村上綾一の名言 一覧

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村上綾一のプロフィール

村上綾一、むらかみ・りょういち。日本の数学講師。「理数系専門塾エルカミノ」代表。早稲田大学卒業後、大手進学塾に勤務し、最上位クラスの指導や教材・模試の制作を担当。その後、理数系専門塾エルカミノを設立した。

日頃から数字や計算に触れてアレルギーをなくし、身近にしていくことが、数字に強い脳を作る前段階と言えるでしょう。


数字の地頭を鍛えるのは簡単です。とにかく計算をすればいいのです。そのとき高度な計算である必要はありません。難しい問題を解こうと考え込んでいるとき、実は脳はあまり活性化していません。むしろ、小学校レベルの単純計算を、ミスなく、スピーディーに、たくさん解いていくことが、脳の活性化には大いに役立つのです。


「数字に強い人」は「論理的な思考ができる人」と言えます。誰の目から見ても客観的な「数字」を用いて合理的な解釈ができるからです。数字の地頭を鍛えることで論理的思考力を手に入れることができ、さらに効果的な数字の使い方が身につくので、会議やプレゼンなどにおいては、インパクトや説得力が増すことも事実でしょう。数字に強くなるとさまざまな効果があります。ぜひ苦手意識を克服して、ビジネスの現場で役立てて欲しいと思います。


昔の日本人は、社会で生きていくうえで必要な教育を「読み書きそろばん」と言い表わしました。これは的を射ています。これらは「思考力の土台を作る」、つまり「地頭を鍛える」最たる方法です。運動に例えれば筋トレやジョギングに相当します。野球やサッカー、水泳などあらゆるスポーツで活かせる基礎体力となるものです。脳も同様で計算や音読、書く作業で思考力の土台が築かれることで、その発展としてそれぞれのビジネスの力が研ぎ澄まされていくのです。


私は日頃から、パソコンやスマホに頼らず、なるべくメモを取るようにしています。パソコンで文字を打つとき、実は脳は活性化していません。いまの時代、文字を書くのは少々面倒かもしれませんが、その面倒が脳の活性化を促すのです。


思考力や創造性を担い、意思決定や集中力を生み出す脳の最高中枢を「前頭前野」と言います。脳科学の研究では、単純な計算やパズルを解いている最中は、この部分が活性化し、脳機能を向上させていることがわかっています。他に、口や手を動かすことで前頭前野が活性化ることから、「音読」や「手書き」も効果的です。


目の前の事象を数字化することも、楽しみながら地頭を鍛える方法です。たとえば、一人でランチに行ったとき、料理を待っているあいだに、席数×価格帯、回転数などから売上げを予測し、そこから原価率、人件費などを差し引いて、利益率を計算してみるなど、ちょっとした暇つぶしにもなります。


私がよくやるのは、散歩中に目に入った数字を暗算で掛け合わせていく計算遊びです。道路の標識や道端の看板などに書いてある数字を、頭の中でどんどん掛け合わせていくのです。室内ですと、パッと時計を見たときに指していた長針、短針、秒針の数字を掛け合わせたりします。このときのポイントは「暗算をする」ということです。たとえ2桁以上になっても、文字に頼らず頭の中で計算することが、地頭力の強化につながります。


発想の転換というパズルの思考法は仕事にも応用が利くものです。みんなと同じ視点から物事を捉えていたのでは、新しいジネスモデルは開拓できません。物事の矛盾や意外な切り口を見つけ出す柔軟な思考から、ビジネスのチャンスは生まれるのです。その意味ではパズルと創造的仕事の思考回路は、とても似通った部分があると言えます。


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