槍田松瑩の名言 一覧

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槍田松瑩のプロフィール

槍田松瑩、うつだ・しょうえい。日本の経営者。三井物産社長・会長。東京出身。東京大学工学部精密機械工学科卒業後、三井物産に入社。ロンドン支店駐在、日本ユニバック(のちの日本ユニシス)出向後、電気機械部長、電機国際部長、機械・情報総括部長、情報産業本部長、取締役、常務、業務部長、専務、業態変革本部長、CSO(最高業務責任者)などを経て社長に就任。

まわりに惑わされず、自分の頭でよく考えて納得できる仕事、人生を目指してほしい。


危機に見舞われると、社員も経営に対して不信感を持つ。直接話すことで乗り越えなくてはならない。


ビジネスの基本姿勢が士魂です。命懸けで、信義を守りながら仕事をしていく。


視野を広げ個性を磨くことは、良い人生を送る上でも必要です。仕事で成功するだけが良い人生ではありません。


自分の人生を、自分の時間をそこに投入して納得できる、十分やりがいを感じる仕事でなければ長くは続かないし、納得感がない仕事はやりがいもない。


三井物産は商売を生業としている会社なので「信用」で成り立っているんです。根幹の信用がなくなれば、立つ基盤がなくなります。


当社のミドルは権限を付与され、裁量権が大きくなることで、かえって仕事への意気込みを強める人が多くいます。


いま私は、社員に「良い仕事をしてくれ」とよく言っています。良い仕事とは、確かな手ごたえを感じながら、人生の大切な一刻一刻を意味ある時間として費やし、結果的に有意義な人生だったと思えるような仕事のやり方です。


働く意欲とは、業績で貢献するのみならず、世の中への貢献、会社をとりまく様々なステークホルダーとの関わり方、人としてのあり方というところから生まれてくるものだろうと思います。


ミドルの人たちは、しっかりとした価値観と考える力を持った良い人材を育てようという意識を強く持ってほしい。若い人たちは直属の上司の態度、判断基準、身の御し方といったすべてを学んでいくのだということをよく意識して行動してほしい。


変化が激しい時代では、事業環境がどのようになるか誰にも予測できません。しかし、ミドルがしっかりとした価値観と考える力を持つ部下を育成する役割を全うし、そのような社員が揃った会社になれば、世の中に何が起ころうとも必ず乗り越えていけると考えています。


私たちの時代も、新入社員として仕えた上司の仕事を通して、お辞儀の仕方から始まって、人との接し方、仕事への姿勢などすべてを真似していくことから始めました。自分たちがどれだけ若い人たちに影響を与えるかを自覚することは、自らを律することにつながるはずです。


ミドル自身が仕事に対して意欲を感じられず、苦痛の中にあるのだとしたら、ミドルの背中を追って育つ次世代の若い人たちも、早晩、同様の悩みに落ち込むでしょう。


部下がやりがいを感じて仕事をしているか、あるいはどういう気持ち、どういう意気込みで仕事に関わっているのかということに、上司であるミドルはもっと関心を持たねばなりません。


成果主義は欧米流の収益至上主義の延長上として導入され、当初からそのほころびが指摘されていました。数字的な成果は、仕事が生み出す価値のほんの一部でしかないことに世間は気づき始めています。ただ収益をあげればいいという単純な動機と単純な満足感で人生を過ごしている人はいないということです。


会社の中でミドルは、現場の最前線を統率しつつ次代を支えていく若い人たちを指導・育成する非常に重い役割を担っています。それだけに、次世代を支えていく人たちをよく指導・育成しているかどうか、会社として強い関心を持って目配りしています。


効率のいい人生なんてつまらない。完全燃焼することが大事です。


商社マンにとって気をつけなければならないのは、儲けを絶対視する発想です。そういうさもしい動機から入った仕事であれば、たいていは三井物産の評判や信用を失墜させます。そうなると真の意味での利益ももたらさないし、社員個人としての達成感を得ることはできません。


私はこれまでに世界中の様々な場所で仕事をしてきました。無論、大変なこともありましたが、いつ、どこにいても、仕事が面白くないと感じたことはありません。


未来は予測できません。なのに、あふれかえる情報をもとに、あらかじめイメージ先行型の人生設計を行い、効率的に成功者のルートをとろうと考える人が増えているように思います。それでは手ごたえのある人生を歩むことはできません。そうではなく「なるようにしかならない」と腹をくくって、目の前にあるやるべき仕事、やりたい仕事にぶつかっていくことが肝要です。そういう生き方をしていけば、もし思うような結果を得られなくても、絶対に後悔することはないでしょう。


2006年に希望者全員が入寮できる独身寮制度を整備しました。これはたいへん好評です。やはり人間は集団の生き物ですから、共同生活をして同じ釜の飯を食い、酒を飲みかわす中ではじめて親しいネットワークを築いていけるのだと思います。


