平田正の名言 一覧

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平田正のプロフィール

平田正、ひらた・ただし。日本の経営者、農学博士。協和発酵工業会長。群馬県出身。東京大学農学部を卒業し、協和発酵工業に入社。同社で取締役、常務を経て社長。カンパニー制を導入し、事業部ごとに責任を明確にし業績を向上させた。三井情報開発と合弁で遺伝子情報の研究開発企業株式会社ザナジェンを設立した

大事なのは社員が改革を必要なものと理解して主体的に取り組むかどうかです。押し付けられてやるだけでは本物になりません。私は、各カンパニー(事業部を独立会社のような形態にしたもの)と会社全体のそれぞれに事業戦略コミッティーという組織を設け、経営トップに加えカンパニーのトップと事業の将来を担う若手のエースを入れて改革の推進役としました。それぞれの事業が、市場の中でどのような位置にあり、強み弱みがどこにあり、何を改革していくべきかを考える組織です。


私が社長に就任して以来、思い切った選択と集中に取り組みましたが、これは気をつかいました。選択と集中は「医療品」「バイオケミカル」「化学品」と、消費者向け「酒類」「食品」などの部門別にカンパニー制を敷いたところから本格化させました。各事業とも研究開発から販売まで一気通貫の組織として、事業責任を明確にしたのです。


問題は改革にブレーキをかけないだけでなく、アクセルを踏むものにできるかどうかでしょう。企業の効率化は絞るだけではなく、人や技術を含めた持てる資産が機敏に動けるようになるかどうかです。選択と集中の意味はそこにあるはずです。


いまどき選択と集中といっても、もう珍しくもなんともなくなりました。それくらい日本企業も経営改革が進んできたということでしょうか。ただし、頭で考えるのと実際とはまったく異なります。単なるリストラで利益を出しても、次の成長の仕掛けを施した改革をしないと、選択と集中の後に大きな差がつくのではないでしょうか。


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