有田浩之の名言 一覧

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有田浩之のプロフィール

有田浩之、ありた・ひろゆき。日本のポートフォリオマネジャー、経営者。投資運用会社ブラックロック日本法人社長。山口県出身。一橋大学経済学部卒業後、日本興業銀行に入行し、外国為替部、スイス興銀エイジェイ投資銀行部門、国際資金部、ニューヨーク支店などで債券ポートフォリオマネジャーを務める。その後、米国ブラックロック社に入社。野村証券との合弁会社野村ブラックロック・アセットマネジメント社長を経て、ブラックロック日本法人社長に就任。

事務でも仕事は仕事。ビシッとやれ。


人生で初めて行ったトレードでは10秒で10万ドルの損失を出しました。初トレードではビギナーズラックで儲かる人が多いのですが、私はいきなり顔面蒼白。もうこんな仕事は辞めたいと思ったものです。ですからチャートを見ると、どの局面でどれだけの人が苦労しているかが何となくわかります。


数字に対する感覚を身につけるには、世の中のニュースを自分の興味のもてる数字と関連させて考えてみるのがよいでしょう。たとえば、自社の時価総額や売上などをインプットしておいて、競合他社で損失を出したというニュースがあったら「自社ならこの程度のダメージになるだろう」と置き換えて考えてみる。そういう癖をつければ、数字に対する感覚は自然に磨かれていくでしょう。


数字を理解し、日々の仕事の中で活用していくために大事だと考えているポイントが3点ほどあります。

  1. 定量的な要素だけでなく、定性的な要素もできるだけ数値化する。
  2. 数字は必ず相対的な評価だということを覚えておく。
  3. 数字を時系列で比較する。

中国でマグロが食べられ始めたというニュースを見て、「なるほど」の一言で終わらせるのではなく、中国の消費水準や食料価格への影響など、様々な角度から考えてみる。結論が「自分のポートフォリオには何の影響もない」だったとしても構いません。そうやって普段からいろいろ考えて感覚を磨いておくことが大事なのです。


相場師の心得的なことは、先輩たちがよく教えてくれました。その中でいまでもよく覚えているのが「遠くの事象でも、一度は自分のポジションと関連付けて考えよ」という教えです。一見、自分が担当しているポートフォリオには何の関係なさそうなニュースでも、それが巡り巡ってどうなるかを考えよということです。


結局、売買しているのは生身の人間なので、チャートの裏側には、必ず貪欲さや恐怖感といった人間心理が渦巻いているのです。従って、市場の動きは理解できません。だからマーケットにかかわる者には、人間心理を理解するために小説を読めと勧めています。


私の場合、とくに数字を意識する努力をしていたわけではありません。強いてあげるなら、ポートフォリオマネジャー時代の経験を通じ、感覚が磨かれた部分が大きいでしょう。たとえば、市場で買った商品の価格は必ず覚えています。それは、どれも悩みぬいて決めたからでしょう。


自社にとって最も優先順位の高い顧客は誰か。明確な基準がなければ、個々の社員は自分が担当しているお客様が一番重要だと思うでしょう。これでは意思統一ができず、社員によって判断がバラバラになってしまいます。


数字とは「ものごとを正確に理解するための手段」であると私は考えています。日本人は良くも悪くも、曖昧に物事を理解する傾向があり、あうんの呼吸を大切にします。しかし、バックグラウンドが違う人には通じません。すると、数字で表現することが重要になってきます。


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