMWジャパンに移り社長を務め、輸入車シェア1位を獲得した。また、ディジタル・イクイップメント(DEC)日本法人の社長を務め、1年で黒字転換を果たした。国際企業経営者協会(IMA)会長なども務めた経営者。

私は自ら手を挙げて川崎重工の米国法人を立ち上げました。本社はほとんど放任で、現地法人の立ち上げを自分の判断でやりました。当時、二輪車で先行していたのはホンダとヤマハ。違うことをやらないと勝てないと考え、日本の二輪メーカーとしては最初に米国に工場を建設しました。ホンダより3年早い工場建設でした。


米ディジタル・イクイップメントの日本法人の再建を任されたとき、今後の事業計画のプレゼンテーションをやらせると「絶対に売ります。売れなかったら死ぬ覚悟です」なんて言うのです。そうではない。マーケットはどこにあって、その中の具体的にどこを攻めるべきか、販売を拡大するためにどういう手順でどういう準備をすべきか、そういうことが聞きたいわけです。


日本企業が21世紀を生き残るためには、生簀の中のアマ集団から、荒波を乗り切るプロ集団へ脱皮することが必要だと思います。


(カワサキが米国で一時、ホンダに次ぐ2輪車のシェアを取るという)成功を収めることができたのは、米国人の優秀な役員を雇ったからです。日本の本社と関連が深い技術と経理担当の役員二人以外は全員米国人でした。日本の会社とはいえ、経営しているのは米国人ですから、他社とは違う戦略を次から次へと実行に移せたのです。


キャリア(幹部候補)育成は一社だけでは限界があるということです。日本の企業は社内ローテーションで人材を育てようとしますが、これでは他社と競える専門家、プロは育ちません。


ドイツのBMW本社からは「もっと優秀な社員はいないのか」と言われ、「トヨタ自動車やホンダが成功しているのは、優秀な人材がいるからだろう?」と質問されたりもしました。しかし、大きな集団の中のひとつの歯車としてはよくできても、日本人ビジネスマンは独り立ちした経営幹部としてはいまひとつなんです。


私が出会った100人を超える米国やドイツの経営者たちも戦略に長けた、したたかな経営者だったと思い起こしました。彼らに比べれば、日本の経営者はどことなくひ弱に見えてならない。例えて言えば、野良犬のたくましさと飼い犬の弱さの違いがあるように思えるのです。


ある中国人ジャーナリストと話をしたときのことです。彼曰く、「日本人と中国人が論争すれば、3人対3人なら日本人が勝つ。なぜなら、日本人は3人とも意見を同じくするが、中国人は各々が別の意見を言うからだ。しかし、1人対1人の論争なら、中国人が勝つ。中国人には戦略があるが、日本人にはそれがないからだ」。


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