江崎玲於奈の名言 一覧

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江崎玲於奈のプロフィール

江崎玲於奈、えさき・れおな。日本の科学者、ノーベル物理学賞受賞者。大阪出身。東京帝国大学理学部物理学科卒業後、川西機械製作所(のちの富士通テン)を経て、東京通信工業(のちのソニー)に入社。ソニー在籍中、半導体のトンネル効果を世界で初めて実証し1973年ノーベル物理学賞を受賞。その後、米国IBMワトソン研究所主任研究員、日本IBM取締役、筑波大学・芝浦工科大学・横浜薬科大学学長、茨城県科学技術振興財団理事長などを務めた。

科学やビジネスに進歩をもたらすのは、飽くなき挑戦です。むろん挑戦にはリスクが付き物ですが、だからといってひるんではいけません。創造的な挑戦を続ける限り、成功しても失敗しても、あなたが得るものは大きいからです。


ある研究テーマにおいて、素晴らしい成果をあげたとしましょう。私たちはその瞬間、うぬぼれや自信過剰という厄介な病に取りつかれてしまいます。誰しも成功を目指して努力をしているのですから、成功そのものは望ましいことです。しかし半面、よほどの分別力を持たない限り、自惚れや自信過剰のために目が曇ってしまい、次から成功が難しくなります。


真空管に見切りをつけ、トランジスタの研究に打ち込んだことは、当時の環境から考えると、リスクだらけの選択でした。しかし私は、新しい分野であるだけに「二流の研究者でも、一流の論文が書けるチャンスだ」と考えたのです。その道を選んだ結果、私は半導体におけるトンネル効果を発見することに成功し、ノーベル物理学賞を受けました。


若いころの私は、真空管の研究者でした。しかし当時、真空管の技術はすでに成熟化し、たくさんの優秀な科学者が先端の研究を担っていました。そこへもたらされたのが、20世紀最大の発明であるトランジスタです。私はいち早く真空管に見切りをつけ、トランジスタの研究に打ち込みました。


挑戦した結果が失敗であれば、そのことを踏まえて新しい方向へ頭を切り替えることができるという利点が発生します。私自身もたくさんの失敗を繰り返し、そこから学ぶ人生を送ってきました。


あらかじめ進歩が組み込まれた文化であるということ。これが科学の特徴です。他方、文学や芸術や音楽には時代ごとの変化はありますが、これは必ずしも進化とはいえません。現代のビジネスマンは伝統から学ぶ芸術家ではなく、常にイノベーションやブレイクスルーを追い求める科学者のようでなければなりません。


将来は過去や現在の単純な延長ではなく、まったく別のアプローチからブレイクスルーやイノベーションが生じます。ですから、科学者は忠実なフォロワー(追随者)であるよりも、独創的なリーダーでなければいけません。若手にはそういったことを学んでほしいと思っています。


仮に科学の銀行というものがあるとすると、日本は引き出す方が多く、入金が少ない。日本は科学技術では債務国です。


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