梅田望夫の名言 一覧

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梅田望夫のプロフィール

梅田望夫、うめだ・もちお。日本のIT企業経営コンサルタント。慶應大学工学部卒、東京大学大学院情報科学科修士課程修了。卒業後はコンサルティング会社アーサー・D・リトルの日本法人に入社。コンサルティングの実務を経験したのち、シリコンバレーでコンサルティング会社ミューズ・アソシエイツ設立。ベンチャーキャピタルのパシフィカファンド共同代表。そのほか、はてなの取締役なども務めた。著書『ウェブ進化論』は35万部の大ベストセラーとなった。そのほかの主な著書に『シリコンバレー精神 -グーグルを生むビジネス風土』『ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く』『どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?―現代将棋と進化の物語』など。

不向きな仕事にひたすら耐える働き方をしている人は、たとえ朝から晩まで仕事に打ち込める環境にあっても、集中し続けることが難しい。そうすると、仕事が好きでたまらなく、四六時中没頭している人には、絶対にかなわない。21世紀の仕事というのは、どれだけ没頭できるか、その度合いで勝負が決まるのではないでしょうか。


自分が好きな仕事を選んだ。だからいいアイデアが出るというのはきわめて自然なことですよ。


どうすればネットの世界で多くの人にイエスをもらえるかといえば、結局は不特定多数の顧客に対してどれだけ誠実かに行き着くわけです。


お金のためだけの苦役として仕事をしているところに、クリエイティブな事業なんて生まれるはずがない。


チャンスは広がったといっても、じっと待っているだけでは天職に出合える確率は低いまま。大事なのは、どんどん自分から積極的に動くことです。


会社に入ったなら、まず自分の持ち場で成果を出して会社から「こいつは大事な人間だ」と思われる存在になることです。そうすると、チャンスが広がってくるんです。


20代の頃にわかっていた将来像は、「自分の名前で仕事ができたらいいな」ということぐらいです。本を書きたいなんて言う気持ちはありませんでした。「なりたい自分」って、途中で気づくものなんじゃないでしょうか。


人脈、仕事のスキルなど、会社に勤めていなければ得られないものって、実はいっぱいあるんです。だから私は、会社を辞めたいという若い人には、「自分が組織に対して求めているもの」と「組織から自分が得ているもの」を天秤にかけて、どうしても自分が組織に与えているものの方が大きいと思ったら辞めればいい、とアドバイスしています。


「なりたい自分」がはっきりわかっていても、短期的には「なれる自分」、つまりマーケットが評価する自分にしかなれません。だから、「短期目標=なれる自分」を達成しつつ、「時間の使い方の優先順位」を変えながら、少しづつ「なりたい自分」に近づいていくのが、一番いいキャリアの歩み方ではないでしょうか。


僕はコンサルティングの業界に入ったわけですが、幸い、コンサルタントの仕事は自分にとても合っていたんですね。ただ、それがわかってからも、「自分が一番情熱を傾けられることは何か」ということは常に意識してきました。そして、少しずつ自分の本当にやりたいことの方に、近づいてきたという感じです。


僕の職業選びの基準は、それが得意か不得意かではなく、それが朝から晩まで情熱を傾けられるかどうかです。だから学生時代、プログラミングが楽しくて楽しくて仕方がないという仲間たちを見たとき、「自分はそこまで没頭できない。エンジニア以外の道を探そう」と思ったんです。


自分の持ち場で成果を出して、会社から「こいつは大事な人間だ」と思われることが大切です。僕が外資系企業のコンサルティング会社に勤めていたとき、サンフランシスコの事務所に1年間転籍させてほしいと申し出たことがあります。結局、それがOKになってシリコンバレーに住めるようになったわけですが、自分が「会社にとって大事な人間」でなかったら、そんなチャンスはもらえなかったと思います。


天才は別にして、与えられた仕事をちゃんとやらないで不満ばっかり言っているような人は伸びません。どうしてもやりたいことがあるなら、起業するという手だってあるのですから。


