川上徹也(パナソニック)の名言 一覧

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川上徹也(パナソニック)のプロフィール

川上徹也、かわかみ・てつや。日本の財務家。パナソニック経理大学学長、松下電機産業CFO(最高経営責任者)。関西学院大学経済学部卒業後、松下電器産業(のちのパナソニック)に入社。経理部長、取締役、常務、専務、副社長などを経たのち、常勤顧問、松下経理大学(のちのパナソニック経理大学)学長などを務めた。主に経理・財務畑を歴任し、CFOとして活躍した。そのほか、CFO協会理事、日本証券業協会自主規制委員、関西学院大学大学院経営戦略研究科客員教授、松下政経塾監事、経済産業省高度金融人材産学協議会会長代行、関西経済連合会評議員などを務めた。

日々の仕事では、枝葉や、今日明日のことよりも本質を見なければなりません。


仕事が上手くいかないときもあります。そういうときに相手が悪いと思わない方がいい。半分以上は自分が悪いと思った方が、上手くいきます。権力や地位を振りかざすのではなく、素直な心で学び続ける姿勢を大切にする必要があります。


普段当たり前に思っている自分の健康、家族、部下が遅くまで働いてくれることのありがたさは、自分が弱い立場になったときにこそわかります。


松下電器で7年間のCFOとしての経験から、5つのことが大事だと学びました。

  1. 難しいことを易しく伝えること。
  2. 本質的、長期的、多面的にものごとを考えること。
  3. 事前の一策は、最後の百策に勝るということ。
  4. 自分自身の言葉で伝えること。
  5. 素直な心と、学ぶ心を持つこと。

CFO(最高財務責任者)として冷静に数字を見るのはもちろん大事ですが、数字の背後で必死に働いている人たちの気持ちを決して忘れてはなりません。


いま改めて一連の改革を振り返ると、この経験は非常に貴重でした。私は腹が据わっていない平凡な会社員でしたが、危機と改革を通じて鍛えられました。
【覚書き|CFOに就任した年にITバブルが崩壊し、その後、中村邦夫社長(のちに会長)の経営改革をCFOとして支え、V字回復を成し遂げた当時を振り返っての発言】


CFO(チーフ・ファイナンシャル・オフィサー、最高財務責任者)の役割は「チーフ・フォーカス・オフィサー」だとつくづく思います。何を優先するか示さなければなりません。目指すものが多いと、本当に大事なものが見えなくなるからです。


部下や他部署の人に何かを伝えるときに、トップがこう言っているとか、事業部長がこう言っているからと話しても、説得力に欠けます。「私はこう考えています」ということを自分の言葉で伝えた方がいいでしょう。


会社の中で本音で話せる人がいるといいですよね。僕もそんな人がいない時期があったので、家に帰って妻と話をしていました。


私の信条は「クリーンハンド」「クールヘッド」「ウォームハート」です。人に避難されないようなキレイな手で、冷静な頭で数字を扱う。そして、相手を理解しようとする温かい心を持つ。とくに最後の温かい心を大事にしています。結局、優しさとは相手の立場をどこまで理解できるかだと思います。


会計や経理は他の部署の人にとっては難解に感じられるものです。専門用語や数字を振りかざすと、難しいと受け止められやすい。内容や真意をしっかりと伝えて、相手に動いてもらって、成果を出してもらわなければなりません。


若手を選抜して、「経理規定を含めてシステムを抜本的に変えたい。3か月でやってくれ」と頼みました。中間報告を聞くと、稚拙な点が目立ちました。「なんでこんなものになるんだ」と正直思いましたが、ここで彼らを否定すると、プロジェクトがつぶれる。グッと我慢して、活動を見守りました。こうして生まれた経営の仕組みの改革案は期待以上でした。
【覚書き|松下電器の経営改革案をまとめたときを振り返っての発言】


危機と改革から学んだ経験を語り継ぐことが大事だと思っています。いま、私はパナソニック経理大学の学長として、経営幹部や社員に、研修を通じて自分の経験を伝えています。


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