私たちの人生の中で一番いい期間の、しかも9時から5時といういい時間帯を費やしているのが会社生活です。だとするなら、そこで手掛ける仕事は世の中にきちんとした価値を生んでいるとか、人々の役に立っているべきというのが当たり前ではないでしょうか。もしそうではないと感じることがあったとしたら、上司に対して思い切って「こんなことをやっていていいんでしょうか」と疑問をぶつけ、議論を深めていってほしいのです。


電話の時代からPCの時代に移ったことで、職場で机を接していても部下や同僚が外部とどのようなやり取りをしているかが見えにくくなりました。電話なら漏れてくる話し声から誰がどんな交渉事をしているか同じ部署の人間にはなんとなくわかったものです。しかし、メールではそれがわからない。その意味でも、社員同士のコミュニケーションを意図的に増やしていかなければいけないという思いがあり、独身寮の復活を仕掛けました。


あらゆる機会をとらえて私が社内に訴えかけているのは「よい仕事をしよう」ということです。三井物産は世界に154か所の拠点を構え、様々な仕事を担っているので、極端にいえば現場ごとに異なったモノサシが存在します。「よい仕事をしよう」という言葉の裏には、現在手掛けているそれぞれの仕事の性格をベースとして、個人個人がよく考え、「よい仕事」のやり方を見つけて欲しいという思いがあります。


商社マンの仕事は何をおいても好奇心が必要です。総合商社は活動領域が極めて広いため、何にでも興味を持つ人が向いているのです。そして好奇心だけでは仕事に遠心力が働いてしまいかねません。好奇心と並んで大事なのが「変化対応力」です。


都度その心境を、例えば転勤等で新任務に着く時に、キチンと書き留めておきなさいと言っているんですよ。仕事が変わる時の仕切り直しは初心に戻るいいチャンスだと思っています。


昔から「初心」という言葉が気に入っています。新しい仕事に取り組む時に、「頑張ってこんな風にやってやろう」「自分としての目標をどう設定しようか」等いろいろと思うじゃないですか。慣れちゃうと自堕落になっちゃいますけど(笑)。そういった意味でも「初心」は、謙虚でいいものを目指そうという気持ちにあふれた言葉だと思っています。


若い頃は主に電機、電力プラントなどにかかわっていました。技術のバックグラウンドを持った先輩が多かったものですから、常に自分が扱っている商品、機器、プラントに対して誰にも負けないくらいの知識を持ちなさいということや、技術革新についても、しっかり勉強しなさいということを言われていました。商社なのにメーカーさんに負けない知識を持てというのには驚きましたね。


「順番」が大事。生んだ価値をお金に変えていくのが、目指すところ。合法的でありさえすれば何をやってもいい、とにかく金を儲けようという風に順番をひっくり返して考えてしまうと、結果として思ってもみないところに行ってしまう。


思い切って、自分のやりたいことを見極めて、勇気をもってどんどんチャレンジしてもらいたい。みんなの価値観に合わせて、同じものを追い求める姿では、最終的に自分が納得するような人生を歩めないのではないか。


教養に触れることで、「人間とはこういう生き物なんだ」、「世の中にはこんなにさまざまな価値観があるんだ」など、新たな気付きが自分自身の人生を豊かにすることになるし、社会との付き合い方を変えていく。


ビッグプロフィットカンパニーも立派だが、その前にグッドカンパニーというものもあるのではないのか、私は単に利益の最大化を目指すことはしませんよ。


事業会社というのは利益を上げなければなりません。利益はとても大切なものです。でも、法に触れるか、触れないかの多少グレーな仕事をしてまで利益を上げてほしいということでは全くなく、きちっとした価値を創造して得たものでなければなりません。そういう当たり前のことをシンプルですが「良い仕事」という言葉で表しています。


三井物産には、ビジネスは民がやるものだという精神があります。やはり、ビジネスは、民が自由闊達に行うことでしか、健全には伸びないと思います。


単純に外との競争に晒されるのが嫌だと言って守っているものは、思い切って外との競争に晒すべきです。そこで生き延びることができるかどうかを、その企業、事業に判断させればいいのです。その企業がきちんとした経営をしていなかったり、競争力の出ない仕事の仕方をしていたら負けるのは当然だという形で、ドライに割り切るしかありません。


効率を少々犠牲にしても、面白い人材を育成しようともっと努力すべきです。社員に個性がないことを嘆く前に、まずは会社がリスクを取って、社員を信じて、任せる。それをして初めて、社員はその信頼に応えようと成長するのです。


本質的に大切なことは会社と社員、上司と社員の信頼関係です。リスクにいくら備えても、将来のことは結局あまり分からない。それならば、最後には社員の熱意を信じて現場に任せ、きちっと仕事をしてくれる人を養成していくしかないのです。


私たちが若かった頃は、会社はこう言っているけど現場はこうだ、と意気込んでいました。最近はそういう強い個性を会社が許容しなくなったのかもしれません。会社が、社員に機械のような仕事の仕方を要求してしまっている。若い人が個性を発揮できないのは、むしろ経営の責任です。


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