武田双雲の名言 一覧

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武田双雲のプロフィール

武田双雲、たけだ・そううん。日本の書家。熊本県出身。東京理科大学理工学部情報学科卒業後、NTT東日本に入社し3年間ITコンサルタントとして法人営業に携わる。その後退社し、書道家となる。路上で道行く人の希望を即興で書く「ストリート書道」や、音楽や彫刻などとコラボレーションしたり新しい書道のスタイルを実行した。映画やドラマの題字を担当することも多く、NHK大河ドラマ『天地人』の題字を書いた。上海美術館の龍華翠褒賞を受賞。

多くの人は欲が中途半端なのだと思います。「自分のため」というエゴを突き詰めていくと、「人のため」になるんです。


出発点はエゴでもまったく構いません。それがパワーになりますから。でも、エゴを昇華することも大切です。


飛躍のきっかけになったのは、人と会ったとき、自分のすごさをアピールすることをやめたことです。自信がないと、認めてもらいたくてどうしても誇示しようとしてしまう。でもあるときから、「どうしたら、相手に喜んでもらえるか」だけを考えるように変えたんです。そうしたら、人がどんどん助けてくれるようになって、ものごとも上手くいくようになったんです。


「得意なものなんてない」という人も多いと思います。でも、頼りないかもしれないけど、自分のいま持ち得るスキルと経験で、このチームを、このお客さんを喜ばすことができないかと考える。それが自分を成長させてくれる気がします。


会社員時代モチベーションを保つためにやったことは、ひとつひとつは些細なことです。たとえば、朝少しだけ早く起きて家を出て、駅の喫茶店でおいしいコーヒーを一杯飲んでから電車に乗るとか、川崎~横浜間だけはグリーン車を利用するとか。わずか10分間の満員電車が僕にはどうしても耐えられなくて……。かなりきつい出費でしたけど、そうしたことの積み重ねで、同期の誰よりも仕事を楽しめるようになったんです。


モチベーションを保つ方法として、頭の中にあることを「書く」ことがあります。それで、書いたものを客観視してみる。そうやって問題が明確になれば、それだけでスッキリするし、対策も考えられるじゃないですか。だから気持ちが落ちたら、自分の本音を書いてみるのです。


僕が最近意識しているのは、「義務感をいかに減らすか」ということです。人間のモチベーションが下がるのって、何かをやらされているときです。逆に、自主的に何かをやっているときは、自然と上がっているものです。ところが、僕らの日々の生活は義務感だらけです。たぶんそれが1日の中に何百もあるので、やる気が出ないのは当たり前なんです。


書家として独立して数年は何をやっても上手くいかず、気持ちが落ちることもしばしばでした。だからこそ、モチベーションをどうすれば高く保てるんだろう、ということをずっと考えてきたおかげで、いまではかなり安定して高い状態を保てるようになっています。モチベーションというものはもともとの性格に関係なく、誰でもスキルを磨けば高く保てるようになるものです。


もちろん自分のすごさを誇示して成功している人もいます。でも、そういう人の周りに集まってくる人って、依存したい人ばかりです。だから、本人は頼られて相当しんどいはずです。一見成功してるように見えても、内面はボロボロという人も多いですし、なにより急激な環境変化にそういう人はすごく弱いのです。


どうすれば相手が喜ぶかということを突き詰めていくと、必然的に「自分の一番得意なことを提供しよう」というところに行き着くんです。恋愛でも、僕なら心を込めて筆で手紙を書こうとなる。そうやって自分の強みを知って活かせれば、相手にも喜んでもらえるから誇示する必要がなくなるんです。


僕は朝起きたときから、義務感をひとつひとつ打ち消す作業を続けています。「~しなければ」を「~したい」に切り替えるんです。たとえば、「顔を洗わなきゃ」なら、「どれだけ少ない水で洗えるか」とゲーム化する。「それができたら苦労はしないよ」と思われるかもしれません。たしかに最初は難しい。でも続けていると、少しずつできるようになります。


あるとき、先輩社員から頼まれて、筆書きのプライベート名刺をつくったんですよ。そうしたら、「字が上手いよね」とすごく喜んでもらえて、そのとき、「これだ!」とスイッチが入りました。何事も中途半端な人間だったので、人にそんなに褒められたことって、それまでなかったんですよ。だから躊躇はなかったですね。
【覚書き|サラリーマンを辞めて書家になったきっかけについて語った言葉】


新入社員時代はモチベーションが相当低かったですね。満員電車がとにかく苦手で、朝起きるだけでもつらくて……。それである日、「このままでは、あと40年ももたない。なんとかしなきゃ」と思ったんです。そして「このままじゃ悔しい。会社生活を絶対楽しんでやろう」と考えました。そう気持ちを切り替えて、自分なりにいろいろと工夫しはじめたら、会社生活がどんどん楽しくなっていったんです。


モチベーションが下がることもないわけではありませんが、高く保つのは得意な方だと思います。モチベーションが下がるとキツいじゃないですか。締め切りは待ってくれないですし。だから、下げないように日々工夫をしているんです。


僕は取材を受けるとき、言いたいことを言うんじゃなくて、この雑誌はどういった人が読んでいて、どんな話をしたら喜んでもらえるだろうか、ということをすごく考えます。僕の記事を読んで感動してもらうことと、個展で僕の作品を観て感動してもらうことは、まったく同じ価値があります。


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