櫻井英明の名言 一覧

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櫻井英明のプロフィール

櫻井英明、さくらい・ひであき、さくらい・えいめい。日本の投資アドバイザー。東京出身。日興證券で機関投資家の運用トレーダーを務める。その後、インターネット専門証券会社営業企画兼情報担当、MC投資顧問(株)取締役副社長、株式新聞Weekly編集長などを務めた。著書に『櫻井英明の株式透視論』『待ってたぜこの瞬間 やっぱり株は儲かる!』『いちばんわかりやすい金融商品取引法のポイント』ほか。

努力の跡だけ市場が見えてくるのが株式市場。


過去を振り返るだけでは、将来の予想や日本のあるべき姿は予見出来ません。些末にとらわれず大局を眺めることを心がけたいものです。


「専門家はしばしば理路整然と間違う」という格言が昔からあります。他人のささやきで動くのではなくて、自分の眼力を養い信じることの方がよほど役に立つはずです。


どう考えても相場で重要なのは大局観。でも、この積分的思考は無視され、市場は微分したコメントばかりが横行している。刹那的なその日暮らしの毎日。せいぜい来週くらいまでしかない時間軸。それでは、視点が濁って来るに違いありません。


相場に必要なのは「勘と度胸」と言うと、いささか軽く聞こえますが、実は「勘」は記憶の産物、そして「度胸」は推理の結果です。


世界の株式市場の動向も個別銘柄の推移もさまざまなお化粧に惑わされてはいけません。綺麗に飾ったって儲からなければ元の木阿弥。そのための審美眼を日々磨いていきましょう。


相場の張り方とか、投資の原則なんて立派なものでもないでしょう。多くの市場関係者が指摘するように「方向性・値幅・時間軸・タイミング」。ここに集約されるでしょう。この原理原則さえわきまえていれば、妙な横文字など使わなくても相場の方向性やシナリオに明るくなるはずです。原理原則やイロハのイを忘れて奇妙な高等戦術っぽいものに籠絡されてはいけません。


相場で必要なのは相場観測もあるかも知れませんが、本来は「儲ける」という目標。この目標が美化され昇華しているから行方が見えなくなります。すべての市場参加者は「利益」を求めてうごめいているという現実。ここを直視しなければ、相場の織り成す綾やそのリズムは体験できないかも知れません。


数字だけで物事を判断するのは稟議書投資が中心の機関投資家。彼らには決算だけでも事足りるでしょう。しかし会社は機械ではなく生き物。日々の業務姿勢や世相の動向、そして発表されるプレスの行間を読み解く技術を磨くことは、機関投資家の一歩先を歩んで「谷間のゆり」のようにひっそりとしているものの着実に咲き始めた銘柄を見つけるコツだと思います。


最近感じるのは「岡目八目投資法」と「直撃投資法」の違い。決算をアレコレいじりまくり、チャートをあれこれといじりまくり、それでも企業取材をしない市場関係者の多さ。傍らでアレコレ詮索するくらいなら、直撃すればいいと思うのにそうしないもの。逆に、企業側の声を間いてから決算やチャートを眺めると、どんなに頑張っても見えなかったものが見えてくる気がします。この差は結構大きいのではないでしょうか。


株式市場は決して崇高な場所などではありません。相場は相場の中から生まれ、相場は理論や分析ではなく人の心理と心理の戦争で成長するものです。機械的なスクリーニングなどではなく、人間が主役であるべき企業を人間の目でみることが大切ということです。


密室にこもってのデスクワークだけでは、決して成長銘柄の発掘など出来ません。頭や理論だけで考えても市場は決してその通りの動きにはならないことばかり。むしろ、手足顔という身体を使って多くの企業と接触することが大切。その多くのサンプルを丁寧に仕分けして、成長銘柄を見つける作業が必要です。


ネットで紙芝居を力チャカチャやるだけで儲けようという姿勢はやめましょう。決算短信とスクリーニングだけでの投資は脱却しましょう。それらは単にひとつの要素に過ぎません。企業には必ず伝えたいメッセージがある。訴えたいことがある。これを知って行う投資がこれからは必要になってくるに違いありません。だから「足で稼ぐ」というキーワードテーマにするべきでしょう。


投資マネーが生きるか死ぬかという課題で常に動いているのが相場。それを綺麗ごとや断片的な些細な事象で片付けようとするから無理が生じるのでしょうし、なかなか成功することが出来ないでしょう。そして株式相場を恨んで遠ざかっていくという悲しい事態に遭遇することになります。「自分の目で見て自分の足で立つ」ことこそこれからの株式投資には必要です。


努力を少しづつでも高めていけばいつか必ず記憶に残る銘柄やファンとなれる企業にめぐり合える筈。これが実は株式投資の本質の一部でもあるのです。


達人とか名人と呼ばれるような映画監督やTVプロデューサーでも興行収入や視聴率のデータだけをもとにシナリオや作品を描いている訳ではありません。考えに考え抜いて俳優を選び、現場を何度も取材し、それでも飽き足らずにさらにその上を目指して苦悩している筈です。楽をして怠惰な姿勢では決して名品は生み出せません。


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