林成之の名言 一覧

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林成之のプロフィール

林成之、はやし・なりゆき。日本の医師、医学者。日本大学医学部教授。富山県出身。日本大学医学部、日本大学大学院医学研究科博士課程修了後、マイアミ大学医学部脳神経外科、同大学救命救急センターに留学。帰国後、日本大学医学部付属板橋病院救命救急センター部長に就任。救急患者の治療に取り組み、脳低温療法などをはじめとする数々の画期的な治療法を開発。日本大学医学部教授、マイアミ大学脳神経外科生涯臨床教授などを経て、日本大学大学院総合科学研究科教授に就任。国際脳低温療法学会会長賞受賞。主な著書に『脳低温療法 重症脳障害患者への新しい集中療法』『脳に悪い7つの習慣』『勝負脳の鍛え方』『ビジネス勝負脳』『脳開発マップのススメ』『脳の力大研究』『思考の解体新書』など。

大切なのは、自分がこれから取り組むことに対して興味を持ち、好きになることです。興味を持ったり好きになれば、それがきっかけとなって、脳の中で集中力や意欲がどんどん活性化されていきます。


ものごとに取り組むときには、人に言われてからではなく、自分から取り組むことを心がけていると、自己報酬系神経群が活性化して、高い意欲を得られるようになります。


部下のミスが原因で問題が起きたときには、叱り飛ばすのではなく、同じ失敗を繰り返さないために解決法を考えさせることが大事です。また失敗を個人のものとせず、チーム全体の問題として全員で解決法を考えることも重要です。


一番避けなければならないのは、叱って部下のやる気を鼓舞しようとするやり方です。人には自己保存の本能があるため、自分にとって嫌なこと、不快なことは避けようとします。そのため、いくら上司が叱っても、部下は無意識のうちに耳をふさいでしまうようになります。


人間の脳は、つらい状態よりも楽な状態を好みます。そのため一度休憩を挟むと、もう一度ギアを入れ直そうと思っても全力を出すことを脳が拒否してしまいます。ですから気力が集中しているときには、たとえ就業時間が近づいていたとしても、「今日はこのぐらいでやめておこうか」と翌日に延ばすのではなく、一気に仕上げてしまった方がいいわけです。


人間の脳は、左右対称や筋が通ったものが好きであるという統一・一貫性にこだわる性質があります。脳に情報が入力されると、その統一・一貫性を元にものごとの正邪を判断するようになるのです。これはものごとを判断する一貫性を維持するには必要なことですが、自分とは違った意見を嫌い、その意見の持ち主まで嫌いになってしまうという負の側面もあります。


人間の脳には、「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」という3つの本能があります。この3つの本能が、世の中の仕組みをつくりました。つまり「生きたい」を体現したものが家族や家庭であり、「知りたい」を具現化したのが学校や教育、「仲間になりたい」を形にしたのが社会や会社です。人間はこの3つのバランスがとれているとき、精神的に安定します。


自己報酬といっても、お金や地位といった自分にとっての幸福だけが、人間にとっての報酬ではありません。「家族を守ることができる」とか、「人々を幸せにする」といったことも、自分にとって大きな報酬なのです。


人間には自己保存の本能が備わっているため、自分にとって嫌なことは排除しようとします。そのため、「できない」「面白くない」といった否定的な情報がドーパミンA10神経群に入ると、この自己保存の本能が働き、神経細胞はあまり反応せず、脳の活動も不活発になります。


相手の話の中から自分の仕事などに関係のある「キー」を意識的に探すように聞くと、そこで面白さが発見でき、脳が「面白い」というレッテルを貼ってくれます。


意欲的にものごとに取り組みたいなら、最初の入り口の段階で、「これは面白いぞ」と脳にレッテルを貼らせることが重要です。「面白い」と感じれば、脳は深く考えますから、ますます面白くなります。逆に、「面白くない」と感じれば、興味を持てないまま終わってしまいます。


私たちが見聞きした情報は視覚中枢などを経て、ドーパミンA10神経群というところに伝わります。ここには様々な神経細胞が集まっており、伝わってきた情報に対して、「好き・嫌い」「面白いかどうか」「身の危険性」「過去の情報との情報交換」などのレッテル貼りが行われます。プラスのレッテルが張られた情報については、脳はどんどん感心をもって、意欲的に考えるようになります。


