柳生博の名言 一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加

柳生博のプロフィール

柳生博、やぎゅう・ひろし。日本の俳優。日本野鳥の会会長。茨城県出身。船員を目指し東京商船大学(のちの東京海洋大学)に入学するも体調を崩し中退。その後俳優を志し劇団俳優座の養成所に入る。テレビのドラマ、バラエティ番組などで活躍した。主な出演番組にNHK朝の連続テレビ小説『いちばん星』、テレビ朝日『100万円クイズハンター(司会)』、NHK『生きもの地球紀行(ナレーター)』ほか多数。山梨県大泉村に移住し、植林活動、ギャラリーレストラン「八ヶ岳倶楽部」運営などを軸に、自然と共生する生き方の啓蒙や環境保護活動を行っている。著書に『森と暮らす森に学ぶ』『花鳥風月の里山 柳生博の庭園作法』『八ヶ岳倶楽部II それからの森』など。

八ヶ岳倶楽部は利益のためにやっているわけではありません。スタッフが生活できる程度の収入はありますが、僕の懐には入っていない。日本野鳥の会の会長職もノーギャラで引き受けています。お金のためではなく、自分がやりたくてやっているからこそ長続きもするし、人も集まってくれるのでしょう。


余生というのは嫌な響きですね。僕は今年71歳になりますが、引退や隠居の感覚はあまりありません。それは俳優としての仕事とは別に、この八ヶ岳に雑木林をつくるというライフワークがあるから。32年前、山中に居を構えて木を植え始めたときは、なんて酔狂な奴だと思われたみたいですが(笑)。


たったひとりで自分は現役だと主張しても虚しいだけですね。僕が現役でいられるのは、わがままじゃないからだと思う。たとえば、僕が有名だからとか、歳をとっているからといって何もかも自分の思い通りにしようとしたら、誰もついてきません。


自分が周りの人に求められて、さらに自分のやることが仲間のためになるという循環がなければ、とうてい現役とは言えません。八ヶ岳倶楽部は金儲けのための組織ではないのに、優秀なスタッフが大勢集まってくれています。自分のことばかりでなく、他人のこと、人間以外の生き物のことを考えられる人がたくさんいるというのが嬉しいですね。


山の中で暮らしていると、夏は暑く冬は寒く、最初は決して快適ではありません。けれど暑さの中にも風の涼しさを感じ、野の花の香りを愛でていると、自分が生き物なんだと実感できるようになります。これまで人間は自然を破壊してきたのだけど、これからは人間も含めた生き物すべてが気持ちよく暮らせる世界をつくっていかなきゃいけないと思う。


都会の企業で働いている人というのは、みんなどこか浮かない顔をしています。おそらくお金のために働くことが後ろめたいのではないでしょうか。冷暖房の完備されたオフィスで働いて、家族や会社といった身の回りのことばかり心配していたら、そりゃ心も病気になりますよ。人間も生き物である以上、もっと大きくすべての生き物のことを考えて働くべきじゃないでしょうか。


人名ランダムピックアップ


経営・ビジネス・投資・仕事・お金・経済的な分野で成功を収めた人たちの名言を収録しています。

ページの先頭へ