河盛好蔵の名言 一覧

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河盛好蔵のプロフィール

河盛好蔵、かわもり・よしぞう。日本のフランス文学者、エッセイスト。明治時代、大阪出身。京都帝国大学卒業後、フランス留学を経て、立教大学、東京教育大学、共立女子大学などで教授を務めた。『フランス文壇史』で読売文学賞、『パリの憂愁』で大佛次郎賞を受賞。

人間同士の付き合いは、たとえ、どんな遠慮のない仲であっても、常に一種の演技がある。


多くの人が絶望を感じ、不可能と判断することに対しても青年は希望を失わない。反対に多くの人々にとって自明の理と考えられていることがらについても、一応これを自分の目で見、自分の頭で考えてみる熱意と努力を惜しまない。天才が長い努力の結果到達した地点に、自分もまた出発点から自分の足で歩きなおしてみようとする野心を胸に一杯抱く。


世慣れた老人から見れば、若い人たちの野心と夢に満ち溢れた姿は、世間知らずのお坊ちゃんの、ひとりよがりの、見るからにあぶなっかしい姿であるに違いない。しかし、新しい人生が、新しい世界が、自分たちから始まると思い込むところに青春時代の深い意味がある。


私は青年も自らの過失によってしたたかに傷つくことを、また傷つくことを恐れないことを希望したいのである。もし彼らの追求する目的が大きく高い場合には、彼らの流す血は実に美しく、そのような過失は断じて悔恨を伴うことはないはずである。それは若気の過ちなどではもちろんなく、青春時代の誇りということができよう。


たとえ自ら意識しないにしても、他人を傷つけるばかりであって、自らは何の犠牲も払わないとしたら、その記憶は終生彼らを苦しめ、それを思い出すたびに穴があれば入りたい悔恨を起こさしめるに違いない。


僕なんか平凡な一生ですが、85歳のこの年まで生きてきて悟ったことというのは、物事は長い目で見なければならんということですな。急に悲観したり喜んだりせずに。


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