東和浩の名言 一覧

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東和浩のプロフィール

東和浩、ひがし・かずひろ。日本の経営者。「りそなホールディングス」社長。福岡県出身。上智大学経済学部卒業後埼玉銀行に入行。あさひ銀行鶴ヶ島支店長、りそなホールディングス財務部長、りそな銀行経営管理室長、常務執行役員、りそなホールディングス取締役兼執行役副社長、りそな銀行代表取締役副社長兼執行役員などを経てりそなホールディングス社長に就任。

社長の仕事で大事なのは、やはり現場を正確に把握することだと思います。初めに現場ありきというのがスタートラインにあり、銀行の営業店と顧客の実態の把握が欠かせません。


新しい発想には、組織を揺らすことが大事です。多様な人材を組織に入れ、多様な意見に耳を傾ける。これは亡くなられた細谷英二元会長が重視していたことです。


私も時にストレスがたまります。そんな時は社長室の机にあるテニスボールを握り、気を静めます。学生時代にテニスをしており、たまにボールを触ると落ち着くのです。


会社を辞めていく仲間も多かったが、私は辞めようと思ったことはない。例えば私がもし転職のために他の会社の面接を受けたとして、「りそな出身」と話したときに、「ああ、あの(公的資金が注入された)銀行ね」と言われるのが嫌だったのだ。残された私は再建に向けてとにかくもう踏ん張らなきゃいけないという感じだった。自分はトップでも何でもなかったが、とにかく立て直して、いい銀行にしたいとずっと思っていた。


取引先に出向し、経理部員の一人として、銀行や証券会社のセールスを見ていると、お互いのニーズとウォンツが微妙にズレていることが多かった。そのズレが見えたからこそ、取引先が本当に解決したい悩みや私たち銀行が提案すべき内容がわかってきた。これからの志ある銀行員は、取引先の会社に一度は出向し、資本政策のお手伝いなどの経験を積んではどうだろう。そして出向を終え銀行に戻ってきたときに、その経験が自分の糧となっていることに気づくだろう。


若い頃に勉強になったのは、取引先の大手製薬会社に出向したときだ。期間は半年ほどだったが、3年分の価値はあった。それまでは机の上で「お客さまの悩み」について想像するしかなかったが、実際にお客さまの組織で働いたことでいろいろなことに気づくことができた。


今の時代、競合相手は銀行だけとは限りません。製造業と違って商品の差別化が難しいですが、半歩でも先を行くサービスを生み出し続ける心構えが大切です。サービス力でトップの銀行を目指しています。


これから10年の新しい金融サービス業のモデルを考えないといけません。それには銀行にこだわらない新しい発想が必要です。


私が社員に一番強調しているのは、新しいビジネスを皆で考えようということです。


社員によく言うのですが、実は銀行は作っているものがなく、扱っているのは基本的に数字です。数字の情報をベースにいろいろな物事を判断しますが、限界があります。そこで、顧客を訪問し、実際にどんな商品を作っているか確認するわけです。製造ラインから従業員、販売手法や課題まで多角的に分からないと取引先の役に立ちません。やはり現場が重要です。


幸い、社長になって、自分の時間を割と自由にできます。半分以上の時間を顧客回りに使い、グループの傘下銀行がある大阪にも週1回は必ず足を運んでいます。


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