松村理司の名言 一覧

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松村理司のプロフィール

松村理司、まつむら・ただし。日本の医師、病院経営者。京都市にある洛和会音羽病院の院長。大阪出身。京都大学医学部卒業後、京都大学医学部附属病院、京都大学結核胸部疾患研究所胸部外科、国立療養所岐阜病院、京都市立病院などに勤務。その後、市立舞鶴市民病院副院長、洛和会音羽病院副院長、洛和会京都医学教育センター所長、洛和会音羽病院院長などを務めた。

臨床の現場に若い研修医の出番が多すぎて困るということはありません。世界で最も効率の良い研修制度を誇る米国でさえ研修医は週80時間働きます。研修医は働きながら学んでいるのです。


近い年齢同士の活発なコミュニケーションの中、若い医師たちはとにかく惜しみなく自分の知識や技術を後輩に与えます。教えることで教える側の質も向上してきます。


日本では「教えると盗まれる」と言う人がいます。それはきちんと教わった経験がないからです。先輩にたくさん教わって育てば、そんな貧しい発想は出ません。教える才能がなさそうな人ですら、教えたくなるものだと実感しています。


音羽病院では、医師のいるオフィスは物理的にも壁を取り払った大部屋スタイルです。若い医師たちは難しいことや知りたいことがあれば、すぐ専門医の机に出向いて質問ができます。ガラス張りの院長室も、その一角にあります。


医師を目指す者には、自分の専門に入り込む前に、一通りの診療科を経験して、かつ深く学んでほしい。それには、若いうちに気軽に質問ができ、答えを請うような環境が必要と考えました。そこで屋根瓦式教育を取り入れました。これは若い医師が、キャリアの少し上の「お兄さん、お姉さん」から学び、自らもキャリアが自分より少し浅い医師に教えるという教育法です。医学界で世界トップクラスのジョンズ・ホプキンス大学初代内科部長だったウィリアム・オスラー氏が確立した方法です。


専門ごとの縦割りが厳格なのが日本の医療界の常識です。ところが米国の医療現場はまったく違いました。医師により診断や治療が違うこともあり得る主治医制ではなく、チーム医療なので、病院としての医療が確立していました。互いに所見の批判的な議論をしあいながら、医療を進めるのです。


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