人間には生まれながらにして「仲間になりたい」という本能があり、脳に人が喜ぶことが自分にとっても嬉しいと感じさせます。つまり、貢献心が満たされるときに自分にとっての報酬ととらえ、自分でやってやるという欲望へとつながります。


仕事をしていれば、嫌なことでも考えなくてはいけないことが当然出てくるでしょう。そのときに大切なのは環境の「統一」や「一貫性」を保つことです。つまり自分の脳がよく働く一定の環境をつくってあげる。その環境のことを私はマイゾーンと呼んでいます。トイレや布団の中、場所は人様々でしょうが、マイゾーンに入っていると集中力が高まって考え続けることができるようになります。


人間は結果を求めると、持てる能力を十分に発揮できなくなります。スポーツでいえば、敵に勝とうと思った瞬間、能力にブレーキがかかります。脳の持つ根源的な本能に反するからです。


一流のスポーツ選手は簡単に手の届く目標に向かってコツコツと努力などしません。常に高い目標を掲げて、目の前のことに全力投球しているからこそ、まだ足りないと口にするのです。


集中力を維持するには、脳の仕組みを利用すればいい。ゴールの仕方に集中する、あるいは、目標よりも遠くにゴールを定めるのです。そうすれば、実際のゴールの手前で脳のパフォーマンスが落ちることはなくなります。


とても到達できそうにない目的に向かって一気に駆け上がろうと考えると、脳は信じられないほど高いパフォーマンスを示してくれます。つまり、実際は長距離走の場合でも、短距離走のつもりで全力疾走を繰り返すことで、あるところから人間の能力はグッと伸びてくるのです。そして一気、一気でダッシュを繰り返して、ふと気づくと到底越えられそうもなかった壁を突破しているものなのです。そんな人のことを世間は、異様な集中力を持った人と呼びます。


結果を求めず、達成の仕方に全力投球するとき、人間は信じられない集中力を発揮します。ポイントは、損得勘定抜きにということです。損得勘定は結果を求める気持ちに他ならないからです。


結果を求めるあまり能力を発揮できない愚を避けるには、目標達成の仕方にこだわりましょう。勝負にかけるのではなく、達成の仕方に勝負をかけるのです。そして損得抜きの全力投球をするのです。


自己保存本能は人間にとって大切なものですが、失敗するかもしれないという否定語は、この自己保存本能に過剰反応を起こさせて、脳の働きにブレーキをかけてしまいます。コツコツ努力するとは、一歩一歩着実に努力しようということであり、この言葉の背後には失敗しないよう慎重に事を運ぼうという意識が隠れています。それゆえ、コツコツやるという人は、自分が現在持っている以上の力を発揮することが難しいのです。


「私はコツコツ努力するタイプです」と言う人を私は信用しません。その言葉を聞いた途端、「こいつはダメだな」と思ってしまいます。もちろん、コツコツ努力するのは、まったく努力しないよりははるかにいい。しかし、コツコツ努力する人が大きく成長することはないし、一流の人間になることもありません。コツコツ努力するとは、一歩一歩着実に努力しようということであり、この言葉の背後には失敗しないよう慎重に事を運ぼうという意識が隠れています。失敗すると自己保存が危うくなる。だから失敗しないようにコツコツやろうというわけです。


脳の機能は「ゴール間近だ」と思った瞬間に低下し、それにともなって運動機能も低下します。脳の自己報酬神経群という部位の仕業です。自己報酬神経群とは、その名の通り自分へのご褒美をモチベーションに働く部位であり、この部位が活発に働かないと脳は活性化しません。


朝から脳をフル稼働させるには、外に出て日光浴をするのが一番。


アスリートは試合でピークの力を出せるように、体のコンディションを調整します。ビジネスマンも同じ。ビジネスの世界はたいてい午前9時から戦いが始まります。当然、朝からパワー全開で働かなければならない。夜型人間では出遅れてしまう。そもそも朝型人間、夜型人間というのは、先天的体質ではなく、ライフスタイルで決まるものなのです。


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