橘玲の名言 一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加

橘玲のプロフィール

橘玲、たちばな・あきら。日本の作家。早稲田大学第一文学部卒。主な著書に『マネーロンダリング』『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』『世界にひとつしかない「黄金の人生設計」』『臆病者のための株入門』『貧乏はお金持ち 「雇われない生き方」で格差社会を逆転する』『黄金の扉を開ける賢者の海外投資術』など。

人間は、基本的には「好きなこと」にしか本気になれない。だったら、好きなことを探すしかない。


フットワークを軽くしておくことも大切だ。家を買ってしまうと、家庭環境の変化に臨機応変に対応できなくなるケースも出てくるだろう。その点、賃貸であれば子供の通学に便利なところに住み、親の介護が必要になればバリアフリーの物件に住み替え、子供が巣立ったら郊外の閑静な住宅地に移ることもできる。収入が減ったら家賃の安いところに引っ越せばいい。


一般論で語るのは難しいが、「自分は何によって生きていくのか」を考えたとき、幅広い人脈こそが宝物であることがわかるはずだ。


日本では、夫が「会社」コミュニティー、妻は「ママ友」コミュニティーに属し、異なる世一界を生きている。そのため男性は退職、女性は子供が思春期を過ぎると、人間関係が途切れてしまう。これではいずれ「無縁生活」になってしまうので、人脈の幅を広げる努力をすべきだろう。


「自分の人的資本はどこにあるのか」を再確認することが大切だ。万が一リストラ対象になったとき、どうやってお金を稼ぐのかということ。


外国人に「あなたの仕事は?」と聞くと「会計をしている」と専門分野を述べ、「どこでその仕事をしているのか?」と聞いて初めて会社名を答える。自分のフロフェッション(専門分野)がまずあって、会社はプロフェッションを活かす場所なのだ。日本のサラリーマンはプロフェッショナル(専門家)ではなく、それぞれの会社に最適化されたジェネラリスト(総合職)で、その技能や経験は会社を離れるとなんの価値もなくなる。そんな働き方が成立していたのは、年功序列と終身雇用が前提にあったからだ。


一部には日本円が紙屑になると主張する人もいるが、金融知識のない人がそれを鵜呑みにして投資に走るとおかしな商品をつかまされるだけなので、当面は普通預金で十分だろう。ギリシャを見ればわかるように、国家破産とは「目が覚めたら通貨が紙屑になっていた」ということではない。国債価格の下落で金利が上昇し、地価の下落や企業の倒産で金融危機が起こり、資産の大半を国債で持っているゆうちよ銀行やかんぽ生命が破綻して国有化されるというプロセスを踏んで状況が悪化していく。どれほど財政赤字が巨額でも、日本のような経済大国が1カ月や2カ月の短期間に破産することはありえないのだから、「国の財政破産を前提に円資産をすべて外貨に換えよう」という行動は意味がない。


国家の財政破綻は、戦争や内乱のような国家権力の暴走と異なり、個人でリスク管理が可能だということだ。ギリシャなどでは確かに厳しい状況が続いているが、シリアのように多数の市民が犠牲になっているわけではない。いざというときに対応できる基本的な経済・金融知識があれば、投資の初心者でも資産を守ることは可能なはずだ。そのためにも、家計に影響がない程度の金額で、投資を体験してみるといい。損をしてショックを受けるかもしれないが、いずれ安い授業料だと思えるようになるだろう。


30代前半までなら、転職が可能です。つまり、いろいろ選択肢があるので、とりあえず自分の選択肢を減らさないように頑張る。ほかの会社、業種でも通用するようなスキルを獲得するとか、転職してもやっていけるような何か計画を立ててみるとか。しかし、40代を過ぎたサラリーマンは、なかなか難しいでしょう。日本の中高年はいま、そういう状況にあるので、お金が無くなると生きていけないという危機感は強いし、持たなければいけません。


ITの登場によって、会社に所属しなくても分業ができるようになりました。無料のブログサービスやグーグルのような無料のクラウドサービス、あるいはアマゾンのようなマーケットサイトなど、これまで会社に集まって分業していたようなことを、個人がアウトソース(委託)出来るようになってきたんです。これまでは大きな仕事をするためには、会社に入らなければいけなかったのが、だんだんと、いわゆる自営業でも外部サービスを使えば収益を獲得できるという、新しい可能性が出てきています。


