捧賢一の名言 一覧

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捧賢一のプロフィール

捧賢一、ささげ・けんいち。ホームセンターのコメリ創業者。新潟県三条市生まれ。高校卒業後実家の米屋に就職。その後アメリカ視察でホームセンタービジネスに出会う。コメリ、ハード&グリーンなどのホームセンター事業を展開。同社は地方の農家を中心的な顧客と定め、急成長を遂げた。農機具の掛売りなど他社にないサービスを展開している

商売をする側から見るから、これは損する、得する、有利だ、不利だとなるわけだが、小売業ってそうじゃないんじゃないか。例えば、米国でディスカウントストアは一番やりやすい商売ですよ。面倒なサービスはなし。しかも、ローコストの建物。でも、競争激化でどんどん潰れました。小売業はあくまで、お客さんの支持により生かされている存在で、結局は、世の中に必要とされているかどうかだと。


今期、上場以来17年連続の増収増益を見込んでいますが、この間、経営で大事にしてきたのは、人の動きです。昔から「給料の3倍働けよ」というでしょ。ですから、労働分配率33%を目標に、どう合理化するか大変な戦いをやっています。もちろん、仕組みについてですよ。配送センターでできる作業は集中的にやろうとか、いま、労働分配率は35%です。もうひとつの目標は総資本経常利益率。現在、8.5%で、これを10%へ引き上げたい。


ハード&グリーンはお客さんの2から3割が農家で、農村地帯では7から8割に上がります。いまどき、農村の中に入っていこうという企業は数少ないが、コメリはそれでいい。「一隅を照らす」という言葉がある。食は生命と深くかかわっており、農業は決してなくなりません。三条は日本最大の金物生産地ですし、新潟は日本有数の農業地帯。いまのカテゴリーを徹底して守りたいと思うのです。


「なぜやるんだ?絶対に成功しない」。ハード&グリーンに対し、流通コンサルタントの先生は皆そうおっしゃった。包丁やのこぎりといった金物は回転率が低いし、花卉(かき=観賞用の植物のこと)など園芸関係は手間がかかる。大型店の出店規制があったため、店舗面積は999平方メートルしかない。そんな小さな店では儲からないというんです。


人様の物真似でなく、お客さんの声を聞き、社員が頑張って新しい業態を作ってきた。それがハード&グリーンです。


「おい、これくれよ」と泥靴を履き、仕事着でぷらっと寄ってもらえる店です。田舎の頑固者でいいと思ってきたのが良かったのかもしれません。


ウチには日本一の販売シェアを持つ商品がざっと1000ある。たとえば、年間115万足を販売する長靴。工事現場の足場に使う単管パイプは1万トン。セメントは20キログラム入りが100万袋。灯油は31万2000キロリットル売れています。当たり前なんですよ。店数が圧倒的に多いハード&グリーンは、一般のホームセンターに比べて小型なので、一店に1万8000アイテムしか置けない。その分、一単品の扱いが増えます。


ホームセンター事業に乗り出す前、郷里の新潟三条の金物工場に燃料を販売していた関係で、流通の遅れをたくさん目にしてきました。一次、二次の代理店価格がある。問屋は人海戦術で物流作業をしているので、20から25%の粗利がありながら儲かっていない。メーカーから直接買い付け、物流のイノベーションを起こし、どこにも負けない商品力と便利な店舗をたくさん持てば、必ず支持される自信がありました。


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