曽我弘の名言 一覧

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曽我弘のプロフィール

曽我弘、そが・ひろむ。日本人起業家、ベンチャー支援家。静岡大学工学部卒業後、新日鉄エレクトロニクス事業部でコンピュータ周辺機器事業を担当。新日鉄退職後、アメリカ・シリコンバレーに移住し、画像圧縮ベンチャーZapex、DVDオーサリングシステムメーカーSpruceTechnologiesなどを立ち上げる。その後、KAPIONパートナーズ共同代表となり、日米のベンチャー企業支援を行った。

日本の経営者たちは優秀ですが、なかなか驚かせてくれません。事業内容も目標設定も控えめ。これでは周りも、やっている本人も楽しくないでしょう。


決して独善的ではない。相手を「理解」したうえで、周囲の人たちの「常識」を越えている。サプライズにはこれが大事なんです。


アメリカでは誕生日を迎える家族や友人のために、内緒でパーティーを準備します。忙しい最中でも準備が楽しいのは、相手に喜んでもらいたいからです。あの高揚した気持ちが、ビジネスを起こす力と似ているんです。驚かせ上手な人ほど商才があるのかもしれませんね。


20年以上にわたるシリコンバレーでの生活を振り返りながら、米国と日本の違いは何か。そんなことを考えてみました。浮かんだ言葉が「驚き(サプライズ)」です。シリコンバレーの連中には当たり前のように備わり、日本の経営者たちに今欠けているのが、「驚くこと」「驚かせること」なのです。


ジョブズ氏はサプライズを楽しんでいました。アップルに私が立ち上げた会社の売却が決まった瞬間、彼はこう言いました。「ソガさん。で、次は何をやるの?」と。早くも次に興味が移っていました。


私が立ち上げたSpruceTechnologiesをアップルに売却したときのことです。アップルとの最初の交渉は普通でした。ジョブズ氏をはじめ経営陣・弁護士団が揃い、お互いの戦略を説明するだけで終わりました。驚いたのはその後です。3日後にジョブズ氏から連絡があり「2人だけで会いたい」と言うのです。そして、その場で2人だけで交渉し合意したのが「買収金額と期限とサイン」だけ書き込まれた手書きのメモ。本格的な調査もせず金額を提示し、しかも決断期限は翌日朝まで。弁護士であれば卒倒しそうなやり方でした。結論から言えば、技術を正確に理解していたし、企業価値も的外れではなかった。最初からこのやり方を企てていたわけではないでしょうが、立派なサプライズでした。というのも、一見乱暴なやり方に見えますが、失礼な感じはなく、従業員数万人の会社の社長と100人足らずの社長があくまで対等な立場で交渉できた。だから結果には納得です。


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