柏本湊の名言 一覧

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柏本湊のプロフィール

柏本湊、かしわもと・みなと。日本のビジネス書作家。大阪出身。東京大学法学部卒業後、大手メガバンクに勤務。同社で海外勤務を含む様々な部署で仕事をしたのち独立し執筆を行った。著書に『本脈 発見! 本と本とのつながり』『男の本格節約術 5年で1000万円貯める52のノウハウ』ほか。

重要なのは、「どれだけ稼ぐか」ではなく、「どれだけ残すか」です。


年収が多くても残らなければ意味がありません。バブル時代に一千万円プレイヤーなどともてはやされていたのに、いまでは何も残っていない、という人は意外と多いものです。


今後必要なのは、「将来に対する想像力」です。本来、今のままの生活が今後も続くとは考えられません。身体も今みたいには動かなくなるはずですし、不慮の病気の可能性もある。一人でも、夫婦でも、その意識を持っていれば、決して無駄遣いはできないはずです。想像力を働かせて将来に前向きに備えておく。スキルを磨く感覚でぜひ、節約を楽しんでください。


日々心がけてほしいのが「原価を知る」こと。たとえば私は最近、外食チェーン店の餃子の原価がひとつ5円程度だと知ったのですが、そう考えれば1皿200円の餃子すら高く思えて「家で作ろうか」という発想になります。その商品の原価がどのくらいかを知ると、自然と節約する気持ちが芽生えますし、贅沢をする際の本当の価値もわかるのです。


家庭での節約で大事なのは、家族と金銭感覚をすり合わせることです。夫婦どちらかが浪費癖があるようでは、お金は貯まりません。将来、いくらかかるかを早めに話し合うことも重要ですし、夫婦で一緒に買い物に行く習慣をつければ、自然とそうしたすり合わせもできます。


私は節約の究極の目的は、「自分の人生の主導権を自分で持つこと」だと思っています。自分の勤務先がいつ傾くかもわかりませんし、どうしてもソリが合わない上司の下で働かねばならないかもしれない。そんなときお金がなければ、じっと我慢するしかありません。実際に辞めるかどうかは別にして、いざとなったら辞めてもいいというカードを切れる。そのためには、男女問わず節約でお金を貯める必要があると私は考えています。


家庭生活での節約のキーワードは「見栄を張らない」こと。クルマがその最たるもので、周りの人が持っているとつい自分も、と思いますが、都心ではほぼ必要ありません。駐車場代や車検料などを含め、年間の維持費約70万円が節約できます。どうしても必要ならレンタカーや、カーシェアリングという手もあります。


節約に意外と大事なのが、「体型の維持」。体型が変わればスーツも私服も買い直さねばなりません。体型維持は節約にも健康維持にもなり一石二鳥です。


節約をあまりやりすぎると「ケチな人」と思われそうですが、モノは言いようです。たとえば私は職場に水筒を持って行くことについて「量を気にせずがぶ飲みしたいから」とか、「エコだから」と説明していました。とくにこのエコというのは便利な言葉です。家電にしろ時計や服にしろ、一度買ったものを長く使うことは大きな節約につながりますが、これも「エコだから」の一言ですむのです。


男性が節約をしたがらないのは、「せこい」「みみっちい」という感覚があるからでしょう。確かにかつては「男がお金を稼いで家に入れ、あとは口出ししない」という感覚でよかったかもしれません。でも、定期的なベアもなければ雇用も不安定な今のような時代に、同じ金銭感覚でいいわけがありません。


私は、節約とは「今の自分の頑張りで、将来の自分に自由を与える」ことだと考えています。お金に余裕があれば選択肢が増え、生き方の幅が広がります。働けるうちに働いて、その価値を将来の自分に上手に受け渡していくこと、それが節約なのです。そう考えると、むしろ前向きな行動とも言えます。


節約する人としない人の最大の違いは、将来に対する見方にあると思います。「老後もなんとか生きていけるだろう」と楽観的に構えている人は、節約などしないでしょう。逆に、「現在は健康だが将来もそうか?」「リタイア後の家計は大丈夫か?」と考える人は、将来のために、現在の出費を抑えようとします。


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