徳力基彦の名言 一覧

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徳力基彦のプロフィール

徳力基彦、とくりき・もとひこ。日本の経営者、ブロガー。「アジャイルメディア・ネットワーク」社長。名古屋大学法学部卒業後、NTTに入社。法人営業やIR活動に従事。IT系コンサルティングファームなどでマーケティングやPR業務に携わったのち、アジャイルメディア・ネットワーク設立に参画。その後同社CMO(最高マーケティング責任者)を経て社長に就任。また、企業がソーシャルメディアを正しく活用することについて啓蒙活動を行った。著書に『デジタル・ワークスタイル』『アルファブロガー』ほか。

ネット発の情報可視化の流れは止められないのです。ネットを遠ざけるのではなく、積極的にネットを活用できる企業ほど「炎上」にも強くなる。その点を理解してほしいと思います。


本人たちには気軽な「いたずら」でも、特に食品衛生を巡るトラブルは企業にとって致命的なダメージとなりかねません。厳しい対応は当然でしょう。実際、厳しい対応がされることが広まれば、ネット「炎上」の抑止には効果があります。「バカな行為」のもたらす結果について従業員が正しく認識するようになれば、こうした問題は起きないはずです。この構造は飲酒運転と似ています。厳罰化により、飲酒運転が自分だけでなく、家族や職場も巻き込む危険行為だという認識が広がりました。「バカな行為で職を追われる」とわかれば、状況は変わってくるでしょう。


パソコンからネットを始めた人は、ネットは「検索」のできるオープンな空間だと理解している人が多いでしょう。一方、スマートフォンからネットを始めた人は、ツイッターやLINEなどからネット活用を始めた人が多く、ネットとは友人とつながる。プライベートな空間だと誤解しがちです。ある経営者は、従業員の前で、ツイッターの過去の書き込みがすべて検索できることを実演してみせて、はじめて軽率な書き込みの怖さをわかってもらえた、と話していました。


「バカな行為」を自らネット上に公開している人の特徴は、「見られている」という意識の低さです。ツイッターで問題を起こした人のアカウントを見ると、やり取りをしている「フォロワー」は数十人程度と少なく、ほぼ全員が友達というケースが多いようです。そのため仲間内でメールをやり取りするようにツイッターを使っています。ところが、そうした書き込みは「公開設定」となっているので、誰でも簡単に見ることができます。仲間に自慢するために「こんなことをしてやったぜ」と投稿した写真は、犯罪行為の動かぬ証拠になります。「炎上」という事態に陥って、はじめて「バカなことをやった」と気づくのです。


ソーシャルメディアの普及で、さまざまな情報が可視化され、企業の本質が問われるようになっていると感じます。たとえば従業員の「バカな行為」がたびたび報じられるような企業は、管理体制や士気に根本的な問題を抱えている可能性が高いと考えることもできます。従業員の満足度が高い企業であれば、「会社に迷惑をかけてはいけない」と考えて、社会常識に反した投稿は自然と控えるはずだからです。


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