松尾博人の名言 一覧

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松尾博人のプロフィール

松尾博人、まつお・ひろと。日本の経営者。株式会社クラレ社長・会長。クラレは化学製品、化学繊維を主力とする東証一部上場企業。大阪府工業協会副会長、関西経済連合会国際委員会委員長なども務めた経営者

独自性だけではなくプラスアルファが必要だ。当然、技術は独自性が大事です。でも、それだけでは強い製品、シェアのとれる事業にはならないのです。


営業員は営業だけ、研究者は研究だけが仕事ではありません。うちでは、入社5年目以上の研究者は、営業員と一緒に営業に出ることがしばしばあります。シーズ(ビジネスの種。新しいアイデア、ノウハウ、技術)がニーズを生み、ニーズからシーズを作り出すようにいつも考えるようにするためです。そんな中から、当初は包装材だったポバールフィルムが、液晶ディスプレーの偏光膜にも使われるようになるという状況も生まれました。


どの技術も、開発から3年で事業として継続するかどうかの見直しをします。でも、単に赤字かどうかだけでは見ません。独自性があり、当社の強い分野とシナジー(相乗効果)があるかどうか。そして、何より担当者が、燃える熱意を持っているかどうか、私はそれを重視して判断しました。


先日、米国の無人探査車「オポチュニティ」が火星に着陸しました。テレビで放送していたのでご覧になった方もいらっしゃるでしょう。火星に降りる際、探査車は激しく地表に衝突しましたが、たくさんの布製の風船にまわりを隙間なく保護されていたので壊れることもなく、着陸しました。実はその布の材料は当社の製品です。ベクトランという高熱に耐えられる高強度繊維なのですが、当社は長い間、こういう独自性があって、狭い分野でもナンバーワン、オンリーワンになれる商品開発に力を入れてきました。


経営者は情報にはいつも敏感でなければならないし、会社の身の丈に合うプロジェクトかどうかを判断し続けなければいけません。平凡なことですが、バランス感覚を忘れてはいけません。


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