斎藤勝利の名言 一覧

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斎藤勝利のプロフィール

斎藤勝利、さいとう・かつとし。日本の経営者。「第一生命保険」社長・会長。東京出身。一橋大学商学部卒業後、第一生命保険に入社。国際企画部長、調査部長、取締役、取締役企画・広報本部長、常務取締役、代表取締役専務などを経て社長に就任。そのほか生命保険協会会長、日本経団連副会長などを務めた。

年老いて病気をすれば、高額な医療費がかかることは避けられません。そこで私自身は「親のたしなみ」として書面を残しました。「いざとなった時、延命治療はやめてほしい」と書き、3人の子供たちに手渡したのです。子供たちや医師に、つらい決断を強いたくない。だから自分で決めておく。子供たちは実感がわかないようでした。今の私は健康で元気ですから、40歳の長女などは書面を見て、「何これ?」とまだまだ他人事のようでした。しかし、いざという場合に備えて書面に残したということもあり、子供たちは父親の思いを尊重してくれるものと思います。


いざ自分が70歳になると、60歳になった時とは全く違った思いが込み上げてきました。60歳の時は、70歳で生きている自分を十分にイメージできた。男性の平均寿命は79歳ですから、10年先、私が80歳で生きているという確証はありません。70歳になったということは、そういう年代に入ったということだと思います。それに加え、最近身近な人が亡くなることも増えてきました。QOL(生活の質)と同時に、QOD(人生の終わり方の質)について真剣に考えざるを得ません。


最近、私は70歳になりました。日本では70歳は「古稀」、すなわち「古来稀なり」ということで、昔から祝福してきました。しかし現代社会ではまるで状況が違います。最近、こういう言い方があると聞きました。「今の70歳は『古稀』ではなく『近ザラ』、つまり『近年ザラなり』だ」。ジョークめいた話とはいえ、日本が置かれた状況をよく言い表しており、笑いながらもなるほどと思ったものです。


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