波頭亮の名言 一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加

波頭亮のプロフィール

波頭亮、はとう・りょう。日本の経営コンサルタント、経済評論家。愛媛県出身。東京大学経済学部卒業後、都市銀行を経て大手コンサルティング会社のマッキンゼー&カンパニーに入社。主任研究員として7年間勤務後独立し、戦略コンサルティング会社XEEDを設立。そのほか、ぴあ総合研究所所長なども務めた。著書に『成熟日本への進路 成長論から分配論へ』など。

成長することに執着する人は食らいついてくるし、必ず伸びますね。


若い人には、求めるものが高いのなら、そのぶんその相場に見合った努力をする覚悟を持ってほしいと思います。


20代というのは半分以上、仕事と会社、社会を知るための期間のような気がします。この間に腰を据えて頑張れば、30歳くらいで希望する仕事ができるようになるはずです。そして、この時期に一生の仕事を決める。三十にして立つためには、やはり20代は懸命に頑張るしかないでしょう。


僕の知る限り、優秀な人は意外に転職しません。20代のうちに2回以上転職して大きな成功を収めている人って、ほとんど知りません。


若い人たちを見ていて一番思うのは、大きな成果を得たい、高い給料が欲しい、格好いい車に乗って、オシャレな洋服を着たいと言っているくせに、努力が伴っていないことです。楽をしていい思いだけをしようと思っている人が多い。世の中そんなに甘くないし、それでは通用しません。市場での自分の相場を冷静に見つめる必要があります。


仕事をする上で心がけているのは、なによりフェアな仕事をすることです。ビジネスって、キレイごとだけでは進まないことがありますよね。でも僕は、そういうことはしたくない。ですから、何千万円にもなる契約でも、相手がアンフェアだったら、仕事をするのは辞退させていただきます。資本の理論からいったら、馬鹿げているかもしれませんが、これは言ってみれば僕の美意識です。決して格好つけているわけでも、無理をしているわけでもなく、フェアな仕事をしていると心地いいんです。


当社は10人足らずの小さな会社ですから、全員が精鋭でなければなりません。求めるレベルは、マッキンゼーよりも高いつもりです。


社員を採用する際、どこまで頑張れるか。まずはこれを必ず見ます。もうひとつは価値ある仕事をしたいかどうかということです。高い給料をひたすら求めるのではなく、世の中に価値の高い仕事を提供したい、クライアントや社会のためになる仕事をしたいという気持ちの強い人を採用したいのです。


将校は一兵卒とは違ってノーブレス・オブリージュ(高貴な身分の者に課せられた義務)を発揮しなければなりません。将校は一兵卒より美味しいご飯を食べ、寝心地のいいベッドに寝る。しかし、いったん事が起きたときは、先陣を切って出陣しないといけません。


生産性を上げるためには、アルバイトや派遣社員をカットすることは、企業として常道になっていますが、マッキンゼーでそんなことをやろうとすると「お前、何バカなことを言ってるの?」と注意を受けます。たとえば、課長の1時間に、アルバイトの10時間分のコストがかかっているとします。アルバイトを辞めさせたら、課長は10倍のコストをかけて、アルバイトの仕事をしないといけないですよね。そんなバカらしいことをなぜするのか、ということです。


マッキンゼー時代、僕は1日17時間くらい、週で考えると100時間ほど働いていました。睡眠時間は1日平均3時間あるかないかです。歩くとき「右足出す、左足出す」なんて意識しないと、歩けなくなることもありました。身体はそれほど疲れ切っていました。でも、頭だけはギラギラしていて、結構楽しかったです。


マッキンゼー時代、先輩社員も上司も、いちいち細かく指導してくれませんでした。「君はもうプロなんだから、セルフマネジメントをしっかりしろ」ということなんです。会社にプロとして認められたと同時に、プロであることを強いられました。それはもうみんな必死でしたよ。結果を出せなかったら新卒入社で7年目、中途入社だと4年目には肩たたきに遭いました。「他の会社で仕事をした方が、君にとっても、世の中にとってもいいよ」なんて言われた人は大勢います。


求められるのはプロセスではなく、結果だけです。10日間ほとんど徹夜でレポートをまとめ上げても、クオリティーが低かったら、10日間遊んでいたと思われる。どれくらい努力したかなんて、一切関係ない。逆にいうと、10日間寝ていてもいいから、一流のアウトプットを示してくれと。このメッセージは強烈でした。
【覚書き|大学卒業後、外資系コンサルティング会社マッキンゼーに入社した当時を振り返っての発言】


仕事はほどほどにして、のんびりゆったり趣味に生きるのも、決して悪いこととは思いません。それはそれでいいと思います。それぞれの価値観、人生観ですから。ただ、それで高収入を期待したり、会社は俺を正当に評価してくれないなんていうのは、ムシがよすぎます。


人名ランダムピックアップ


経営・ビジネス・投資・仕事・お金・経済的な分野で成功を収めた人たちの名言を収録しています。

ページの先頭へ