常盤百樹の名言 一覧

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常盤百樹のプロフィール

常盤百樹、ときわ・ももき。日本の経営者。四国電力社長。香川県出身。京都大学法学部卒業後、四国電力に入社。営業部長、企画部長、支配人、取締役、電源立地推進本部副本部長、常務、営業推進本部長、副社長などを経て社長に就任。

現場こそが事業力の源泉であり、現場からのアイデアはひとつずつが財産です。


四国電力は、販売電力量が東京電力の10分の1、関西電力の6分の1と電力10社の中で規模は小さい。その小さい会社が大手と競争するときに何が強みなのか、よく考えてみると、小さいながらゆえに持てるスモールメリットが3つあると私は言っています。

  1. 社員とお客様の距離が近いこと。
  2. 社員同士の距離が近いこと。
  3. 社員と設備との距離が近いこと。

お客様との距離が近ければサポートができますし、社員同士の距離が近ければコミュニケーションのスムーズになります。多くの社員が設備に触れ熟知することで、運用やコストダウンに創意工夫が働きやすくなります。


社長に就任してから全事業所を回っています。事業所は都市部だけでなく、山間地域にもありますから、一泊二日のスケジュールで回ります。高松から高地に行き室戸を経由して徳島に、そこから川をさかのぼって徳島の西部地域を回り高知に戻ってくるという具合です。従業員の事務机の前に座り、「元気に仕事をしてほしい。風通しの良い職場にしてほしい。そのためには何でも言ってほしい」と言葉をかけます。ときどき「珍しい。社長が山の中まで来た」と写真を撮られることもあります。


営業推進本部長だったときに、お客様から省エネルギーについて相談を受けたことがあります。部下がどうすべきかと聞くので、積極的にやりなさいと答えました。それに対して部下は「そういうコンサルをすれば電機が売れなくなります」と心配したものです。電力が少々売れなくなっても、お客様が元気になればその設備を増設し、また電気を使っていただけます。お客様のニーズを近視眼的に見てはいけません。


かつて最下位の成績であった四国のある自動車ディーラーが、顧客に徹底したアフターサービスを行ったところ、口コミでそれが伝わり数年後に成績が上位にランクされるようになったそうです。それを手本として、使っていただいたお客様が当社のファンになっていただけるようなアフターサービスをしなければいかんとハッパをかけているところです。


我が社には多種多様な技術者がいます。電機の専門家はもちろん、火力発電では熱や蒸気の専門家、機械の専門家、電圧を変える変電技術者、それに情報通信の専門家もいます。大口のお客様から蒸気や熱をもっと効率的に使いたいという要望があれば、彼ら技術陣を動員して相談に応ずるというコンサル業務を始めました。初年度は34件でしたが、6年後には589件となり、まだ増え続けています。


料金の値下げの努力に加え、現在取り組んでいるのが、非価格競争力の強化です。これは、信頼され選択される四国電力をどう作り上げていくかということです。このためお客様の立場に立った発想で、積極的に現場に出向いて提案しサポートしていく体制づくりを強めているところです。


電力事業は10年前に競争の時代へと移行し、現在では、一般家庭を除くほとんどのお客様が自由に電力会社を選ぶことができるようになるなど厳しい競争環境下にあります。電力自由化の時代においては、コストダウンによる価格競争力を強化し、お客様から信頼され選択していただく企業になることが最も重要です。


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