斎藤一彦(スパリゾートハワイアンズ)の名言 一覧

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斎藤一彦(スパリゾートハワイアンズ)のプロフィール

斎藤一彦、さいとう・かずひこ。日本の経営者。スパリゾートハワイアンズなどを手がける常磐興産社長。福島県出身。中央大学法学部卒業後、常磐湯本温泉観光(のちの常磐興産)に入社。観光事業本部ホテルハワイアンズ総支配人、取締役観光事業本部長などを経て社長に就任。観光庁の「観光カリスマ百選」に選ばれた。

私たちの商売は施設勝負だと思われるかもしれませんが、突き詰めると人がすべて。働く人がつぶれてしまったら再開もあり得ません。


皆様のおかげで、ハワイアンズの経営は窮地を脱しつつあります。しかし、私たちの会社だけが元通りになっても意味がありません。地域の繁栄なくして私たちの繁栄もあり得ません。


私たちが生き抜いてこられたのは、次の3つの教えを守ってきたからです。ひとつは、先ほどお話しした「人真似をするな」ということ。2つ目は「地域との共存共」。そして3つ目は、「相手は大衆だ」ということ。高級なリゾート施設とは違って、気軽な料金で仲間や家族と一緒に楽しんで、畳の部屋でくつろいでもらえるのがハワイアンズのよさ。震災以降、こうした温かみのある場所が見直されているのではないかと感じます。


1976年に親会社の炭鉱が閉山されたときはたいへん苦しかった。リゾート施設は新鮮さを維持するために、3~5年ごとに施設の改修を行なうのが一般的。ところが、閉山費用に200億円もの資金が必要で、約10年間は何もできなかったのです。そこで、コスト削減を徹底したのですが、暖房がじゅうぶんでない部屋もでてきてしまい、お客様から「これじゃ、ハワイじゃなくてアラスカセンタ-だ!」とお叱りを受けたこともありました。当時の厳しさを思えば、今回だって乗り越えられるはず。そう思ったのです。


弊社には「人真似をするな」という伝統があり、自前でできることは自前でやってきた歴史があります。そのため、ほかのやり方を学ぶ機会が少なく、それが弱みになっている面もありました。そこで東日本大震災後の一時休業のとき、ほかの施設に学び、自分たちのサービスを見つめ直す機会にしたのです。


そもそもわが社は、1883(明治16)年創業の石炭会社でした。炭鉱の仕事は危険と隣り合わせですから、仲間意識が非常に強い。「一山一家」という言葉があるのですが、まさに社員がひとつの家族のようにしてやってきたのです。石炭産業が斜陽化して、いまの施設の前身である「常磐ハワイアンセンター」をつくったときも、お父さんがフロント、お母さんが厨房で皿洗い、息子が調理師になり、娘がフラダンサーになった。フラガールたちが練習再開に一人も欠けることなく集まったのも、「みんなで支え合う」というDNAがいまも引き継がれているからなのでしょう。


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