以前は脱サラした人はほとんどみんな失敗するようなネガティブな状況でしたが、いまはそこそこ変わってきて、個人でもマイクロ法人(小さな会社)をつくることによって、さらに大きな機会を得られる状況が出てきました。日本の社会で初めてそういうことができるようになったので、面白いと思います。それをどう利用して、上手に自分の人生を設計するかですね。


基本的なことですが、お金を貯めるには「収入を増やす」か「支出を減らす」か「持っている資産を高い利回りで運用する」かしかありません。

資産形成=(収入-支出)+(資産×運用利回り)

このたった3つの要素で決まります。世の中には「こうすればお金持ちになれる」といったハウツー本があふれていますが、この3つを手を替え品を替え説明しているだけなのです。


世界標準で見れば、私たちは「日本に生まれた」だけで超ラッキーです。この国に生まれた幸運を存分に満喫しましょう。


すでに年齢が高いのに資産がないという人は、思い切って発想を変えればいいのです。いま、世界一高い賃金をもらっているメリットをどう生かすかを考える。たとえば、イギリス人などは10人に1人が外国暮らしをしているといいます。自国で働いてお金を貯めて、ポルトガルなどヨーロッパの物価の安い国で暮らしているのです。経済格差を利用すれば、負け組も勝ち組になれるのです。


豊かになるためにはどうすればいいのか。若い人には、キャリアをどうつくるのかを真剣に考えるべきだと言いたい。将来的に、単純労働の賃金は世界標準になるのは確実。中国などの海外から安い労働力が入ってくることで単価が下がり、その人たちと同じ賃金で日本人も働くことになります。逆にホワイトカラーは賃金が上がるでしょう。


いまの日本で、社会問題はもう「みんなの問題」ではなくなっています。たとえば、公立学校の学級崩壊の問題は、私立へ通わせている人には関係のないことです。年金の記入漏れ問題も、年金がないと老後に生きていけない人が多いから大騒ぎになっているだけで、すでに老後資金を貯めている人にとってはどうでもいいことです。社会問題が個人的に解決できる人と、死活問題になってしまう人。そういう二極化も進んでいるということです。


これからは自分の人生設計をきちんと考えている人と、そうでない人とでは大きな差がついてくると思います。何を捨て何を取るのか、冷静に判断できる人と、漠然と夢ばかり見ている人とでは、当然、豊かさも違ってきます。


別の角度から見て、日本人がお金持ちになれないのは「サラリーマンでいることが好き」だからです。サラリーマンの税金はご存じのように「ガラス張り」で、税金・社会保険料は給料から天引きされます。それぞれの会社が税務署の代理店となって徴収する。そういう仕組みなのです。これに対し、自営業者や個人事業主は所得を自己申告するうえ、年金や健康保険を支払う払わないは本人の自由。年金は現行制度では払った方が得ですが、健康保険は、所得を低く抑えられれば合法的に保険料を節約できます。


自分は何歳くらいでリタイアしたいのかを決め、そこから逆算してできるだけ早く多くの資産を複利で回せるようにしておく。ダブルインカム(共働き)で子供がいなければ、30代で数千万円を貯めることは可能でしょう。豪華な暮らしをしていまを楽しむのか、あとで楽しむのか、それはもうその人の生き方ですが。


一番効率がいいのは、節約してできるだけ早い段階でまとまったお金をつくり、それを運用で増やす方法です。5%複利で運用すると15年で元金が2倍になると考えると、30代、40代で3000万円くらいアセット(資産)を持っていれば、15年後には6000万円になります。複利のパワーはかくも絶大。同じ時点から1万円ずつ貯金をスタートする人とでは、15年後の差はとてつもなく大きなものになります。


日本はインカム(収入)も多いけれど、人並みに暮らそうと思うととてもコストがかかる国なのです。したがって、インカムが増やせないなら「何を諦めるか」を考えるべきです。


日本のような豊かな社会で「金持ち」になることは、じつはそれほど難しいことではありません。大多数の日本人が「お金が貯まらない」「豊かになれない」と感じているのはなぜか。ひとつはメディアがつくる「幸せな家族の基準」が高くなりすぎているからだと思います。


人名ランダムピックアップ


経営・ビジネス・投資・仕事・お金・経済的な分野で成功を収めた人たちの名言を収録しています。

ページの先頭へ