若者と接する時間を積極的につくっています。日本の10年、20年は彼らにかかっていますから。それで、自分の時間の使い方の優先順位を強引に変えたんです。彼らと接するようになってわかったのは、「自分たちが同じ歳のころよりも優秀だ」ということでした。とくに、インターネット元年の1995年に20歳だった1975年以降に生まれた世代には、大きな期待感が持てると感じました。


シリコンバレーから世界的企業が生まれた要因をひとつ挙げるとすれば、シリコンバレーでは、20代の若者が途方もない夢やビジネスアイデアを語っても、「面白い。ぜひやれ」と大人たちが言ってくれる風土があるということでしょう。実際、世界的企業となったシリコンバレー企業は、いずれも20代の若者がつくった会社です。アメリカ国内でも、こうした風土を持った地域は他にありません。


経営コンサルティングの世界に入ったのも、シリコンバレーに行ったのも、ネットの黎明期に関わったのも、興奮のるつぼの中に身を置きたかったからです。僕は内側から何かを生み出せる人間ではありません。創造的なアウトプットには、外界からの刺激が必要なんです。


私自身、ものを書くことやコンピュータなど、自分が好きなこと以外はからきしダメな人間でした。そこで、波長の合うロールモデル(お手本)を選び続け、好きな仕事を探して生きるという道を歩きはじめました。


昔は大組織にも遊びの部分があり、それなりに人生をまっとうできました。しかし、環境が激変したいまは、自分で「けもの道」を見つけ、やりたいことと仕事を一致させていくしかありません。そのとき道具立てになるのがネットの世界です。


ネットでは、何かを本気でやっていると、志を同じくした人たちがマグネットみたいにつながってくるんです。


組織に属さないことでこれだけ大きなことができるっていうのを、身を持って示したい。大学で教えることはすごく大事だと思いますが、同じエネルギーがあったら、僕はネットの向こうにいる不特定多数に向かって、自分が考えていることを語りつづけたい。


昔は組織に属さなければできないことばかりだったけれど、いまは情報のコストなどを含めていろいろなものがタダみたいに安くなった。誰かと何かを一緒にやりたいと思えば、ネットを使ってすぐできます。一度、組織がまったくなくてもかなりのことができるという考え方からスタートして、あとで組織のいいところをプラスして考えていかないと駄目だなと最近思うんです。


新しいものを生み出すということにおいて、これまでとひとつ違う点があると思っています。新しいものを生み出すために、組織が必ずしも必要ない時代に入っているんです。この10年で、一人の個とインターネットがあれば、かなりのことができるように世の中がずいぶん変化しました。逆に組織のあり方は、10年前から全然変わっていません。


アメリカ人って、基本的に「もの知り」じゃないんです。学者でもだれでも、日本人の方がずっとものを知っている。だから新しいものを見たときに失敗する可能性を予測するのは、日本人の方がうんとうまいですよ。僕だって、「面白いな、面白いな」と言っているアメリカ人を見ると、口から出かかるんです、「いや、これはきっと失敗するよ」って。「失敗する」って言った方が当たるから。


ユーチューブをタイム誌が2006年の発明ナンバーワンに選びました。日本でユーチューブみたいなものが出てきたときに、発明大賞に選びますか?ありえないですよね。日本では著作権違反の映像がたくさん載っている問題サイトだという報道しかされないわけですから。ところが「これは映像文化を変えた発明である」と言って、ドーンと取り上げるのがアメリカです。こういう雰囲気から新しいものが生まれてくるんです。


僕はシリコンバレーに住むようになってから、大きく変わったと思っています。シリコンバレーは、アメリカの中でも非常に特異な土地です。何が特異かというと、大人の態度なんです。おっちょこちょいで、若い人が出したアイデアに対し、面白い、やってみろって言うわけです。


