河森正治の名言 一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加

河森正治のプロフィール

河森正治、かわもり・しょうじ。アニメ監督、演出家、日本を代表するメカニックデザイナー。慶應義塾大学工学部在学中からSFアート集団スタジオぬえに参加。卒業後、同社に入社。その後、マクロスのメカニックデザインで一躍脚光を浴び、演出、構成、監督としてキャリアを積む。主な参加作品に『マクロスシリーズ』『天空のエスカフローネ』『星方武侠アウトロースター』『地球少女アルジュナ』『創聖のアクエリオン』『交響詩篇エウレカセブン』『キスダム』『バスカッシュ!』

宇宙戦艦ヤマトで「スタジオぬえ」の名前を見つけて、そこに見学に行ったのが運の尽き。それまではNASAに就職するつもりだった。(宇宙飛行士ではなく)作る方になりたかった。日本にNASAがなかったからね。
【覚書き:アニメ業界に入ったきっかけについて語った言葉】


さかのぼると発明が好きみたいなところがあって、オリジナリティがあるものが好きだった。本当はオリジナリティがあるかないかにしか興味がなかった。ただ、集団作業の中だとそれを貫くわけにもいかないという問題があって。で、実際作ってみると、やっぱりどこかで見た手法を使っちゃってるとかさ、それが耐えられなくて。


富野由悠季さんが若手のアニメーター志望者を集めた講演で、「江戸時代の呉服屋さんで修業する奴は、三年間本物の生地しか触らせてもらえなかったんだ。お前らアニメなんか観てちゃいかん。三年間は観るな!」と言っていたんです。じゃあやってみようかと思って、三年間観なかったんだ。三年間観なくてさ、「よーし三年目だ。ガンダム観よう」と思って観たら「つまんねー!こんなのにハマってたんだ!」と思った。あれはびっくりした。まあ「つまんない」ってのは言い過ぎで、「わかんない」だった。どうやってこの作品に入っていけばいいんだろうみたいな。


自分が演出を担当した回は、無謀なやり方してるんだよ。例えばガンダムでうまくいった手法は絶対にやらないとか、絶対にメカ戦で決着はつけないとか言って。他で上手くいった手を使わないと、こんなに大変なんだってことがよくわかったから、劇場版では半分はセオリーに従ったんだよ。そうしないと、集団作業では物をつくり続けるのは難しい。


もちろん、頭の中ではメディアで流れている番組や情報が現実じゃないってことくらい当然わかっているんだけれど、頭の中でわかっているのと全身で感じてるのとはまるで別問題だった。
【覚書き:中国大陸を一人で旅し取材したことを振り返っての言葉】


社会構成の最小ユニットって家族だよね。それがいま、崩壊しかけてる。それは見た目はささやかかもしれないけど、やがて社会全体や文明全体を巻き込む、もっと決定的な崩壊につながるんじゃないか、という気分があって、それをネタにしたエンタテインメントをやろうということ。
【覚書き:アニメ『地球防衛家族』の企画を立てた当時を振り返っての発言】


劇場『マクロス』が終わった後に中国大陸に取材に行って、一人であちこち回ったんだけど、そのころ、もう中国でジャパニメーションブームが起きていたんだよ。ジャングル大帝の歌を、日本語で歌っている中国人の歌が流れたり、ラジオでDJが日本語交じりで話していたりして。ところが日本に帰ってくると、みんなが英語交じりの歌を歌っていてさ。いや本当にシャレになんないなぁと思った。カルチャーショックネタでマクロス作ったはずなのに、自分の方が集団催眠にはまってたのか、みたいなさ。そのショックは言葉ではうまく伝えられないけど。


例えば、アニメのことを良く知らない人が、アニメのことについて書いたのに対して「嘘ばっかりじゃないか」とか思うけど、自分が関心のないジャンルのことで同じように書かれても気がつかないよね。それから、本人が本当だと信じ込んで自然にしゃべっていることって、他の人が聞いたら真実に聞こえてしまう。そういう構造が面白いと思うようになった。


マクロスの企画段階からの軌道修正は大変だった。もともとがダミーだと思って作った企画だから、通りそうになってから、慌ててテイスト変えたりしてるからさ。結果的に奇妙なバランスの作品になっているよね。このまま行っちゃって、パロディみたいになっちゃったら嫌だから、ちゃんとオリジナリティのあるものに戻そうということで直したんだけど。パロディって、ファンがやるのはいいんだけど、作り手がやるのは嫌いな方だからさ。


人名ランダムピックアップ


経営・ビジネス・投資・仕事・お金・経済的な分野で成功を収めた人たちの名言を収録しています。

ページの先頭へ