平本清の名言 一覧

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平本清のプロフィール

平本清、ひらもと・きよし。日本の経営者。広島県出身。メガネ21創業者。高校卒業後、広島最大手のメガネチェーンに入社。本店副店長、商品部長、電算室長などを務めたのち、社長交代劇で解雇される。その後、同チェーンの同僚たちとともにメガネ21を創業し、同チェーンをグループ売上84億円を超える企業に育て上げた。また、内部留保ゼロ、給与賞与すべて公開、社長任期制、ノルマなし、すべての経営情報の社員へ開示、社員からの直接金融、ウェブ上での全社員参加の経営会議など独自の経営手法を取り入れた。『会社にお金を残さない! 「ノルマなし!管理職なし!給料全公開!」の非常識な経営術』『丸見え経営 すべてを見える化すると効率が劇的に高まる!』など。

本当の優秀な経営者だったら、会社をどこかでリセットすべきです。それには会社を左前にするか、新会社をつくった方が早いでしょう。でなければ「恕(他人への思いやり)」の心で、経営幹部の何人かが自ら犠牲になればいい。不可能ではないはずです。


いまは下にいる者の方が情報に精通しています。ITというのは本当にすごくて、組織の下が上よりも知るようになり、上が何も知らないバカだということを見抜いています。現場の情報を斟酌(しんしゃく)することに長けた偉いトップもいますが、経営トップの回転の遅いギアに、若手の高速回転のギアをつなげたって、ゆっくりとしか回れないのです。


ピラミッド型の組織は、内部にクローズされた情報を何でもオープンにしていくことですごい合理化ができます。


戦後の焼け跡から立ち上がった名経営者は、尊敬する松下幸之助をはじめ、皆が論語を読んでいます。上に立つ者のすべきことや心構えが書いてあるのです。でも、二代目以降のサラリーマン経営者は論語を読まないでしょう。気が付いたときには不合理なピラミッド型の組織と派閥の服従関係ができあがり、派閥同士がせめぎ合って下す決断も合理性とは程遠い代物になってしまいます。情報伝達も上から下への伝言ゲームみたいになってしまうから、組織の下の方はバカになっていくのです。


企業のイノベーションを妨げているのは経営管理です。ほんとは社員も賢くて、きちんと自己管理できるものです。当社の人事破壊システムは、以前勤めた会社でピラミッド型組織のマイナスを嫌というほど体験したから可能となったんです。


本から学ぶ人には、その人の中に肚の座った何かがあるはずです。でないと、何冊読んだって役に立ちません。


「株式上場すれば儲かるのに」という人もいますが、上場したあとに入ってきた社員は何の得にもならないでしょう?それより利益が出たら社員で分け合う。商品もどんどん値引きしてお客様に喜んでもらう。その方がみんな幸せになれるじゃないですか。


メガネ21を創業する前に勤めていた大手メガネ店で、社員を何より大切にし、自身は贅沢をせずに会社を大きくしてきた創業者が退き、アメリカ帰りの2代目があとを継いだ途端、組織はガラリと変わりました。経営者の一族だけに権力と富が集中する仕組みになってしまいました。経営者が全権を握ると、その人がこけたら会社もダメになります。ならば権限は全社員に分散させればいいのです。ホストコンピュータがダウンしても、全体で分散処理できるインターネット型の組織にすればいいのです。
【覚書き|独自な経営の仕組みをつくるきっかけを語った言葉】


人間は生活が保障されてはじめてモラルを持つ生き物です。社内格差があまりに激しければ、下の方に位置付けられた社員はやる気をなくして、他人の足を引っ張るようになるでしょう。


組織にはある程度の競争は必要です。しかし、決まった仕事をきちんとこなしてくれる社員も大事です。適材適所でチームが回ればいいのです。


すべてを徹底的にオープンにすれば、その情報を利用して社員一人一人が自主的に動くようになり、結果的に業績は上がるものです。
【覚書き|社員全員に会社の財務状況、各店の損益、今後の経営展開、全社員の人事評価と給与賞与の額まですべて公開している理由について語った言葉】


(ウェブ上で全社員の意見を募り、経営方針を決めているのは)会議のために集まる必要がなく、決定も早いのです。効率化を追求した結果です。


トップの私たちが先に誠意を見せるからこそ、社員たちは納得してくれる。


当社は創業期から社員借り入れによる資金調達を継続しています。会社に出資しているということは、社員であると同時に、会社のオーナーでもあるということです。実際に株式も社員で持ち合っており、社員というよりも「共同出資者」と言ったほうが実態に合っています。オーナー経営者が自分の会社のために必死になって働くのと同じように、社員たちが会社をよくするために一所懸命に働くのは当然です。


会社の経営方針も、社員からの提案も、いつでもだれでも書き込むことができ、だれでも反対意見を述べられる。あいだに中間管理職のような人を介さないので、全社員が即座に、かつ正確に情報を共有し、決定までのスピードも、周知徹底も、とにかく速い。「打てば響く」と言えば、これほど響きが感じられる会社は、そう多くはないのではないでしょうか。


当社には稟議書もありません。重要事項を含むあらゆる提案は社内ウェブに書き込みます。反対意見があればだれでもそこに書き込めますが、特に反対の理由がなければ何も書きません。反対がないイコール賛成とみなして、その提案は提案者によって実行に移されるのです。いちいち会議を開く必要もないので、手間も時間も費用も省かれ、話が早い。


当社ではありとあらゆる情報をオープンにしています。もちろん社内向け、社外向けという一定の区分はありますが、社内向けに関しては、「21ネットワーク」という名称の社内ウェブを最大限活用して、本当に何もかも丸見えにしているのです。会社の財務状況はもちろん、各店舗の損益、出店計画の進捗など、いま会社がどのような状態にあるのか、社員はすべて知ることができます。


店舗責任者は、万が一クレームが発生したときに矢面に立つ係であって、その店で一番偉いわけではないのです。


当社には肩書がない。現在170名の社員がいますが、專務も常務も部長も課長も係長もいません。社長はいちおういますが、あくまで対外的な肩書で、しかも4年の任期付き。社内ではだれも「社長」なんて呼びませんし、仕事は店舗での接客やメガネの調整など、ほかの社員と同じ仕事をしています。またルール上、社長より社員のほうが年収が高くなるケースもあります。


入社希望者や取引先、各メーカー、マスコミといった外部の方々との電子メールのやり取りについても、社内で共有すべき内容があるものは社内ウェブに掲載します。これにより、たとえばある社員が休んでいるあいだに、その人が担当する案件で問い合わせがあっても、他の社員がウェブを見て対応できます。これだけでもかなり業務の効率化が図れます。


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