望月実の名言 一覧

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望月実のプロフィール

望月実、もちづき・みのる。日本の公認会計士。愛知県出身。立教大学卒業後、大手監査法人に入社。監査、株式公開業務、会計コンサルティングなどに携わる。その後独立し、望月会計事務所を設立。著書に『数字が駄目な人用 会計のトリセツ』『会計を使ってニューの謎を解く』ほか。会計・簿記の学習サイト「アカウンティング・インテリジェンス」を運営している。

数字に強くなるということは、背後で起きているメカニズムを考えられること。


どんな製品やサービスであっても、比較する範囲を絞れば、売りになる数字は見つかる「たとえば、「業界No.1」でなくても「この地区でNo.1」とか、「過去最高」でなくても「この10年で一番の売上げ」など、あらゆる角度から探すと、決して突出した実績でなくても、アピールできる数字は見つかるはずです。


たとえば証券マンや銀行員など、数字に強そうな職業の人に説明するなら、財務データを細かく出す。あるいは、商品性能に詳しいメーカーの担当者なら、数字よりむしろ性能について細かく説明する。そうやって、相手の数字へのこだわり度に応じて、どんな数字を利用するかを決める必要があります。


いうまでもなく、プレゼンの目的は相手に物事を伝えることです。したがって、伝える相手の職業や立場を明確に把握しておかないと、自分本位のプレゼンに終始してしまいがちです。


プレゼンでの余分な数字は削って、メモ帳に記しておくことが大切です。リ八一サルをすると必ず「これはやはり紹介する必要がない」という数字も出てくるものです。そうした数字は思いきってカットする。でも削った数字は、手許にメモして残しておくのです。そうすれば、万が一、削ったあとにその数字にまつわる話が出ても、スムーズに答えられるからです。すると、安心してブレゼンに臨め、聞き手の印象も大きく変わってきます。


プレゼンで使うグラフは複数項目ではなく、ひとつに絞って載せるべきです。たとえば、日産の利益推移の数字をグラフで示す場合、私なら、あくまで利益額が大きくV字回復しているグラフだけを大きく載せます。しかし、グラフは見栄えがいいため、多くの人はついつい他の売上高や当期純利益も一緒に載せてしまうのです。


プレゼンでの数字の比較は3つまでにしましょう。いくらたくさんの数字が並んでも、大切なのは、そのシート内での重要な数字が、他の数字と比べてどうかということだけです。したがって、聞き手の混乱を避けるためにも、比較する対象の数字は厳選する必要があります。できれば3つ以内にしたいものです。


プレゼンで話す要約シートをつくるコツは、「1シート・1メッセージ」にすることです。たとえば、3ページ目に「導入コストの低さ」、4ページ目に「ランニングコストの低さ」などと、説明を1枚ずつ区切っていくわけです。メッセージを絞ることで、結果的に使う数字も絞り込める。


「業界No.1」「リピーター率85.5%」「他社製品よりも30%オフ」など、売りになる数字があれば、迷わず採用すべきです。


課長にとって重要な管理会計の能力は、「部下の数値目標をかみ砕いて小さなプロセスに落とし込む」ことです。優秀な部下は、ノルマなどの数値目標を与えられると、その数字を達成するためのプロセスを自ら組み立てられますが、それができない部下もいます。そうした部下に力を発揮してもらうには、数値目標を与えてほったらかしにするのではなく、さまざまなデータをもとに、目標を達成するために必要なプロセスを一緒に考えていくことが大切です。


ビジネスパーソンに必要な数字力は、「仕事の数字」「会社の数字」「経済の数字」の3つ。数字が苦手なビジネスパーソンがまず押さえるべきは仕事の中で使う「仕事の数字」。


ひとつの数字や現象から多くの情報を引き出すにはどうすればよいのか。株価が上がったというニュースが流れたとします。普通はそれを聞いただけで終わりがちなのですが、それは「相対的に貯金の価値が下がったということではないか」とその裏側も考えてもらいたい。ガソリン価格が上がると、日本ではデメリットばかりが指摘されます。しかし、その一方で産油国の中東やロシアに資金が集まるわけで、「そこにモノを売れないか」という発想も成り立つ。表と裏の両方を見ておくのが大切だと思います。


企業の数字のことがわかると自分の仕事に役立ちます。新聞に「A社が最終赤字○○億円」と出ると、一般的なビジネスマンは「あそことは新規取引は難しいだろう」と思いますが、試しに決算書を手に取って、セグメント情報を見てください。セグメント情報は何も難しいことはありません。部門別売上高や利益が記載されており、その状況は一目でわかります。これを見ると、たとえ巨額の最終赤字を出した企業でも、実は営業利益ベースでは黒字事業がいくつもある。好調といってもいい部門があるかもしれない。そこにビジネスを仕掛ける余地があるのです。多くの人は新聞の見出しにあった「赤字」のことしか頭にないので、案外、これは盲点です。


何よりも経営者の話が一番面白い。それを聞くことができれば、数字もさらに面白くなります。大手IT企業などは経営者が登場する決算説明会の映像を自社ホームページで流しています。自社の数字について解説をするし、他社の話題が飛び出すこともある。


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