広中平祐の名言 一覧

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広中平祐のプロフィール

広中平祐、廣中平祐、ひろなか・へいすけ。日本の数学者。数学の世界的賞フィールズ賞を日本で2番目に受賞した人物。京都大学理学部で修士号取得、ハーバード大学で博士号取得。特異点解消の研究でフィールズ賞受賞。コロンビア大学教授、ハーバード大学教授、京都大学教授。数理科学振興会理事長。富士フィルム、日興証券のCMに出演した

知識とか経験の蓄積というのは怖いものです。発想の壁を作ってしまい、自由な考え方ができなくなってしまう。自分でも気づかないうちにだんだん周りが見えなくなっていき、若い芽を摘んでしまう。ベテランが絶対にやってはいけないことです。


出身地である山口に「やんがやあ」という言葉があります。どんな失敗や不幸に遭っても、済んでしまったことはあとで地団駄踏んでも仕方がない。悲嘆に暮れず、前に進めというような意味です。ド田舎から出てきた私に根性を与えてくれた言葉です。


コロンビア大学にいたころ、メキシコ出身の数学者がいました。とても真面目な人物でしたが、お世辞にも数学のレベルが高いとは言えません。ところが、あるとき、一流の数学者が束になっても解けなかった超難問を簡単に解いてしまったのです。皆、びっくり。ベテランが気付かなかった盲点を突く見事な着想でした。


私自身、ベテランの仲間入りをして見えなくなったものがたくさんあるでしょう。肝に銘じているのは、後輩をディスカレッジ(意欲を削ぐことを)するようなベテランにはなるまいということです。「面白いじゃないか、やってみろよ」と言えるポジティブなベテランであり続けたいと思っています。


数学の世界でもビジネスの世界でも、秀才ばかりでは成り立ちません。元気のいい「落ちこぼれ」が時々思いもよらない大きな仕事をなし遂げることがあるんです。


当時、ハーバード大の担当教授からは「歯を大事にしておけ」とよく言われたものです。歯を食いしばって頑張っても、簡単には解けないよという意味です。でも、自分なりにいろんな道具を作って何とか解いてやろうと。熱意だけが私の頼りでした。


独創のコツは第一に結果がどう出るかわからないのにコツコツ努力を続けること。第二はここ一番という時に打って出ていく勇気、博打根性といってもよい。この両方がないとせっかく持っている力も出し切れない。


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