誰かが何かを言うと、それに対して誰かが何かを言ってくれる、ポジティブなリアクションが来る。こういう経験を、子供のころから続けていくと、全体として世の中はよくなるのではないかと僕は思っています。シリコンバレーで、僕はそういうことを学んだんです。


ネットで自分の考えや思いを発表して、一度でも人に何か悪く言われると、多くの人たちは「もうやめた」となるんですけれども、こう考えてみて欲しいんです。世の中に新しいものが誕生するときは、必ず犠牲者が出るんです。鉄道が敷設されたときも、飛行機が発明されたときも、ひかれたり落ちたりして命を落とした人がたくさんいた。インターネットでも日常的に利用できるようになって、それで人が傷つくこともある。でも、そういうものを乗り越えていったとき、無限の人間の脳みそはつながるんです。


僕の書いた『ウェブ進化論』は、インターネットについて楽観的すぎるとか、いろいろな批判も受けていますが、僕は心から「善意の集積はネットで実現できる」と思っているんです。悪意もネット上に確かにたくさんあるけれど、悪意を集積し、連鎖させていくアプリケーションは、まだ見たことがない。


人間力は、「未来は楽しい」と思うことからしか生まれないと思います。きっと今日より明日は楽しくなるはずだということをみんなが実感できれば、生身のコミュニケーションが減っている時代であっても、それほど悲観的になる必要はありません。


インターネットって人間の脳みそと脳みそをつなげてくれるんです。この脳みその中身を構造化したり、俯瞰したりしたものがネットの上に載せられるようになれば、知の共有財産になるわけです。


ブログにコメントを自由に書き込みができ、たとえそこに嫌な内容が書き込まれていたとしても、消さないで残しておく。それも含めて、全体が「知」なんです。


世の中で認められてくると「自分はこの道の権威で、自分の中にすべてがある」と思いがちです。僕がネットの向こう側にいる人たちに対してものを書いていて一番よかったと思うのは、そういう考え方が根底から崩されたことです。僕のブログにも、僕より詳しい人が書き込んできます。世の中にはとんでもなくすごい人たちがたくさんいるんです。


ネットというのは静的なデータの集まりで、検索エンジンに単語を入れると答えが返ってくるだけ、という考え方もありますが、僕の実感としては、ネットの向こうに生身の人間がたくさんいるという感じなんです。ただ、ネット上の情報は無限に近いですが、本当に必要な情報はまだ足りていないんです。


将棋のプロたちはものすごく頭のいい人たちなのに、褒めても「そうかなあ……」と言うだけです。将棋しか知らない、自分たちは社会で通用しないと思っているのです。でも、とんでもない修行を重ねているし、負ければ自分が全責任を負う世界だから皆潔い。歴史と伝統のある世界だから礼儀作法は完璧。ファンと多く接することで人間性も磨かれています。将棋のプロたちは、日本で最も優れた人々だと思っています。


かつては、自分の志向性に合う仕事を見つけるのは、至難の業でした。だから、やりたいことよりも、社会を上手に生きる処世術を身につけることにみんな一生懸命だった。でも、いまはネットというインフラが整備されたおかげで、自分の志向性を活かせる仕事と出合える機会は圧倒的に増えました。


僕も、ネット上に自分の書いた本の感想があれば、それは全部読むことにしています。もう2万件以上読んだかな。自分の作品に対する反応を、批判であれ称賛であれ、ただただ全部読みたいのです。つくった自分の想像を超える広がりをもっていますからね。本当に勉強になる。でも、そこからヒットの方程式が見つかると思って読むわけではありません。


まは、何か新しいものが世の中に出た途端、次の瞬間には全世界のネットサビー(net savvy)な人びとが、ブログやSNS、YouTubeなどに意見や感想を書き込んだり、映像を上げたりします。つまり、新商品に対してつねにイエスかノーかの投票が行なわれている時代です。


狭くひとつのことに没頭するだけが「好きを突き詰める」ことではないと思います。ユーザーの声も含めて、好きなことと仕事の接点すべてに興味を広げることです。


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