栗原洋の名言 一覧

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栗原洋のプロフィール

栗原洋、くりはら・ひろし。男性用整髪料で有名なマンダムの相談役

暖簾(のれん)にあぐらをかいた商売を続けていては、座して死を待つようなもの。だから商品政策を抜本的に見直すべきだと、当時の西村彦次社長に直言しました。社長も同意し、限られた予算の中で社内クリエイターを含むプロジェクトチームを作って新しい男性用整髪料の開発に取り組みました。


伝統は、ひとつ間違えると会社をつぶす。そう実感したのは、マンダムの前身である丹頂に入社して間もない高度成長期の真っただ中でした。会社の即戦力となって自分を試したいと喜び勇んで営業に出ると、自分が描いていた丹頂のイメージと実態とのギャップにショックを受けました。丹頂のイメージは中高年以上には堅実とか老舗という具合に良かったけれど、若者には野暮ったいと映っていたのです。


当社には「ギャツビー」「ルシード」という息の長いブランドがあります。絶えずブランドの鮮度を保ちつつ、新しいことに挑戦してきた成果です。伝統は、ひとつの理念に基づき時代の変化を上手くとらえれば、成長の役割を果たします。でも油断をすれば、発展の足かせになるのです。


社員には機会があるごとにマーケティングの実践学を説きました。まず、こういう会社にしたいという夢を持つ。夢があるから理想、そして理念が生まれる。その理念を目指すために指針ができて、それを具現化するための戦略、戦術が必要になる。この現実・執行機能が極めて大事なんです。マーケティングには成功しかない。成果が出なければ意味がありませんから。


失敗に学んで組織は変化します。そして会社の歴史が古くなっても、変えてはいけないものと、変えなくてはいけないものがあります。変えてはいけないのは、企業理念です。当社の理念は「美と健康を通じ、快適な生活にお役立ちする」。だから開発ではマンダムらしさにこだわる。これがなければ並みの会社になってしまう。変える必要があるのは時代とともに変化する価値観に柔軟に対応する頭脳だと思います。


成功するには、従来と同じことをやってはダメ。常識への挑戦という発想で開発を進めるとともに、具体的にどう若者に知らしめていくかという広告戦略を徹底的に練りました。間近に迫る70年代に求められる男性像のキーワードは「知性と野生と愛」。我々はこうイメージしました。そんな男性像に合う人物として、ハリウッド俳優のチャールズ・ブロンソンでした。
【覚書き|1960年代後半を振り返っての発言】


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