松下雋の名言 一覧

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松下雋のプロフィール

松下雋、まつした・しゅん。日本の経営者。日本ガイシ社長。三重県出身。名古屋大学経済学部経営学科卒業後、日本碍子(のちの日本ガイシ)に入社。ニューヨーク駐在、デトロイトのNGKロック社へ出向などを経て、本社セラミックス事業本部セラミック事業部長、取締役、常務、専務などを経て社長に就任。中部電力の取締役も務めた経営者。

仕事をすべて自分で処理するという発想自体がおかしいのです。本当に自分にしかできない仕事は残して、それ以外は同僚・部下に渡す必要があります。この見極め能力が、組織では重要な力になります。部長になれば、こういう仕事の割り当て能力は不可欠です。


トップも普段は実務に関わっているわけではないのですから、レポートだけで判断せず、現場からの声に耳をしっかり傾ける必要があります。部下から悪い話が聞こえてこないような会社は、不健全な会社だと疑うくらいの姿勢が重要です。


部下に過剰な負荷がかかっているときこそ、経営陣にきちんと物言いができる上司でありたいものです。私が部長のころ、役員からある水準の成績をあげろと迫られました。しかし、明らかに現場に無理を強いることになるため、「できない」と突っぱねたことがあります。ただ、上司に向かってできないというには大変な勇気が必要です。単に突っぱねるのではなく、「要求水準を達成するためには、こんな状態を整えてもらう必要がある」と論理的に経営陣に説明することが大切です。


いまや日本企業といえども滅私奉公は必ずしも報われない時代です。ヘトヘト社員は、本人と会社の双方にとってもマイナスです。早めに原因を見つけて本人と会社がともにプラスになる手を打つことこそ、上司の腕の見せ所です。


会社では、できる人に仕事が集まりがちです。全部引き受けていては大変なことになるのですが、忙しい忙しいといいながら意外にそれを楽しんでいる人がいるのも事実です。俺しかできないと言いながら抱え込んでしまうのです。こういうタイプは、仕事を他人に任せることが怖いのです。ひとつでも仕事を誰かに渡してしまうと自分のポジションを取られてしまうのではないかという強迫観念から、なかなか手放せません。


部下が多忙でヘトヘトになっていたら、昔なら酒に誘って「最近、仕事が忙しそうだが」と事情を探ることができました。そこで悩みなども話してくれたものです。しかし、最近は無理に誘えばパワハラと言われ、私生活に立ち入ればプライバシー侵害になりかねず、腹を割って話す機会がつくりにくいのも事実です。そういう意味では、部下の悩みを言いやすい環境をつくることも上司の重要なテクニックのひとつといえます。


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