川本隆一の名言 一覧

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川本隆一のプロフィール

川本隆一、かわもと・りゅういち。日本の経営者。INAXの社長。愛知県出身。早稲田大学理工学部卒業後、伊奈製陶(のちのINAX)に入社。取締役、住空間事業本部設備事業部長、経営企画部長、常務、タイル建材事業部長、マーケティング部長、国際事業本部長、専務などを経て社長に就任。

企画書に必要なのは複数の要素や特徴を落とし込み、読み手を感覚的にひきつける一言です。そのために、その機能の形態を何に例えるとわかりやすいかを考えることが必要になってきます。人間の心の機微をとらえた一言こそが読み手の気持ちを動かします。ものづくりという仕事は、そんな人の心の動きをつかみとる戦略なしには決して成立しません。


企画書で最終的に相手を説得するには、読み手が見たことも聞いたこともないものを、いかに上手な比喩で表現するかも重要です。技術者として図面を描くときは、あらかじめ完成図のブループリント(青写真)が頭の中にできているものです。しかし、部外者に説明するとき専門用語を使っても伝わりません。


企画書で必要不可欠なのは、コスト的な要素です。どんなに魅力的な商品でも、ビジネスとして成立しない企画は論外です。


理想的な企画書とは、何が何でもやるという熱意を大前提に、正確かつ簡潔で、ポイントだけが表現されているものです。ここでいうポイントとは、「Why(なぜやるか)」「What(何をやるか)」「How(どうやってやるか)」の3要素のうち、読み手が必要なものだけをわかりやすく述べることです。


商品開発に携わるようになって最初に手掛けたのは、電源の必要がない自己発電型自動水栓の企画書でした。形式にこだわらず書き上げましたが、綿密な調査をもとにした熱意が伝わったのか無事に実現し、第一回の省エネ大賞を受賞しました。


技術者だったころは、図面さえうまく描けていればよいと思っていました。けれど、商品開発に携わるようになってから、いろいろな人を巻き込み、動いてもらうような企画書を書かないと仕事はできないと思い知りました。


人の自我とは生まれながらのものではなく、親や自分を取り巻く環境によってつくられたものです。けれど、自分の心のありようこそ、最も冷静に見ることが難しいものでもあります。何かに対して怒り、嫉妬、絶望などの感情を覚えるとき、その根源は一体なんなのか。重要な決断を下すとき、私利私欲や邪な心に犯されてはいないか。あえて冷静に振り返るように努めることで、真の解決策が見えてきます。


40歳くらいのとき、仕事で壁にぶつかり、思うように周りから評価もされず、非常に迷っていた時期があります。かの孔子は「四十にして惑わず」と述べていますが、凡人にとっては、なかなかそうはいきません。逆境にあって、人生とは何か、生きるとは何かを真剣に考えさせられました。


仏教の言葉で「実のごとく自心を知る」というものがあります。ありのまま己の心を知るという意味です。自心は自分が一番知っていると思い込んでいるのが、じつは大間違いであり、それとじっくり向き合うことで、真実に気づくことができるのだと説いている言葉です。


経営者にとって、自らの命(めい)、すなわち社会に対する役割を強く意識するようになりました。仕事を通じて社会貢献することを、人生の一部として歩んでいこうと思っています。


私たちが人生です遇する悩みや迷いは、すべて己の心から生み出されるものです。だからこそ、自らのうちにあるものを常に客観的に見る努力を忘れてはいけません。


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