江村林香の名言 一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加

江村林香のプロフィール

江村林香、えむら・りか。日本の女性経営者。北海道の航空会社エアトランセ社長。埼玉県出身。東洋大学短期大学卒業後、タクシー・ハイヤー旅行会社キャブステーションに入社。様々な新規事業を立ち上げ、同社の発展に大きく貢献。同社社長を経て、エアァシェンペクスのコミューター航空事業を引き継ぎ、エアトランセとして独立させ社長に就任。著書に『まずは小さな世界で1番になる』など。

今日決めたら明日できるのがベンチャーのいいところなんです。それにいまの世の中、半年も検討してたら状況が変わっちゃいます。だから、とにかくすぐやって、それで評判が悪ければやめればいい。ブランドやプライドなんて、ベンチャーには関係ないですから。


会議なんて、できるだけ短い方がいいんです。必要以上の分厚い資料なんか配られたら、読むだけで時間がかかってしまいます。だから当社の会議は、ビジュアルが必要なもの以外は資料禁止です。企画書もポイントだけ書いてあればいい。


その提案を自分でやる気があるのかどうかが重要です。大事なのは提案じゃなくて実行です。そのための会議じゃないですか。だから、明日から私がやりますって言えれば、それが一番説得力があるわけです。実際に当社では、提案の前に「これは私が責任を持って1か月間トライアルするということが前提です」というフレーズを言わなければいけないというルールになっています。


一番の抵抗勢力からぶつかっていくことが大切です。バックアップしてくれそうな人は後回しでいいんですよ。それより、誰が見ても反対しそうな人が賛成に回ったら、これはきっといい意見なんだって、全員が思うじゃないですか。


もし上司や経営者が有能なら、提案者が若いとか気に食わないという理由で提案を潰すようなことはありません。だって、自分の嫌いな人の意見だって、いいものは採用したほうが会社のためになるし、それで業績が良くなれば自分の給料も上がるわけじゃないですか。


企画の中身に経営者の視点は必要です。いくら具体性があっても、会社の台所事情を無視した初期投資はできませんから。その場合は、先にお客さんを見つけてプールしておけば、会社も予算化しやすいと思います。たとえば、以前手掛けた新規事業を例にとると、まだ事務所も用意されていない段階でホームページをつくって業務を始めたのです。それで依頼が来たら、いま予約がいっぱいなのでとしばらく待っていただく。そうやって予約がある程度まとまったら、それを担保にして上司と交渉すれば、予算を引き出すのはそれほど難しくはないという具合です。


会議で膨大な資料と能書きで人を説得しようとする人は、提案に具体性がないからそうせざるを得ないんだと私は思うんです。質問されて、「それはプロの人にやってもらえばいいんじゃないですか」なんて答えしか返ってこない提案は、通らなくても当たり前です。


なめられちゃいけないと思うのか、社員を怒鳴る方がいるみたいですけど、それは大きな勘違いです。怒鳴ったってお互い傷つくだけで、人は動きません。会議で怒鳴ったら会社を辞めてもらう。これも当社のルールです。おかげさまでうちの会社は、整備士もパイロットも、みんな仲がいいんです。私が怒鳴る必要なんてありません。


膨大な資料を用意して、それを人数分コピーしてくるのは、大手企業出身の人に多いと思います。膨大な資料作成は、その人自身の自己満足以外の何ものでもありません。それに資料の中身だって「これだけのことでしょ」って場合がほとんどで、「だったら口で言えば」って言いたくなりますよ。言いますけど(笑)。


みんなそういうことをして、常識も知らないのかってバカにされるのが嫌なんでしょう。いいじゃないですか、バカにされたって。べつに相手は自分の彼氏じゃないんだし。そういうときは「ちょっと素っ頓狂なお願いですけど」って最初に言っておけばいいのに。
【覚書き|値下げや融資などの難しい交渉をするときに仲介者を探したり根回ししたりせず、直球でお願いする理由について語った言葉】


人名ランダムピックアップ


経営・ビジネス・投資・仕事・お金・経済的な分野で成功を収めた人たちの名言を収録しています。

ページの先頭へ