栗山年弘の名言 一覧

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栗山年弘のプロフィール

栗山年弘、くりやま・としひろ。日本の経営者。アルプス電気社長。アルプス電気入社後、磁気デバイス事業部長、取締役、事業開発本部長、技術本部長、常務取締役などを経て社長に就任。

高い八一ドルに挑戦することも必要ながら、目の前にある課題を確実にこなし、さらに、一人ひとりが待ちの姿勢ではなく主体的に行動することが大切だと考えています。


技術屋のモチベーションは、未開拓、未踏の分野へのチャレンジにあると思います。


テレビ産業が苦境に陥っていますが、ユーザーがテレビに対して何を求めているか改めて考えるべきではないでしょうか。スマートTVもそうですが、使いこなすのが難しい機能はユーザーは欲していないのかもしれません。


技術が飽和してイノベーションが生まれにくくなったという意見もありますが、ある分野ではそう見えても、違う分野に持っていけば新しいビジネスチャンスが開けることがあります。例えばタッチパッドはPCではありふれていますが、車載ではナンバーワンになれる可能性があります。もちろん、そのままでは持っていけませんがベースの技術は同じです。


我々は「ファーストワン」「オンリーワン」「ナンバーワン」の製品づくりを標傍しています。部品メーカーはナンバーワンを目指さなければマーケットが広がらず採算が合いませんが、一方で単なる下請けにならないためには、ファーストワン、オンリーワンも大切です。後追いでナンバーワンだけを狙うのでは駄目ということです。


半導体やソーラーパネルは製造設備をレシピ付きで買えば、あとは資本力だけなので不利ですが、日本の部品や素材はレシピが買えないのが大きな強みになり、さらに技術をブラックボックス化することで、新興国に真似されにくい高付加価値な製品やソリューションを創り出していけると考えています。


弊社は従来から市場の多角化にも取り組んでいます。我々はスマートフォンやテレビなどの最終製品に特化した会社ではないため、それぞれの市場で培ったノウハウや技術を別の市場へソリューションとして提案することが可能です。ですから製品も、入出力のHMI(Human Machine Interface)、センサー、コネクティビティ(通信)と機能で分けていて、例えば家電で培ったHMI技術を自動車へ提供できますし、今度は産業機器やヘルスケア市場にも提供していきます。もちろん市場によってRight Spec(最適なスペック)は違いますがベースとなる技術は共通です。そこが部品メーカーの立ち位置だと思います。


弊社ではRight(最適な)、Unique(独自性)、Green(環境にやさしい)を極めた「美しい電子部品」を追究しており、部品を軽薄短小などにしていくことも重要ですが、世の中の変化とともにユーザーが求める製品、機能も変化しているため、製品がユーザーにとってRight Spec(最適なスペック)なものかを常に考える必要があります。


我々のような総合部品メーカーは、専業メーカーのように特定のビジネスを社長が直接見ることができません。結果設備投資の意思決定ひとつ取っても取締役会までいくつものクッションがあり、スピード感が殺がれてしまいます。それが今ではひとつの技術本部になったため、すぐに全社のリソースを集めることも可能になり、注力すべきスマートフォンや車載などにスピード感をもって対応することができるようになりました。


リーマンショック後の2009年に事業部制から事業本部制に移行し、民生や自動車といった市場別に動いていました。それを今回は技術も営業も製造も狙う市場、注力すべき分野へ柔軟にリソースを振り分けられる機能別組織としました。世の中が右肩上がりで伸びていく「平時」は市場別の縦割り、いわゆる事業部制でよかったのですが、マーケットが激しく変わる「有事」は市場やアプリケーションの枠を取り外し、総力戦で戦う柔軟性が必要です。これが効果を上げてきており、従来は経営リソースを個別に配分する必要があったものが、全体最適を図りやすくなり、結果としてお客様の要求への対応力が増しました。


逆風の厳しい環境の中で成果を上げていくのは簡単ではないですが、責任の重さの一方でやりがいを感じます。


複数社購買が当たり前の電子部品事業では、独占は望めません。しかし、お客様にとって、サプライヤーの1番手と2番手以降では全く位置付けが異なります。1番手は、一緒に製品を開発し、生産計画を共有するパートナー。これに対し、2番手以降は、調達の調整役にすぎません。先行きが不確実な状況の今だからこそ、1番手であることがとても重要になります。


お客様にとっての1番手である、ファーストサプライヤーになることが何より重要です。ここ数年を振り返ると、好調な製品では必ず市場先導力があるお客様のファーストサプライヤーになっています。


当社は車載情報器機事業を担当する子会社のアルパインとの協業も進めています。これも他の部品メーカーとの違いであり強みです。アウトプットを得意とするアルパイン、インプットやコネクティビティを得意とするアルプスが共同で開発・提案することで、グループのシナジーを発揮し、総合的なソリューションを提案していきたいと思っています。


第6次中期計画で会社の様々な無駄を省くことに注力し、筋肉質な体質を作りました。次はそれを武器に様々な事業を伸ばす方向へと舵を切りたい。


海外市場は現地での生産・販売体制を整えていきます。とはいえ技術革新によるものづくりはやはり日本からだと考えています。海外ではそれらを現地のニーズに合わせ進化させる、この体制が重要だと考えています。


製品設計のレベルでは極力標準化を進めていますが、最終的には「カスタマー・イン」で確実にお客様ニーズをつかみ、綿密なビジネスの擦り合わせが重要です。この意識改革のために私は1年ほど前から「カスタマー・イン」が重要だと社内へ伝えてきました。実際にスマートフォン向けの事業が好調なのはそれが実践されているからだと考えています。


お客様ごとにビジネスの進め方は全く違います。例えば、存在が大きくなりつつある中国のお客様へは、やはり中国流でないと売れません。製品開発でも同様に日米欧のみならずアジアやASEANそれぞれに開発の進め方は異なり、個々に対応する必要があります。


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