水谷孝次の名言 一覧

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水谷孝次のプロフィール

水谷孝次、みずたに・こうじ。日本のアートディレクター、グラフィックデザイナー。愛知出身。大学在学中にデザインの仕事を志す。卒業後上京し会社員として働きながら桑沢デザイン研究所夜間部でデザインを学ぶ。その後、日本デザインセンター勤務を経て独立し、国際的に活躍した。東京ADC賞、JAGDA新人賞、N.Y.ADC国際展金賞・銀賞、ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ展金賞・銅賞・特別賞、ブルーノ国際グラフィックデザインビエンナーレ銅賞・特別賞、コロラド国際ポスター招待展最高賞、世界ポスタートリエンナーレトヤマ銅賞、そのほか多数の賞を受賞。

デザインの世界に限らずどんな仕事でも、セーフティーゾーンから一歩踏み出さないと、新しいものを世に送り出すことはできない。


僕のデザインはね、絶体絶命、断崖絶壁のデザインなんです。常に崖っぷちのギリギリのところで仕事をしています。


大事なのは絶対にモノにしてやるという強い気持ちと、何があっても途中であきらめない執念です。


状況があまり固まっていなくても、とにかく一歩でもいいから歩きだすこと。誰か一人が動き出すことで、物事は進みはじめるものなんです。その一人に自分がなる。もちろん、勇み足みたいなことも多々ありますよ。でも、何もしないで後悔するよりはずっとマシです。


スキルというのは日進月歩するものなので、いま何ができるかというのは、あまり意味がないと僕は思います。


とにかく、まずアクションを起こしてみること。そうすれば、少なくとも「思いを実現する力」は確実に鍛えられます。そしてこの力は、どんなスキルよりもずっと重要なものなんです。


日本より遙かに経済状況が悪い国々の人は食べ物がない、住むところがないといった絶望と背中合わせに生きています。それゆえ、希望というものをはっきり見据えながら生きることができるのです。だから、被災地にも笑顔がある。それもとびっきりの笑顔。なぜならそこでは絶望という影が際立っているからです。影があるから、光の存在が認識できるといってもいいでしょう。


お金やモノが幸福の尺度になる時代は、早晩、終わりを告げます。では、次なる尺度は何か。それはメリー(楽しさ)です。たとえばクルマのセールスマンなら、これまではたくさん売って表彰されたり、給料が上がったりするのが働く動機でした。これからは、お客さんからの感謝の言葉や、笑顔をどれだけもらえるかを、みんなが目指すようになるべきなのです。


何十億円もかけたプロジェクトを自分を見失ってやるより、小さくても人に幸せを与えられるような仕事をしていきたい。
【覚書き|事務所を縮小し、一人で再出発したときを振り返っての発言】


成功と失敗は実は表裏一体であり、簡単には判断できない気がします。同じ事柄でも、どちらにでもなり得る。それを失敗にするか成功にするかを決めるのが、なんとしてでもやりたいという情熱であり、いつかはこうなりたいというビジョンなのではないでしょうか。


大きな仕事をたくさん手掛けた僕の30代は、一見「成功」と映るかもしれません。しかし、いくら華やかな仕事をしても、忙しさで自分をすり減らす日々は、僕にとっては「失敗」でした。しかし、その失敗があったからこそ、僕は本当に自分のやりたい仕事に気づくことができたのです。


僕が自分の事務所を立ち上げたのは、31歳のころです。思えば、それまでの20代は、ひたすらもがき続けた日々でした。もともとの才能も、立派な学歴も人脈も持ち合わせていなかった僕は、ただ「デザインをやりたい」「いい作品をつくりたい」という一心で仕事をしてきました。それが次第に実を結び、企業から「水谷さんに」と指名で仕事がもらえるようになった。それでフリーでやっていく決心がついたのです。


自分はこれがやりたいと一方的に主張するだけでは、「あいつは学生みたいだ」と一蹴されて終わりでしょう。自分の思いをカタチにするには、周囲の人にそれを受け入れてもらう必要があります。それには、どうすればこれが実現できるかというストーリーを考え、マーケティングや根回しをすることが不可欠。これもデザインなんです。


下鉄の駅に貼ってあるポスターをみていたら、8割が僕の作品だったこともあります。大きな仕事は次々と舞い込んでくるし、預金通帳の残高は日に日に膨らむ。さらに、賞までもらえる。それなのに、心は満たされず、身体もボロボロ。もともと僕は、デザインによって社会をよりよくしたいと思って、この世界に入ったんです。それなのに、当時はその頃の志を完全に忘れ、与えられる仕事をただやっているだけでした。「ここは、僕が若いときに目指した場所ではない。早く抜け出さなくては」。そう気づいた僕は、20人いた事務所を畳み、1人で出直すことにしました。その結果、仕事も収入も激減しましたけど、ご飯はおいしく食べられるようになったんです。


小さなことでいつも部下をきりきりと叱りつけているような上司の下では、部下はミスをして上司から叱責されることがないように、とにかく無難に仕事をこなそうとします。つまり、挑戦心が失われる。一方、小さなことにこせこせせず仕事を任せて、見守ってくれる上司の下では、部下は安心して攻めの姿勢で仕事に取り組むことができます。


自分を追い込み断崖絶壁に立っているときほど、意識的に笑顔でいることが大事。だって気持ちが後ろ向きになってしまったら、難しいことに挑戦しようとする意欲も萎えてしまいますからね。ワコールのときだって、大変だったけど、「これはいい仕事になるぞ」という前向きな気持ちのほうが強かったですね。


これだけいろんなポスターが溢れている中でありきたりなものをつくったって、人の心には届きません。新しいアイデアを生み出すために、強い気迫と情熱をもって締め切り直前まで考え抜く。すると、いい仕事になります。


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