板橋悟の名言 一覧

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板橋悟のプロフィール

板橋悟、いたばし・さとる。日本のコンサルタント。東京都出身。東京工業大学理学部物理学科卒業後、リクルートに入社し、在籍中にマサチューセッツ工科大学に留学。帰国後はリクルート内でキッズ向け教育事業の立ち上げに参加。また、メディアファクトリーに事業部長として出向し、子供の教育メソッド研究に携わる。その後独立し、エクスアールコンサルティングを創業。自身の研究してきた図を使った思考法についての普及促進や、企業の商品開発・新規事業設立・人材育成のコンサルティングを行っている。主な著書に『ビジネスモデルを見える化する ピクト図解』『記事トレ!日経新聞で鍛えるビジュアル思考力』『iPadでつかむビジネスチャンス』など。

私は情報の読み取り方に3つのステップがあると考えます。

  1. Fact(事実)を知る。
  2. Opinion(意見)を持つ。
    得た情報を理解しただけでは単なる知識ですが、自分なりの意見が加味されれば、知恵になります。上司や取引先との会話のネタにもなるでしょう。
  3. Idea(アイデア)を持つ。
    得た情報をヒントに、新しいビジネスを発想する。ミドルマネジメントであれば、ここまで到達しなければなりません。

他社のビジネスの構造を明らかにするだけでは、アイデアは生まれてきません。得た情報を仕事につなげるためには、情報の軸、つまり「ヒト・モノ・カネ」をずらして考えなければなりません。

  1. 人をずらす。
    顧客ターゲットを変えてみるなど。
  2. モノをずらす。
    商品の機能を削る、付加してみるなど。
  3. カネをずらす。
    価格を変えてみる。課金方法を変えてみるなど。

思考の訓練を何度も繰り返すことによって、アイデアの型がインプットされます。小学校で九九を覚えたときのように、無意識レベルになるまでパターンを叩きこむことで、仕事をより加速し、発想を飛躍させる武器となるのです。


できるビジネスマンは、ただ漫然と情報をインプットするのではなく、「経営者」と「消費者」の頭で記事を読んでいます。新製品が発売されたという記事があれば、自分自身で経営者や消費者になりきって、その商品を見つめてみる。ときには、その商品を実際に買って試してみる。ユーザー心理を把握するのです。必要があればさらに、自分より経験値の高い上司や、情報感度の高い身の回りの若い女性に「売れると思う?」とヒアリングをしてみるのもいいでしょう。


日経新聞はいわば、多種多様なビジネスモデルの実例集です。経営者たちはビジネスのパターンを頭に入れ、商売の種を常に模索しています。


経営者に新聞の読み方をヒアリングした結果、彼らは読み方のフレームワーク(枠組み)を持っていたのです。新聞記事は5W1Hで書かれていますが、それを3W1Hという軸で読み取っています。「誰が(HWO)」「誰に(HWOM)」「何を(WHAT)」「いくらで(HOW MUCH)」ということに注目しているのです。


多くの人は、一面記事や総合面、経済面などマクロ経済が中心に書かれているところを熱心に読み、そこまでで疲れてしまいます。しかし、この面を読んでいても、あまり頭に入ってきません。直接的に仕事に役に立つことも少ないのです。できるビジネスマンは、この部分をサッと流し読みしています。そのかわり、熱心に読むのは企業面と消費面。企業の動向や新製品情報は、たとえ短い記事でも、ビジネスアイデアの宝庫です。彼らはここを深読みしています。


結果を残す人は、目的意識が明確です。「自社のビジネスに応用することは可能か」、そのことを常に念頭に置き、記事を読み取っています。記事を利用して儲けにつなげようとする貪欲さを持っています。


リクルートに在籍していたころ、ある経営者に「何のために日経新聞を読んでいるのか」と聞かれました。それ以来、私は人に会うたびに日経新聞の読み方を尋ねるようになりました。そこで、仕事上で結果を残す人とそうでない人は、同じ情報から何を読み取るかという力に、明らかな差があることに気づきました。


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