楠本修二郎の名言 一覧

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楠本修二郎のプロフィール

楠本修二郎、くすもと・しゅうじろう。日本の経営者。カフェ・カンパニー社長。福岡県出身。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業後、リクルートコスモス(のちのコスモスイニシア)、大前研一事務所、平成維新の会事務局長、マーシーズ副社長などを経てスタイルディベロップ、コミュニティ・アンド・ストアーズ(のちのカフェ・カンパニー)をそれぞれ設立。飲食店・物販店の経営、設計・企画プロデュースなどを行った。

僕たちがカフェを運営するとき、もちろん客商売ですから「お客様」という言葉を使います。しかし、誤解を恐れずにいえば「お客様は神様」ではなく、我々の店を選んで足を運んでくださった、家族や大切な友人のような「仲間」だと思っています。


僕の挑戦への原動力は、ひと言でいえば冒険心。僕が子どものころ、故郷の博多にはまだ米軍基地がありましたし、丘の上から玄界灘を望めば、大きな船が見えました。そういう環境のなかで、いつしかまだ見ぬものへの冒険心が育まれたのかもしれません。


ひとつのプロジェクトが完了しても、もう新たな取り組みが始まっているし、その次もある。終わりはありません。


僕は毎朝、トライアスロンのトレーニングのために走っています。脳科学によると、ヒトの脳は走ることで活性化し、よいアイデアも生まれるそうですよ。


街には、そこに集う人や歴史によってそれぞれ異なったキャラクターがある。もう一度「土地の記憶」を掘り起こし、その街らしい豊かなコミュニティを僕はつくりたいんです。


飲食店というと、開店当初オープンで話題になり、半年後には低迷してしまう例をよく耳にします。そのため私共のように徐々に上昇していく形は珍しく映るかもしれません。しかし、そもそも街の飲食店と住民との関係とは、食堂を作った当初は来客数が低く、料理の味や大将のホスピタリティなどで少しずつ話題になり、店と人とのコミットが深くなっていくものです。テーブルで宿題をしている小学生とその隣で飲んでいる父親がいて、その父親の友人達が子供を可愛がるような、そういう場が飲食店の原風景だと思います。従って売上が徐々に上がっていく飲食店は決して新しい形ではなく、むしろ原点に近いものを若者向けにカスタマイズして提供しているのではないかという気がします。


経営する上では、組織をパズル型ではなく筋子型にしていこうと思っています。筋子は形がバラバラですが、同じDNAを持ったイクラはいます。そしてイクラは一粒一粒がとても美味しい。そういう筋子のよっな組織を目指しています。


私共のカフェは多様な表情を持っていますので、マーケティング視点とそれをプロデュースしていく展開力を持った社員をどれだけ育てられるかが多店舗化のキーとなります。マニュアルで教育するのではなく、理念と夢を語り、新たにカフェを作る際はそのカフェが地域の中でどういう役割を演じようとしているのかをメンバーと一生懸命話し合っています。


ひとつの業種業態に絞って単純に拡大するのではなく、半径500m以内のお客様・生活者の視点を持ってお店を作っています。


僕は整理整頓が大の苦手。頭の中にも、あらゆる出来事や情報が散らばっています。でも走っていると、それらが突如結びついて、自分でも驚くような企画や事業につながっていくことがある。一カ月前に食べたハワイ料理のエッセンスを、新規に立ち上げる日本料理店に取り入れてみたらどうだろう……。ランニングの時間は、僕にとってひらめきの宝庫といえるかもしれません。


僕は社員のみんなと一緒に企画を考えるのも大好きですが、一方で組織を運営するうえで不可欠な課題にも向き合わなければなりません。財務や経理、人事などあらゆる課題があり、通常はミーティングを行い、解決策を探っていきます。でも、走っているとそれらの課題にも、思いがけない方向から答えを見いだせることがある。例えば人事なら「あのスタッフに、この仕事を任せたら面白いことになりそうだ」といった具合に。


農家、生産者にはもちろん農産物についての知恵があります。一方、都市生活者にもそれを活かすという知恵がある。互いに相手にはない知恵を持っているとしたら、それを混ぜこぜにしてシェアすればいい。「知恵のシェア」もっといえば「叡智のシェア」です。それができるスペースをつくれば、コミュニティはぐっと面白くなります。


僕たちは渋谷の「キャットストリート」の再開発や、各地のカフェやレストランの運営を通じて、暮らし方や世代の異なる多様な人たちを「混ぜこぜ」にして、その地域ならではのコミュニティの場をつくってきました。異なるライフスタイルの人たちが集まると、温かい交流が生じて街は活気づきます。


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